下宿か実家(通い)か、どっちがいいの?〜大学生の究極の二択を考えてみる〜
大学受験を考える家庭にとっての悩みの種はやはり下宿か?実家(通い)か?という問題だと思います。
そこで、今回はどちらが良いのかという問題について考えます。
もちろん、これはわたし個人の主観ですので、さまざまな人の意見を聞いて決めていただけると幸いです。
京大の下宿率
京都大学は全国的に見ても下宿率の高さで有名です。
東大であれば40〜50%ですが、京大は例年70%前後で推移します(東大が他の国公立に比べて低いこともありますが、それでも京大はかなり高い水準です)。
つまり京大の方が全国から学生が集まるのでは?という結論が出そうですが、ここにはさまざまな要因が絡んでいて…
東京の家賃が高いから一人暮らしできない
東大のキャンパスが都会にあってアクセスしやすい
京大周辺が学生の街になっている
そもそも首都圏の学生が優秀
(4は割とあると思ってます。関東の教育熱怖いんだもん…)
どちらにせよ、京大は全国でも有数の下宿生大学です。
さて、余談はこれくらいにして、下宿と通いそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
下宿のいいところ
1. 大学に近い
これは圧倒的に強いです。大学の一限は8:45始まりとして、8時に起きても間に合います。朝を遅らせることができれば、夜も遅くすることができるんです。
一方で、学校に近ければ近いほど遅刻するという謎の法則もあったりします…
そして、近いことにはもう一つの利点が。
それは、空きコマで帰宅ができるのです。
例えば、今日の講義が1、3、4限とします。この場合、10:15〜13:15はヒマということになります。
「通い」であれば、当然家には帰れないので大学構内で時間を潰すことになります。
一方で、下宿生は大抵15分あれば帰宅できる人たちばかり。どうなるかは明らか。
「一旦家に帰る」ができるのです。
2. 親の目がない
これはわたしからすると羨ましい限りです。一人暮らしをしている人たちは、オール(徹夜)も普通です(個人差あり)。
下宿生は課題が終わらなければ晩飯を抜いて終わらすなどの荒技を行うことができるのです。
保護者からすると心配でしょうが、大学生はこれでも大人の一員。自分のことは自分で責任を、をモットーにして干渉しないようにしましょう。
それに、下宿生は食事も自由。毎晩ラーメン屋を巡るのもアリ、自炊で毎晩冷凍食品にするのもアリ。毎晩カップ麺にするのだってアリなのです。
まさにモラトリアムの極致といったところ。
3. パーティを開ける
家が近かったり、学生マンションに皆が住んでいたりするので、すぐに集まることができます。
ゲーム(桃鉄やスマブラなど)
たこ焼きパーティーや鍋パーティー
みんなで課題
こんなことが、その場のノリでできたりします。
通いであれば、いちいち電車に乗って集まらないといけないので、パーティーを開けるというのは下宿の特権です。
下宿のよくないところ
1. 講義サボりがちになる
もちろん統計を取ったわけではありませんが、下宿生の方が講義を切りがちです。
もちろん理由ははっきりしていて、誰にも咎められないからです。
下宿生の方が大学に近いのに、不思議ですね(笑)。
2. 不健康になる
狭義で自炊をする人は半数もいません(私調べ、n=5)。
ここでは素材から作る自炊のことを指します。毎日冷凍食品とか、スーパーのお惣菜は除きます。
周知の事実ですが、加工食品には多くの添加物が入っています。よって、外食が増えるとやはり肌にも出ますし体調にも出ます。
それによってますます大学に来なくなります。
不規則な睡眠サイクルも不健康の一因です。
僕のある友人は朝4時に寝て起きたのが夜18時みたいなこともあったようです。1日消えてる…(*´-`)
3.家事は必須
実家通いであれば基本的にお風呂やキッチンはキレイなはずです。
自室が汚くても整理してくれる家庭もあるかもしれません。
下宿であればそんなことはありません。なぜなら、部屋にはあなた1人だからです。
あなたが努力しない限りキレイにはなりません。
どこまでもエントロピーは上がっていきます。強い精神力がなければこまめにキレイにしようと思わないでしょう。
京大の有名な学生寮である「熊野寮」であれば、汚いを通り越して「匂う」そうです。わたしはとても住めそうにないです泣
しかも、ワンルームはちゃんと整理しないと物が増えてキャパオーバーを迎えます。
その上で、下宿生は掃除をしません(例外あり)。
ワンルームなので掃除機のない家もあって、汚れは止まることを知らず溜まっていきます。
ここまで語ったのは掃除についてです。掃除以外にも家事はたくさん。洗濯だってたまにはしないと溜まっていきます。夏場は汗臭くもなります。
先ほど語ったように料理の問題もあります。
さらに世の中には大量の名もなき家事があります。
ついこの前まで高校生だった人たちがそれらをこなせるのか…!?
