『「聞く」ではなく「聴く」ための本/千葉紘子』を読んでみた
01 この本を手に取ったわけ
まずは、タイトルに惹かれたというのが一点。
ついに、そこに触れてくださいましたかという喜び。
「聞く」ではなく「聴く」。
これですよ。
「傾聴」の「聴」は「聴く」の文字。
「心で聴く」ことを意識するなら、
こっちの「聴」の文字の方がしっくりくると思っていたのですよ。
次に、女性の方が書かれているという点。
これまで紹介してきた二冊はどちらも男性が書いた本であった。
今回の著者はキャリアコンサルタントの千葉紘子(ちば ひろこ)さん。
女性の視点から書かれた本であれば、
またこれまでにない新鮮な発見があるかもしれないと
楽しみにしてこの本を手に取ったというわけだ。
今回もまたKindle Unlimitedなら無料で読むことができる!
02 この本に期待できること
この本を開いて「はじめに」と「目次」を読んだだけでも、
自分のニーズに合致して胸踊った。
千葉さんが
聴くための準備
に焦点を当ててくださっているからだ。
聴いている時より聴くための準備に重きを置く理由
という項目で、千葉さんはこう語っている。
「聞く」から「聴く」にするためには
自己理解は避けて通れないもの・・・。
・・・もし聴き手のあなたが話し手に気づきを得てもらいたかったり、
より良い関係を築きたいと思うのであれば、
まずは自分のことを深く知ることから始める必要があるのです。
しかし実際には、聴くための準備や振返り、自分にフォーカスした内容は
あまりないように感じます。
そこでこの本では、他ではあまり語られない、
でもとても重要な準備にフォーカスした内容にしました。
聴いている時の技術について書かれている本はあるが、
聴く前の準備について書かれている本は確かになかなかお目にかかれない。
ということで、
この内容について知れるだけでも期待MAX!
03 「ハッ」としたポイント
ハッとポイント01:準備に入る前に知っておきたいこと
準備より前があったんや!!!
それは知りたい・・・。
千葉さんは、準備に入る前に知っておくべき、
聴くことがもたらす三つのメリットについて教えてくださっている。
メリット1:聴くのは人のためでなく、自分のためにもなる
メリット2:聴く力が自分を柔軟にしてくれる
メリット3:聴き方が変わると人生も変わる
特に共感してグッときたのはメリット1についての
千葉さんの実際のエピソードとそこから得た教訓。
ある日、パートナーから相談したいことがあると言われて
話に乗ったものの、
仕事でへとへとで、疲れのためにとても話を聴ける状態ではなく、
しっかりとパートナーの話に集中することもできずに、
挙げ句の果てには「眠いのにごめんね」
と言われてしまう始末だったのだそう。
うわ〜、あるある〜🥹
そこから千葉さんは、
自分自身も大切にしなければ、真剣に相手の話を聴くことはできない
と学んだのだそう。
つまりは、自分の状態を整えて話を聴くことで、
集中力が上がり、頭の回転が速くなり、
相手の話に対する理解度が増す。
と同時に、
観察力の向上に伴う臨機応変な対応やアドバイスで
より相手に寄り添うことができる。
結果として、
相手にはスッキリ感、自分には達成感
といった双方にとって特別な時間にすることができる
メリットが生まれてくるわけだ。
自分自身を大切にする・・・
このポイントを知れただけでも読んだ甲斐があった。
ハッとポイント02:聴くは準備と自己理解で決まる
効果的な聴き方のための大事な準備として、
二つのことを提言してくださっている。
①自分の聴き方のパターンを知ること
②自分自身のコンディションを整えること
①について、
自分自身の聴き方の癖について考えたことがあるだろうか?
例えば、
反論しがち
〜しながら聞いている
別のことに意識が向いている
など。
眩米はよく奥さんの話を「ながら聴き」してしまう。
「よくないなあ、これ」と思っていたところ、
千葉さんが分かっていたかのように
「クセがあることを評価しないでください。」
と後述している。
そして、
大切なのは、自分がどういう聴き方のクセがあるかをしっかり自覚することです。
なぜなら、自覚できるということは、変えたいことがあれば変えることができるからです。
と仰せ。
良いとか悪いとかではなく、そういうところがあるっていう自覚かぁ。
たしかに、自覚があれば
俺はこういうところあるから気をつけよ!☝️
って前もって心構えできるもんなぁ。
②については、
聴く時の心理的なコンディションを整えるための
二つのステップが紹介されている。
ステップ1:自分の良い状態を知り、書き留めておく
ステップ2:自分をいい状態にできる方法をいくつかストックし、聴く前にやる
これは、ひすいこたろうお師匠の書いた
「幸せを超えるノート」のミッション05
にもあったぞ!!と嬉しくなる眩米。
自分の状態をよくする「My Happyレシピ」は聴く前の準備にも
応用できそうだ。
ハッとポイント03:マインドセット「CARD」
話を聴く際のマインドセットについても分かりやすく教えてくださっている。
千葉さん曰く、「CARD」という心構え。
C(Curiosity):相手を知ろうとする/好奇心
A(Attitude):「教えてもらう」という姿勢
R(Respect):相手を尊重する
D(Diversity):自分と相手の違いがあるから聴き手に新たな視点が生まれる
たしかに、聴き手であれば常に持っておきたいカードだ。
覚えやすいし、使いやすい。
04 読んでみての感想
共感できる箇所がこれまで以上に多く、
他の傾聴本と比較するわけではないが、
眩米としては「傾聴力オススメ書籍」のTOPに躍り出る良書だった。
なぜなら、眩米自身が、
聴く前の準備や聴いている時の状態について
悩みを抱えていたからだ。
特に、
聴く前の準備についてここまで丁寧に教えてくれる本はなかったので、
感謝の思いが込み上げてくる。
この本を読んで、何より
自分が聴ける状態にないのであれば正直に相手に伝え、
またしっかりと聴く場を再設定するということが
自分のためにも相手のためにもなる
ということを学ぶことができた。
そして千葉さんが強調しておられたように、
相手の話をしっかり聴くためには、
自分のことを理解しておく必要がある
ということ。
自分を理解する
ここが傾聴力にもつながってくるなんて・・・
どうやら眩米の探求は「聴く」にとどまりそうにない。
05 これはやってみよう
本書の最後に千葉さんが読者特典を用意してくださっている。
特典1:あなたの聴き方のクセを知るチェックシート
特典2:自分を良い状態にしてくれるためのリスト
特典3:聴き方振返りチェックシート
の3つである。
すでにダウンロードは終わったので、このシートを使って
準備、実践、振返り
の3ステップをやってみようと思う。
特典に関心のある方は、ぜひこの本を手に取ってみてほしい。
何より、聴く前の準備。
ここを重点的に実践していこう。
06 新たに生まれた〇〇
今回は期待。
聞くを聴くに変えるには「自己理解」が必要との提言に、
やけに納得した。
自分という宇宙をより理解していくための研究
にもワクワクしている眩米なのであった。
今日もここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
ぜひとも今後も眩米一誓の探究を一緒に楽しんでください!
眩米一誓
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