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相続対策はすべての家族がやるべき #54

こんばんは。
今日も静かに始めさせていただきます。

ふくるんの提供する仕事のテーマは「出産から相続まで」です。

出産関連はいくつも記事にしてきました。
アクセス数が多い記事を2つ貼っておきますね。

今回は、もうひとつの「相続」について述べてみましょう。

ヒトは、この世に生を授かり、必ず死を迎えます。
生物学的にしごく当たり前の話ですよね。

ですが、この事実に向き合えない大人はたくさんいます。
読者のみなさまもこの「あたりまえのことに向き合えない大人」がすぐに思い当たりますよね。

自分が該当することもあるでしょう。
両親はいかがでしょうか?

向き合えないためにトラブルに発展することが、大切な人を苦しめます。
それが「相続」です。

難しい問題と対面しなければならないのですが、セオリーを知ると少しだけ気持ちが軽くなるかもしれません。

それがふくるんの狙いです。

感情が複雑に絡み合う可能性が高いのでスムーズに事が運ばない。

でもセオリーを知っておくことで、自分の立ち位置は把握できます。

それではスタートです。


■相続対策には「順番」がある

分割・納税・節税の3ステップで考える

これが本日の結論です。

詳しく語る前に、実際にあったトラブルを踏まえて、相続との向き合い方を考えてみましょう。

➢「相続」の意味を正しく理解していますか?

相続の話題は、家族の中でもっとも触れにくいテーマのひとつです。

「まだ早いよ」「縁起でもない」と言われてしまうことも多いですよね。

準備の必要性を理解していても、最初の一歩が踏み出せないまま時間だけが過ぎていきます。

けれど、相続は「いつか必ず訪れる出来事」です。

「相続」=「人が死ぬこと」
なので、あなたに関する相続の可能性は100%です。

この100%の確率で起きる(もはや「確立」という言葉は正確ではない)「相続」が、自分の人生において「何度」起きるかを単純に計算すれば、「相続」の重要性と不可避性が強く認識できますよね。

