梅雨明けの日、体は少し遅れて夏になる― 沖縄の空が変わる日に、体の声を聞く ―
ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣です。
このnoteでは、心と体と思考のズレをやさしくととのえる話を、日々書いています。
本日、沖縄の梅雨明けが宣言されていました。
先週の夏至くらいからもう明けたんじゃない?
という感覚はありました。
雨が降る降らないではなくて、
空気の感じが少し変わっていたので。
梅雨が明けたからといって、
昨日と今日で
世界が大きく変わるわけではありません。
でも、梅雨が明けると、
確かに、季節の変化を感じます。
空の明るさ。
光の強さ。
風の通り方。
湿度の質。
外に出た時の肌の感覚。
同じ暑さでも、
どこか、季節が次の段階に入ったような感じがある。
梅雨が明けると、夏が来たなと感じます。
でも、
ここで少し気をつけたいのは、
季節が夏になったからといって、
体もすぐに夏になるわけではない、
ということです。
今日は、
梅雨明けの日、
体は少し遅れて夏になる。
そんな話を書いてみたいと思います。
※全国各地の梅雨が明けた時に読んでみてください。
梅雨は明けても、体には湿度が残っている
梅雨の時期は、
ただ雨が降る季節というより、
湿度が体にまとわりつくような感じがします。
気温だけをみれば、
まだそこまで暑くはありません。
でも、
湿度が高いと、
体の重さが変わります。
呼吸が浅くなる。
体がだるい。
眠りが浅い。
頭がぼんやりする。
気分が内側にこもる。
動き出すまでに時間がかかる。
食欲や胃腸の調子も、
乱れやすい。
雨が降っていなくても、
空気そのものが重く感じる。
そんな日が続くと、
体は、知らないうちに疲れています。
梅雨が明けたからといって、
その疲れがすぐに消えるわけではありません。
空は明るくなる。
光は強くなる。
夏が来た感じがする。
でも、
体の中には、
梅雨のあいだに溜まった湿度の重さが、
まだ少し残っていたりします。
季節は切り替わっても、体は少し遅れてついていく
暦や天気は、
ある日を境に、切り替わります。
梅雨入り。
梅雨明け。
台風。
二十四節気。
そういう言葉によって、
季節や天気は、区切られていきます。
でも、
体はカレンダー通りには、切り替わりません。
今日から夏です。
だから、体も夏仕様になります。
そんなふうにはいきません。
体は、
少し遅れてついていきます。
湿度に耐えてきた体。
気圧の変化を受けてきた体。
眠りが浅くなっていた体。
汗のかき方がまだととのっていない体。
強い日差しに、
まだ慣れていない体。
そういう体が、
少しずつ夏に入っていく。
だから、
梅雨明け直後は、
夏が来たからといって、
急に動き出そうとしない方がいい。
空が明るくなったから、
自分も一気に元気にならなければいけない。
夏が来たから、
もっと活動的にならなければいけない。
梅雨が終わったのだから、
もうだるいなんて言っていられない。
そんなふうに、
季節の明るさに、
体を無理やり合わせなくていい。
空が先に夏になる。
体は少し遅れて夏になる。
季節と体の変化には、少しのズレがあります。
梅雨明けの日こそ、体の声を聴く
先日、
体が知らせてくれる違和感を、なかったことにしない、
という記事を書きました。
そして、今朝は、
五感が鈍ると、体の声が聞こえなくなる、
という話も書きました。
梅雨明けの日は、
まさに、その感度を戻す日でもあると言えます。
今日は、
空がどう見えるか。
風がどう感じられるか。
肌に当たる日差しの強さ。
体は軽いのか、重いのか。
喉は渇いていないか。
食事のしょっぱさはどうか。
眠気は残っていないか。
胃腸は重くないか。
呼吸は浅くなっていないか。
体は、
もう夏に向かいたがっているのか。
それとも、
まだ少し休みたがっているのか。
なんでもいい。
そういうことを、少し感じてみる。
季節の切り替わりだからこそ、
体の小さな声を聴いてみることが大切です。
夏の光は、
明るいぶん、
体を急がせることがあります。
でも、
体には、体の速度があります。
その速度を無視しないこと。
それが、
梅雨が明けた時の、ととのえ方です。
明るさに、置いていかれなくていい
梅雨が明けると、
景色が少し明るくなります。
空が青くなる。
雲が高くなる。
海の色が変わる。
光が強くなる。
夏らしい天気が、
少しずつ前に出てきます。
その明るさは、
とても気持ちのいいものです。
でも、
明るさが強くなると、
そこに自分を合わせようとしてしまうことがあります。
夏だから、元気でいたい。
晴れているから、動きたい。
