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ストレス太りは本当に起こる説

〖プロローグ〗

ストレスで太る、という話はかなり実感と結びつきやすい。

嫌なことが続くと甘いものが欲しくなるし、寝つきも悪くなり、運動も面倒になる。

だからこの説はかなり本物っぽい。

実際、完全な気のせいではない。

ただし、ストレスがある人すべてが同じように太るわけでもない。

〖結論〗

この説は正しい。

ストレスは食欲、睡眠、活動量、衝動性を通じて体重増加に関わりうる。

ただし、その出方には個人差がある。

ストレスで食べられなくなる人もいれば、強く食べに向かう人もいる。

起こること自体は本当だが、反応パターンは一つではない。

〖エビデンス〗

研究では、慢性的なストレスが高脂肪高糖質食品への欲求や、情動的摂食の増加と関連することが示されている。

また、ストレスは睡眠を乱し、睡眠不足はさらに食欲や意思決定を崩しやすくする。

加えて、ストレス下では活動量が落ちたり、アルコールや間食が増えたりしやすい。

体重への影響は、これらの経路が重なって現れる。

〖研究から分かること〗

ストレス太りは、ホルモンだけの話ではない。

生活全体の崩れ方の問題である。

食べる量が増えるだけでなく、選ぶものが変わり、動かなくなり、記録もやめ、回復も遅れる。

だから対策も単に我慢することではなく、ストレス下で崩れやすい行動を先に決めておく必要がある。

〖なぜこの説が広まったのか〗

多くの人に体感があるからだ。

しかも、ただの食べ過ぎではなく、つらさと結びつくため記憶に残りやすい。

これは珍しく、広まった説の中でもかなり現実を捉えている部類である。

ただし、それを理由に無条件で体重増加を受け入れるのもまた違う。

〖制御ダイエット理論視点〗

ストレスはノイズではなく、制御系全体に干渉する外乱である。

だから食事だけを締めても足りない。

睡眠、移動、買い置き、夜のスマホ、記録負荷を同時に軽くする必要がある。

ストレス期には理想運用ではなく、崩れ幅を最小化する省エネ設計が強い。

〖まとめ〗

ストレス太りは実際に起こりうるが、経路は食欲だけではない。

睡眠、活動量、衝動性、記録中断まで含めて体重管理を崩しやすくする。

対策は気合いではなく、ストレス下でも崩れにくい軽量設計である。

〖参考文献〗

Torres SJ, Nutrition, 2007。 Adam TC, Physiology and Behavior, 2007。 Sominsky L, Frontiers in Psychology, 2014。

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このシリーズは、 知識を単発で増やすためだけのものではない。

減量を"思いつき"ではなく"構造"として捉えるために書いている。

気になるところから辿ってもらえたらうれしい。

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