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休職中に旅行したらアウト?――「うつ」と会社とSNSの、ややこしすぎる三角関係

「休職中やねんけど、ちょっと気分転換に旅行行きたいな…」
「いやでも、SNSに載せたら会社にバレるんちゃうか…?」

これ、実はめちゃくちゃ多い悩みです。
しかも最近は「海外旅行+SNS」という地雷原セットが標準装備になってる。

今回は

  • 休職ってそもそも何なん?

  • 休職中はどこまでOKで、どこからアウト?

  • 配置転換・傷病手当金・業務上かどうか
    このへんを、法律目線でやさしく、でも現実的に見ていきます。

なお、この記事は
「会社と戦え!」でも
「会社の言うこと全部聞け!」でもありません。

**“揉めずに生き延びる現実解”**を探す回です。



そもそも「休職」って、めっちゃ優しい制度やで

まず大前提。

休職って
👉「社員を守るためのご褒美制度」
ではありません。

どちらかというと、

「本来ならクビにできる状況を、ちょっと待ったるわ」制度

です。
冷静に言うと、かなり情け深い。

会社と社員の契約って、基本は
「働く → 給料もらう」
ですよね。

ところが、私傷病(仕事以外の病気)で
「働けません」ってなると、本来は契約不履行。

そこで
「治るまで一回休も。治ったら戻ってきてな」
猶予期間をくれるのが休職。

つまり会社側から見ると

  • 給料は払わない

  • 席だけは残す

  • でも期限付き

という、かなり譲歩した状態です。


「元の職務に戻せない場合、他の職務」ってアリなん?

就業規則によくあるこの一文。

元の職務に復帰させることが困難又は不適当な場合には、
他の職務に就かせることがある。

これ、実はかなり重要。

「いやいや、まず元の部署に戻してからやろ」
って思う人、多いですが――

法律的には問題なしです。

なぜかというと、

  • うつ病や適応障害は
    「元の環境そのものが原因」
    になっているケースが多い

  • 無理に元の職場に戻す方が
    再発リスクが高い

裁判でも
👉「いきなり配置転換」は合理性があればOK
と判断されることが多いです。

むしろ
「元の職務に一回戻らなあかん」
という方針の方が、危ないこともある。



休職中のお金問題:傷病手当金はいつまでもらえる?

ここ、めっちゃ現実的。

傷病手当金は
👉 最長1年6か月

しかも

  • 会社を休み始めてから

  • 連続でなくても

  • 通算で1年6か月

です。

「ちょっと元気になったから復職→再休職」
を繰り返しても、
リセットはされません。

なので、

「そのうち治るやろ〜」

とノープランでいると、
お金が先に尽きます。

これはガチ。


それ、業務上の病気?それとも私傷病?

ここも誤解多い。

例えば

  • 人事異動

  • 職場がガラッと変わる

  • 上司・同僚が変わる
    → 適応障害で休職

これ、感覚的には
「仕事のせいやん!」
なんですが……

原則は私傷病です。

業務上(労災)になるには

  • パワハラ

  • 長時間労働

  • 明確な過重負荷

など、ハードルが高い

異動そのものは
「会社の正当な業務命令」
とされやすいので、

👉 適応障害=即労災
にはなりません。

ただし、
異動+明確な嫌がらせ
とかなら話は別。



で、問題の核心

休職中に旅行ってアカンの?

結論から言うと、

👉 ケースバイケース
👉 精神疾患は特にグレー

です。

法律に
「旅行禁止」
なんて書いてありません。

しかも裁判では、

うつ病の療養において、
日常生活や外出が回復に資することもある

と明言された例もあります。

つまり

  • 旅行=即アウト
    ではない。


じゃあ何がアウトになりやすいん?

ポイントはここ👇

① 医師の指示に反していないか

  • 主治医が「OK」と言っているか

  • 診断書の内容と矛盾していないか

② 会社への説明と整合しているか

  • 「外出もつらい」と言ってたのに海外旅行
    → これはさすがにツッコまれる

③ SNSに載せてないか(重要)

これ、現代最大の地雷。

旅行そのものより
**「楽しそうな写真」**が問題。

会社からすると

  • あなたの仕事を肩代わりしてる人がいる

  • 無給で席だけ残してる

その状態で
🌴🌺✈️🍹
みたいな投稿見たら……

そら感情的になります。

法律以前に
人間関係が死にます。


旅行以外はどうなん?

買い物・ジム・趣味活動

これも同じ考え方。

  • 買い物 → 日常生活レベルならOK

  • ジム → 医師が許可してればOK

  • 音楽・演劇など趣味 → グレーだけど可能性あり

ただし!

  • 定期的

  • 有料公演

  • 仕事っぽい活動

になると
「療養専念ちゃうやん?」
と言われやすい。

“本気度”が上がるほどリスクも上がる
と思っといてください。


結局どうすれば一番安全?

答えはシンプル。

1️⃣ 主治医に確認
2️⃣ 会社に事前相談(簡単でOK)
3️⃣ SNSには載せない

これだけで
トラブル確率は激減します。

「黙って行って、黙って載せる」
が一番あかん。



まとめ:正解は「合法」じゃなく「揉めない」

休職中の行動って、

  • 法律上OKでも

  • 人間関係で詰む

ことがほんまに多い。

大事なのは
「勝てるか」じゃなく
「静かに復帰できるか」

休職は
戦う期間じゃなく
回復して戻るための準備期間

その目的を忘れへん限り、
選択はだいぶ見えてきます。

無理せず、でも雑にならず。
このバランスが一番むずいんやけどな。

#日経COMEMO #NIKKEI


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