外が明るいから、
内側も明るくなければいけない。
でも、
外が明るいことと、
自分の体が軽いことは同じではありません。
空が晴れていることと、
心が晴れていることも同じではありません。
梅雨明けの日にも、
疲れていていい。
夏の始まりにも、
体が重い日があっていい。
光が強くなっても、
自分の内側がすぐに明るくならなくてもいい。
明るさに、
置いていかれなくていい。
明るい季節に入る時ほど、
自分の速度を見失わないことが大切です。
夏に入る前に、湿度の疲れを抜いていく
梅雨明け直後は、
夏に向かって走り出すよりも、
一度、湿度の疲れを抜くタイミングにした方がいい。
たとえば、
いつもより少し早く休む。
冷たいものを摂りすぎない。
水分と塩分を意識する。
朝や夕方の風に少し当たる。
強い日差しの時間に無理をしない。
胃腸にやさしいものを食べる。
汗をかける体に、少しずつ慣らす。
寝る前にスマホを少し早めに置く。
体が重い日は、
重いことを責めずに休む。
梅雨のあいだに溜まったものを、
少しずつ外へ出していく。
急にととのえようとしなくていい。
急に夏仕様にならなくていい。
体は、
少しずつ切り替わっていきます。
その切り替わりを待つことも、
ととのえるということです。
沖縄の夏は、体に聴きながら入っていく
沖縄の夏は、
とても強いです。
光も強い。
湿度もある。
日差しも強い。
台風の気配もある。
海や空の美しさに救われる一方で、
体にとっては、
なかなか負荷の大きい季節でもあります。
だからこそ、
夏に入る時には、
体に聴きながら入っていく。
今日は、動けるのか。
今日は、休みたいのか。
汗は、かけているのか。
喉の渇きに気づけているのか。
眠れているのか。
食べられているのか。
呼吸は深いのか。
体の内側に、
まだ湿度の重さが残っていないか。
夏だから頑張る、ではなく、
夏だからこそ丁寧に感じる。
沖縄の夏は、
勢いだけで過ごすには、
少し強すぎる季節です。
※観光で来る際にもお気をつけください。
だから、
光の強さに合わせる前に、
自分の体の声を聴く。
それが、
夏の入り口に必要な、ととのえ方です。
今日の小さな実践
今日の小さな実践は、
「体の夏入りを待つ」です。
空は、もう夏を感じるかもしれません。
でも、
体は、まだ少し梅雨を引きずっているかもしれません。
だから今日は、
無理に動き出さなくていい。
朝、空を見る。
風を感じる。
水を飲む。
体の重さを確認する。
汗のかき方を見る。
眠気が残っているなら、
少し早めに休む。
食欲がないなら、
無理に食べない。
外の明るさに合わせて、
自分を急がせない。
それくらいでいい。
梅雨明けの日は、
夏に向かって走り出す日ではなく、
体と一緒に夏へ入っていく日。
そんなふうに過ごせたら、
季節の切り替わりは少しやさしくなります。
今日の小さな問い
最後に、
今日の小さな問いを置いておきます。
梅雨明けを、
体はどう受け取っていますか。
空は明るくなったけれど、
体はまだ重くありませんか。
夏が来たからといって、
無理に元気になろうとしていませんか。
梅雨のあいだに溜まった疲れを、
なかったことにしていませんか。
今の体に必要なのは、
動くことでしょうか。
休むことでしょうか。
汗をかくことでしょうか。
涼むことでしょうか。
食べることでしょうか。
少し減らすことでしょうか。
今日、体の夏入りを待つなら、
何をひとつゆるめられそうですか。
全部に答えなくていいです。
ひとつだけでもいい。
梅雨明けの日に、
体の声へ戻るための問いです。
梅雨明けの日、体は少し遅れて夏になる
梅雨明けの日、
体は少し遅れて夏になる。
空が明るくなっても、
体の中には、
梅雨の重さが少し残っていることがあります。
光が強くなっても、
心がすぐに晴れないことがあります。
夏が来たと感じても、
体はまだ切り替わりの途中かもしれません。
それでいいのです。
季節には、季節の速度がある。
体には、体の速度がある。
心には、心の速度がある。
思考だけで、
その全部を急がせなくていい。
沖縄が梅雨明けしました。
順々に、梅雨が明けていくでしょう。
空は、夏へ向かっています。
でも、
体は少し遅れて夏になる。
自分の体の声を聴きながら、
ゆっくりと、夏へ入っていきましょう。
梅雨明けは、
夏に向かって走り出す合図ではなく、
体の声を聴きながら、
次の季節へ入っていく合図。
今日の光が、
体を急がせるものではなく、
少しずつ目覚めさせてくれるものでありますように。
ととのえ職人
五木田穣
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