【イラン攻撃からの、離反者続出】1つの嘘とMAGAの反乱。トランプの戦争が日本のガソリンや灯油代を爆上げする。アメリカの内紛が直撃する日 #トランプ #MAGA #中東情勢 #原油高 #物価高
🔥 MAGAの反乱――支持率27%、トランプが壊した「戦争しない」の約束
灯油を買いに行きました。
3月に入ったというのに、夜はまだ冷えます。
ポリタンクを持ってガソリンスタンドに行ったら、1リットルの値段が先月よりまた上がっていました。
ストーブに灯油を注ぎながら、スマートフォンを開くと、読者の方からこんなメッセージが届いていました。
📨 【読者からの質問】
ポス鳥さん、トランプって「戦争しない大統領」って言われてましたよね?
イランを攻撃したらしいけど、支持者は納得してるんですか?
ありがとうございます。
結論から申し上げましょう。
トランプの支持者は、納得していません。
それどころか、いまアメリカでは「トランプを最も愛した人たち」が「トランプに最も怒っている」という、ちょっと信じがたい状況が生まれています。
「戦争しない」と約束して大統領になった男が戦争を始めた。
その怒りの火は、大統領の足元で燃え始めています。
そしてこれは、「遠い国のゴタゴタ」ではありません。
あなたがさっきガソリンスタンドで見た値札の数字。
あなたの家のストーブに入れた灯油の値段。
そのすべてが、いま、この「MAGA内戦」の行方に握られているのです。
覚悟して、聞いてください。
🔥 第1章:「戦争しない大統領」が戦争を始めた日
湯呑みにほうじ茶を注ぎます。
渋みが、今日はいつもより強く感じます。
……なぜでしょう。
たぶん気のせいではなくて、私の気分がそうさせているのでしょう。
あなたに、まず時計の針を少しだけ巻き戻させてください。
2016年12月。
ノースカロライナ州フェイエットビル。
陸軍の巨大基地フォート・ブラッグのすぐそばで、ドナルド・トランプはこう言いました。
「我々は、よく知りもしない外国の政権を転覆させるために走り回るのをやめる」
この言葉は、MAGAの魂そのものでした。
MAGA(マガ)とは「Make America Great Again(アメリカを再び偉大に)」の頭文字で、トランプ支持運動の総称です。
アフガニスタンで20年。
イラクで泥沼。
「もう、よその国の戦争に付き合うのはやめよう」
「その金を、アメリカの道路や橋や、俺たちの給料に使おうじゃないか」
これがMAGAの根っこにある感情です。
あなたの言葉に直すとこうなります。
「町内会の揉めごとに首を突っ込むのはやめて、まず自分の家の修繕に金を使おう」
……至極まっとうな話です。
2024年の大統領選挙でも、トランプは「ゼロ戦争」を掲げました。
副大統領のJD・ヴァンス(当時は副大統領候補)も「アメリカ・ファースト」を連呼しました。
そして、勝ちました。
ところが。
2026年2月28日。
トランプは エピック・フューリー作戦 を発動しました。
「壮大な怒り」を意味するこの作戦名のもと、米軍はイスラエル軍と共同でイランへの大規模攻撃を開始したのです。
開始直後の攻撃で、イランの最高指導者アリー・ハメネイを殺害。
その後72時間で 計1,700以上の標的を攻撃 しました。
IRGC(イラン革命防衛隊)の拠点を叩き、核関連施設に重大な損害を与え、イラン海軍を壊滅させました。
(※IRGCとは、イランの通常軍とは別に存在する最高指導者直属の精鋭部隊です。要するに「もう一つの軍隊」で、最高指導者の意志だけで動く私兵に近い存在です)
これだけ聞くと、「圧倒的な軍事力で敵を叩いた」という話に聞こえるかもしれません。
しかし。
この作戦で、米兵6名が戦死 しています。(執筆時点)
負傷者も出ています。
そしてイラン側の死者は800名を超えると報じられています。
6人のアメリカの若者が、家に帰れなくなった。
その重さを、少し立ち止まって感じてください。
ほうじ茶が冷めてきました。
少し苦い話を続けます。
あなたに一番伝えたいのはこの数字です。
作戦開始直後に行われたReuters(ロイター通信)とIpsos(イプソス、世界大手の調査会社)の共同世論調査。
「米国のイラン攻撃を支持しますか?」
支持はわずか27% でした。
43%が「反対」
29%が「わからない」
ちょっと教室に置き換えてみてください。
学校の教室に40人の生徒がいるとします。
「この戦争、賛成の人?」と聞いたら、手を挙げたのは11人です。
17人が「反対」と首を振り、残りの12人は黙って下を向いている。
