【FX&株式投資家、必見!】2026年為替ショック。「円安になるって言ったじゃないか!」高市総理の圧勝の直後に152円台へ急落した理由。お祭り終わりの「巻き戻し」と、真犯人とは? #FX #為替 #ドル円 #アメリカ #米国 #日系平均
こんにちは、ポス鳥です。
北陸・富山の冬というのは、音を吸い込むような静寂が支配しています。
今日は冬の晴れ間ですが、つい先日まで大雪でした。
世界中から色を奪い去るような、圧倒的な白。
そんなモノクロームの景色を思い出しながら、私は手元のマグカップから立ち上る深煎りコーヒーの湯気を、ぼんやりと目で追っていました。
平和な朝です。
少なくとも、この部屋の中だけは。
しかし、私の手元にあるタブレット端末の中では、全く別の「嵐」が吹き荒れていました。
通知ランプが点滅を繰り返している。
SNSのダイレクトメッセージボックスを開くと、そこには読者からの、悲痛とも怒りともつかない「叫び」が流れてきていました。
その中の一通、おそらく30代の個人投資家の方からのメッセージをご紹介しましょう。
ポス鳥さん! 話が違うじゃないですか!高市さんが総理になったら、積極財政でガンガンお金を刷るから『円安』になるって。
152円台ってどういうことですか!?選挙で圧勝した直後なのに、なんでこんなに円高に振れるんですか?解説お願いします!
……痛い。
非常に、耳が痛い。
そして、その気持ちは痛いほどよく分かります。
実際、選挙終わって、最近は円高進んでいますからね。
コーヒーを一口、啜ります。
苦味が喉を通り過ぎていく。
結論から申し上げましょう。
確かに私はニュース解説中に、
「高市総理は積極財政なので、世間の投資家たちは円安株高になると大概思っているでしょう。」
そういう世間的な一般論を書きつづっていたと思います。実際、積極財政論はそのような傾向があるのは歴史も証明しています。
じゃあ、積極財政の場合、本当に円安株高になるのか?と問われたら、これには「半分正解で、半分外れ」と答えさせてください。
そして、今起きている事態は、単なる「予想外れ」では済まされない、もっと巨大で、少しばかり理不尽な力学が働いた結果なのです。
今日の日付は、2026年2月12日、木曜日。
自民党総裁選、そしてその後の衆院選で高市総理が圧勝し、政権基盤を盤石にした直後の東京市場。
誰もが「これで円安アクセル全開だ」と思った矢先。
為替市場(ドル円)は、まるで崖から突き落とされたように、152円台へと急落しました。
一体、何が起きているのか?
なぜ、セオリー通りの「高市円安」にならなかったのか?
今日は、この「不可解なパラドックス」について、専門用語を一切使わず、富山の雪解け水のようにクリアに解説していきたいと思います。
熱いコーヒーでも用意して、少し長話に付き合ってください。
📉 第1章:魔の10分間。その時、チャートは「垂直落下」した。
時計の針を少しだけ戻しましょう。
事の発端は、昨夜……日本時間の2月11日夜に発表された、アメリカの「雇用統計」でした。
この「雇用統計」というのは、いわばアメリカ経済の「通信簿」であり、月に一度のお祭り騒ぎです。
投資家たちは、この数字を見て「アメリカは元気かな?」「もう疲れてるかな?」と判断し、ドルを買ったり売ったりします。
今回、事前予想では「アメリカ経済はそろそろ減速する(=ドル安になる)」と言われていました。
ところが、蓋を開けてみれば、結果は「絶好調」
確かに事前予想よりは落ちましたが「底堅い強さ」は残っていたのです。
失業率は下がり、賃金は上がっていた。
アメリカという国は、まだバキバキに元気だったのです。
教科書通りなら、ここで「ドル買い(円安)」が起きます。
実際、22時30分の発表直後の数分間はそう動きました。
チャートは一気に跳ね上がり、154円近くまでマークした。
「ほら見たことか! やっぱり円安だ! 高市相場も相まって155円突破だ!」
画面の前で、多くの投資家がガッツポーズをしたはずです。
しかし。
その歓喜は、わずか数分で絶望に変わりました。
22時45分。
それは本当に、一瞬の出来事でした。
天井を突いたはずのチャートが、突然、表向きには何の材料も見えないまま「崩壊」したのです。
ズルズルと下がるのではありません。
床が抜けたように、ストン、と落ちた。
154.50……
154.00……
153.50……
「え? 故障?」
「誤発注か?」
SNSのタイムラインがパニックで埋め尽くされる中、赤いローソク足(下落を示す棒)は止まりません。
まるで重力に従うかのように、価格は一直線に下へ下へと掘り進んでいく。
そして、たった「10分間」
カップラーメンにお湯を入れて、食べ終わるよりも短い時間。
その間に、為替レートは152円後半まで、一気に2円近くも垂直落下(ナイアガラ)したのです。
想像してみてください。
あなたがエレベーターに乗っていて、最上階へ向かうボタンを押した。
グンと上昇し、「よし、着いた」と思った瞬間、ワイヤーがブチ切れて、地下まで叩き落とされたような感覚です。
これが、昨夜起きた「魔の10分間」の正体です。
そして今朝の東京市場でも、その余震は続き、152円台での推移が続いています。
なぜ、逆に動いたのか?
ここで、冒頭の読者さんの疑問に戻ります。
「アメリカの景気が良くて、高市さんが勝ったなら、なんで円高(円の価値が上がる)になるんだ!?」
普通に考えれば、矛盾しています。
ダブルの「円安要因」が揃っているのに、結果は「円高」
数学のテストで「1+1」と書いたら、答えが「マイナス5」になったようなものです。
これには、大きく分けて2つの理由があります。
一つは、相場というものの「へそ曲がりな性格」
私たちはこれを「お祭りの終わりの巻き戻し」と呼びます。
そしてもう一つ。
こちらが今回の「犯人の1人」であり、私の予想をも超えてきた特大のイレギュラーです。
確実に放った「金融の爆弾」です。
高市総理の誕生という「日本の事情」など吹き飛ばすほどの、巨大な地殻変動が、今まさに足元で起きている。
次章からは、この2つの理由を一つずつ、解剖していきましょう。
まずは、投資家たちの「裏切り」とも言える心理戦、「巻き戻し」の正体から見ていきましょう。
【筆者コメント】
今回の円高の動きについては正直、ほとんどの要因が外部要因なのですが、今後も注視が必要な案件とも言えます。
理由は続きを読めばわかりますが、こういう事情を知ってFXや株式をやるのとやらないのとでは雲泥の差が出てくると思っています。
単に政策や発言内容ではなく、どんなことがあってどんなことが起きたのか分析していくと、どうしていくべきか自分なりの方向性が見えてくるものです。
それでは、その使える知識はこの続きにあるので、よろしければ続きをどうぞ。
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・「金融爆弾」の正体と、世界経済への影響を知りたい方
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【本文予告】
🎢 第2章:お祭りの終わり
高市トレードの「巻き戻し」とは何か? なぜプロは「事実」が出た瞬間に売るのか。
🐼 第3章:真犯人「ドル売り」
10分で2円急落させた本当の原因。巨大クジラが動いた「地政学的な意図」。
⚓️ 第4章:日本の最強の武器
ドルを捨てる中、なぜ日本は「動かない」のか? 世界最大の金庫番としての価値。
🧭 第5章:1ドル92円の真実
今の152円は円高ではない? 私たちの生活(ガソリン・電気代)はどう変わるのか。
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