実家(通い)のいいところ
こちらは基本的に下宿のよくないところの裏返しなのですが…
1. 節約になる
これはかなり強いです。実家と別で賃貸の家を持つのはやはりお金がかかります。その上、家具や家電を買い揃えないといけないですし、食事だって予算がかかります。
いくら京都が首都圏に比べて安いとはいえ、家賃は4万円/月はします。
それを考慮すれば、定期代で年10万飛ぼうが安いもんですよね?
2. (まだ)健康になる
実家にいるほうがまだ睡眠リズムも整いますし、ちゃんと風呂に入ります。
高校の延長線でそれなりに安定した生活を送れたら、体調も良いこと間違いなし、人間的な生活を送れます。
一人暮らししていると野菜を食べないんですよね。カット野菜は高いし、まるまる一個の野菜を買ってしまうと食べきれないリスクも。
生協で食べれば大丈夫と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。生協の野菜はかなり偏っています。レタスとかにんじんはありますが、ピーマンやトマトは出ません(私調べ)。
3. 親御さんも安心
これは学生目線ではないのですが、やはり半年も家に帰ってこないと心配する親御さんも多いでしょう。特に料理もできない、洗濯もできないお子さんであればなおさらです。
毎日家に帰ってくる、それだけでもやはり安心材料になると思います。
実家(通い)のよくないところ
1. 登下校がしんどい
これは本当にしんどいです。特に春になると桜の季節で観光客が一気に増えます。
オーバーツーリズムの影響をひしひしと感じます。
ちなみに電車はまだマシです。京阪は常に3分送れますがそんなの気になりません。酷いのはバスです。
観光客が溢れかえって、大遅延します。乗れないこともザラにあります。
出町柳駅は確かに大学から歩きますが、それでもバスではなく電車で通うことをおすすめします。
先日の台風によって、京大は大雨警報が出ても休校にならないことが明らかになりました。
嵐が来ようが学校に来い。だってほとんどが下宿生なのだから。
大学はそんなふうに考えているのでしょうか?
2. サークルに行きづらい(終電がある)
通い勢には一つの関門が存在します。
それは、終電です。
22時を超えてくると、脳内で「終電大丈夫かな…」がちらつきます。そして、23時を超えるといよいよヤバくなります。
もちろん下宿生の家に泊まらせてもらうのも一つの手ですが、やはり申し訳ない気持ちはあります。
サークルで21時まであるとか、練習後にご飯食べに行くとか、そこら辺のフレキシブルさがないのはやはり通いの短所ですね。
3. 朝早い
下宿生に言わせると、6時起きなんてありえないそうです。
もちろん、実家から大学までの距離によりますが、6時くらいに起きないと一限には間に合わないと思います。
ただし、これも1限の授業には参加しないことによって回避することができます。とはいえ、2限からであっても8時には起きないといけないので、余裕がないのが通いです。
わたしの考えは…
以下の質問は考える上での目安になると思います。
①家から大学までは100分以上かかりますか?
②年間60万円の家賃等を捻出できますか?
どちらか一方でも「はい」を選ぶ設問があったなら、ぜひ下宿をお勧めします。
逆に、どちらも「いいえ」であれば通いが良いと思います。
なぜ100分かと言うと、それを超えると生活に支障がで始めるからです。
私の登下校がいま片道80分。往復それぞれ+20分はちょっと無理かな〜と思います思います。
P.S. 「うちの子が一人暮らしできるかが心配で…」
私は学生が自立しているかどうかは問題ではないと思っています。
なぜなら誰だってやらないといけない環境に飛ばされたらなんとかするからです。
下宿生になってしまえば、どれほど洗濯が嫌いでもすることになります。
初めは心配でもその環境に放り出されたら大丈夫。なんとかやっていける(再掲)。
よって、「今自立していないから…」は下宿するかの判断基準にはならないのです。
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