……この教室で、先生は「圧倒的な支持を得た」と胸を張れますか。
しかも注目すべきは、共和党支持者でも支持は55% にとどまっている点です。
自分の党の大統領が始めた戦争なのに、10人中4〜5人は支持していない。
味方の半分近くが、味方の作戦に賛成していない。
これは軍事的な敗北ではありません。
政治的な地盤沈下です。
ここで、この状況を伝えている記事を確認しておきましょう。
📰 The Guardian(ザ・ガーディアン)(2026年3月1日)
「Trump Iran strike: Maga war promise tested as base revolts」
※ トランプのイラン攻撃に対し、MAGA支持層が「戦争しないという約束を破った」と反発している状況を詳報した記事
📍 メディア傾向: ザ・ガーディアンは英国の大手リベラル紙。米国政治の取材力に定評がある。反トランプ寄りだが、ファクトの正確性は高い
URL:
Guardian(ガーディアン)紙は、2016年のトランプの「外国の政権転覆をやめる」発言から今回の攻撃までの矛盾を丁寧に追いかけています。
記事の中で紹介されているMAGA支持者たちの声が、生々しい。
ある保守系ポッドキャストの元プロデューサーはこう書いています。
「右寄りの友人たちからメッセージが来る。“ふざけるな”“めちゃくちゃ落ち込んでる”“もう二度と国政選挙では投票しない”」
……想像してみてください。
選挙に行って、応援演説を聞いて、「この人なら変えてくれる」と信じて票を入れた。
その人が、13ヶ月後に、自分が最も嫌っていたことをやった。
あなたの財布で言えばこういうことです。
「うちは、今後絶対に値上げしません!」と看板を掲げたスーパーで買い物を続けてきたのに、ある朝行ったら全商品が2割増しになっていた。
店長に聞いたら「仕方なかったんだ」と言う。
……怒りますよね。
しかも、隣のスーパーにはもう行けない。
なぜなら、あなたはこの店を応援するために、他の店の悪口を言ってきたからです。
「信じた店に値上げされ、他の店にも行けない」
これが、いまMAGA支持者が直面している感情です。
別の記事も確認しましょう。
📰 Reuters/Ipsos(ロイター/イプソス)(2026年3月1日)
「Just one in four Americans say they back US strikes on Iran」
※ 米国民のイラン攻撃支持率がわずか27%であることを示す世論調査。43%が反対、29%が「わからない」
📍 メディア傾向: ロイターは世界最大級の通信社、イプソスは世界大手の調査会社。共同調査は政治的に中立で、データの信頼性は非常に高い
URL:
この世論調査が示しているもう一つ重大な事実があります。
回答者の 56%が「トランプは軍事力の行使に前のめりすぎる」 と答えている。
そしてほぼ半数が
「原油やガソリンの価格が上がるなら、
この攻撃を支持しない」
と答えている。
(※ちなみに多くの調査機関でアメリカは中東の石油依存は低いとはいえ「価格は上がる」という目測がすでに出ています。)
読者目線に引き直すとこうです。
アメリカの有権者は、「この大統領は武力に頼りすぎだ」と感じ始めている。
そして 「自分の財布が痛むなら反対だ」 と、はっきり言っている。
……さあ、この火種が、どこに飛ぶか。
次の章で、カメラをぐっと寄せていきます。
✍️ 筆者コメント
ポス鳥です。今回の記事は、アメリカの「内輪もめ」の話に見えて、実は日本人の台所に直結する話です。
率直に申し上げますが、この構造を知らないまま今年の秋を迎えると、ガソリン代と電気代の請求書を見て「なんで?」と立ち尽くす可能性があります。
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まだの方は、ぜひこの機会にご検討ください。
🧭 こんな人におすすめ
・「イラン戦争って日本に関係あるの?」と思っている方
・トランプ支持層の内部分裂が何を意味するのか知りたい方
・灯油代・ガソリン代・電気代が今後どうなるか気になる方
・中東情勢をニュースで見ても「で、どうなるの?」が分からない方
🗺️ 本文予告
・「戦争しない」と約束した男が始めた作戦の中身と、国民の衝撃的な反応
・議会のブレーキは存在するが、踏んでも止まらない構造がある
・日本の原油の約95%が通る海峡が、いま詰まりかけている
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