➢違うものと一緒にしない

相談に乗っていると、よく「相続」と「相続税」をごっちゃにしてしまっている人を見受けます。

「私には相続なんて関係ないから」
このセリフは言葉を正しくとらえていない証拠です。

これ「私は不死身ですから」と同義なのです。

そんな人間は存在しないので、言葉の解釈を誤っている可能性が非常に高いと判断しています。

確かに「相続税」は関係ない人はいます。
でも「相続」はすべての人が100%発生する問題です。

信じられない事例を紹介しますね。

相続税は関係なくても、ふくるんの関係者に遺産が4,000円でトラブルを起こした親類がいます。

読者の方は「ウソでしょ?」と思うかもしれません。

ふくるんも当然みなさまと同じような「ウソでしょ?」驚きというか衝撃がありました。

でもいまは「相続」と向き合えない人たちには起こるべくして起きた事象だと感じています。

➢相続対策には順番がある

そして、相続対策には明確な順番があるという事実を知っているかどうかで、家族の負担は大きく変わります。

相続の順番は、次の3つです。

①分割対策
②納税対策
③節税対策

ふくるん提唱の相続対策の順番

多くの人が「節税」から考えがちですが、これは順番としては最後。

まずは“誰が何を受け取るのか”という分割の整理ができていなければ、節税の工夫も意味を持ちません。

あえて注意喚起をさせてもらいます。
相続“税”対策からはじめてしまうのは明らかな間違いです。

対策を講じたのにトラブルを起こすケースでよくみられます。

この段階では、相続対策には順番があることと税金対策から始めることはNGとだけでも覚えておきましょう。

■心構え:同意を得ることは簡単ではない

さて、これからは自分の両親に対して「相続対策」をお願いすることを想定して記事を進めていきますね。

相続の準備を進めるうえで、最初の壁は「両親の同意」です。

専門的にはご両親が「被相続人」で子どもである自分が「相続人」のケースになります。

これは、想像以上に難しいものです。

・親自身が老いを認めたくない
・お金の話をしたくない
・家族仲が良いからこそ、話題にしたくない

こうした心理が重なり、話し合いが進まないケースは珍しくありません。

だからこそ、同意を得るためにできることは全部やるという姿勢が大切です。

・メリットとデメリットを、淡々と、事実として提示する
・感情ではなく「家族の未来を守るための準備」という位置づけにする
・いきなり結論を迫らず、段階的に話す

相続の話は、押し切るものではありません。
けれど、避け続けても問題は解決しません。

とてもセンシティブな話題です。

親子間では「遠慮」という感情の壁が発生しないために、とりわけこじれやすいです。

その場合には、外部の第三者を利用して客観的に「制度」の話からスタートする方法もスマートな入口です。

いきなり弁護士や税理士、司法書士などの仕業の先生方では敷居が高いと感じられる方は、ファイナンシャルプランナー(FP)を利用してみましょう。

ふくるんもFPとしてかかわった経験を持ちます。

そもそもFPの資格を取得したのは、親族の相続に携わった経験がスタートでした。

#1の自己紹介を参考にしてくださいね。

■親の相続対策、なぜ今話しておくべきなのか

「相続の話なんて縁起でもない」「まだ元気だから大丈夫」。

親に相続対策の話をすると、多くの場合こんな反応が返ってきます。

子どもとしては心配しているだけなのに、まるで財産を狙っているように受け取られてしまうこともあります。

しかし、相続対策は「亡くなるための準備」ではありません。

残された家族が困らないための準備です。

特に不動産や預貯金、保険などを持っている場合、何も決めていないことで家族が手続きに苦労したり、兄弟姉妹の関係が悪化したりするケースは少なくありません。

親を説得するときに大切なのは、感情論ではなく理論で話すことです。

「心配だから」「お願いだから」ではなく、「何も決めていないと手続きが止まる」「相続人全員の同意が必要になる」「税金や費用が余計にかかる場合がある」といった具体的な事実を伝えましょう。

相続対策は財産が多い人だけの問題ではなく、誰にでも起こる家族の課題です。

先ほど4,000円でもめた例を出しましたね。

また、一度にすべてを決めてもらう必要はありません。

まずは財産の一覧を作る、エンディングノートを書く、専門家の話を聞くなど、小さな一歩から始めてもらうことが重要です。

なお、ふくるんとしてはエンディングノートは原則としておススメしていません。

エンディングノートはあくまで精神的な満足感です。

当然ながら法的拘束力はゼロで、制度に則っていない場合が多いので、あくまで「きっかけづくり」にとどめておきましょう。

エンディングノートを書いたから「相続対策」は終わっているんだ、との言質を鵜呑みにして、相続発生後にトラブルが発生するケースは多々あります。

エンディングノート依存はとても危険です。
「エンディングノートの書き込み=相続対策終了」ではありません。

ふくるんは、あえて厳しい言い方をするなら「エンディングノートはトラブルの火種」と捉えています。

話が逸れました。
戻しますね。

土俵に上がってもらえれば、その後の話し合いは進みやすくなります。

忘れてはいけないのは、本人が亡くなった後では意思を反映できないということです。

「本当はこうしたかった」という想いがあっても、家族には確認する術がありません。

だからこそ、元気な今のうちに話し合う価値があります。

相続対策とは、お金の話ではなく家族への最後の思いやりです。

未来のトラブルを防ぐために、ぜひ親子で一度向き合ってみてください。

■まとめ:家族を守るプロジェクト

・相続は順番がすべて
・親の同意は事実ベースで
・感情に巻き込まれない工夫が必要
・準備のメリットはトラブル防止・納税準備・節税余地

相続は家族を守るためのプロジェクト。

元気なうちに静かに向き合うことが、未来の安心につながります。

相続の準備は、家族の誰かが「言い出す」ことでしか始まりません。

そして、その役割を担うのは、あなたかもしれません。

相続の順番を知り、心構えを整え、感情に巻き込まれず、淡々と進める。

その積み重ねが、未来の家族の安心につながります。

■おわりに

あなたが抱えている小さな“不安”が、
今日、ほんの少しでも軽くなりますように。

いつでもここに戻ってきてください。

どこかの森で、またお会いしましょう。

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