脱サラニートの大苦難
前回の記事はこちら↑から

のオンボロ車が道端で売られてた
最後にどデカいウンコを一発かましてシカゴを出発して、次の目的地はコロラド州はボルダー。
前職で勤めていた会社のアメリカ支部(子会社)がボルダーにあって、当時お世話になった先輩達が駐在員としてそちらにいらっしゃるのでちょっくらウィッスと挨拶しに行くのと、その近くにあるコロラド州の州都デンバーに拠点を置くNBAチーム、コロラドナゲッツの試合を観に行くのが主な目的。
シカゴからボルダーまでは道のりにして1150マイル(1840km)くらいある。
マジでどういうこと。アメリカ広すぎ。
地球4周分くらいあるんちゃうのん?光の速度でも10年くらいかかるんちゃうのん?の距離を自転車でネチネチとひたすら西に向かう。

シカゴを抜けたあとのイリノイ州は割とトラブルの連続だった。
まず右フロントフォークに括り付けていたバッグが台座ごと振動で外れて、外れたバッグを前輪が巻き込んだことによってスポークが2本フニャン♪と歪んでしまった。
ホイールの横振れがどえらいことになってしまっていたけど、スポークは手でなんとか真っ直ぐにして、ニップルを締めてなんとか振れは解消。
外れてしまった台座は結束バンドと接着剤でガチガチに固めた。



次に大転倒。
砂利道の急斜面を下っていたらブレーキもハンドル操作も効かなくなって派手にずっこけた。
左半身が擦り傷まみれになったのと、ハンドルと前輪が180°グリンっとなってしまったおかげでフロントブレーキがグチャグチャに歪んでしまった。
まずは救急セットで傷の手当てをして、そこからブレーキの修理。トータル2時間くらいかかった。
頭も軽く地面に打っていたみたいで、ちょこっとコブができていて30分くらい視界がぼやける感じがあったけどなんとか無事。ヘルメット被っていなかったらどうなっていたことやら…

これが左半身の腕と肩と腰にわたっている。
超いてかった…

イリノイ州の思い出はそのくらい。つら。
フルトンという町でミシシッピ川を渡って、アイオワ州に突入した。
ミシシッピ川から西側は地理的にはプレーリーだかグレートプレーンズだかいう大平原地帯にあたるらしい。中学校の社会(地理)の授業でなんとなく聞いたなぁ、たしか東西で分かれてて、農業の方式とか降水量に違いがあるんだったよなぁ、くらいの認識。
まぁいくら大平原とは言ってもそんな真っ平らな訳じゃあるめえし、いちいちそんな大袈裟に横文字で固有名詞まで付けんでもさぁ……
──────

いやマジで真っっっ平らだった〜〜!!!!
漕いでも漕いでも地平線に届かなくて普通に頭おかしくなりそうな日もあった。
マクドナルドやバーガーキングといったチェーン店があるような少し大きめの街が100km弱の間隔で点在していて、その隙間を埋めるように15kmから20km置きくらいで小さな町がポツンと現れるようなイメージ。


道端によく落っこちてる
大平原というくらいなので斜面なんてほとんどない超弩級のフラットな道なんだけど、ここで問題となってきたのが風。
アイオワ州に入ってから嫌がらせのように風が強い日が続き、それもなぜか追い風の日が全く無くて毎日向かい風か横風が続く。
周囲に遮るものが全く無いのでモロに風を受けながら死んだ目でノロノロと進む日々。
ただでさえニートに対する社会の風当たりが強いというのに…

アイオワ州ではそんな日々が続いてなんとかネブラスカ州に入り、我慢ならずにオマハという街でウォームシャワーを使った。ユーモアたっぷりなベンさんとジェシーさんご夫妻。
晩御飯でハンバーガーをご馳走していただいてる時にこれまでの向かい風のことを愚痴ったら、「何言ってんの、ネブラスカではトルネードが見れるわよ」とジェシーさんが脅してきた。
勘弁してくれ!!!!!!!!!!!!!

頑張ったご褒美としてビールを飲んだ
そんなこんなでネブラスカ州に入ってもどフラットな大平原を向かい風を受けながら進んでいる。
ボルダーまでの道のりは果てしなく長い。
書きたいことはもうちょいあるけど疲れたので次の記事に続きます。

空を見上げる様は「歓喜」なのか、それとも…
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