「リンダリンダリンダ」から「ぼっち・ざ・ろっく!」まで 日本ガールズバンドの系譜
こんにちは。どうも、僕です。
最近、ガールズバンドをテーマにした作品をよく見るようになりました。
たとえば
ぼっち・ざ・ろっく!
ガールズバンドクライ
などです。
女の子がバンドをやる物語は、いまや一つのジャンルになっている気がします。
ただ、こういう作品は突然生まれたわけではありません。
日本のロックの流れを少し振り返ると、わりと自然な歴史の延長にも見えてきます。
80年代:女性ロックバンドの時代
日本のガールズバンドと言えばまず思い浮かぶのが
Princess Princess
SHOW-YA
このあたりでしょう。
プリンセス・プリンセスは大ヒットバンドでしたし、
SHOW-YAはかなり本格的なハードロックをやっていました。
つまりこの時代にはすでに
女性だけのロックバンド
が普通に存在していたわけです。
90年代:女性ボーカルロックの時代
90年代になると、少し形が変わります。
バンドは男性メンバーで、
ボーカルだけ女性というスタイルが増えました。
代表的なのは
REBECCA
JUDY AND MARY
などです。
特にREBECCAのNOKKOや、JUDY AND MARYのYUKIは
日本の女性ロックボーカルの象徴的存在だったと思います。
この流れの中で登場したのが
the brilliant green
です。
ブリグリの少しアンニュイなボーカルスタイルは、
後のインディーロックにもかなり影響を与えた気がします。
椎名林檎という存在
ここでかなり重要なのが
椎名林檎
です。
椎名林檎はバンドではありませんが、
女性がロックをやる姿をかなり強烈な形で提示しました。
その影響を受けたバンドの一つが
GO!GO!7188
だとも言われています。
昭和歌謡とロックを混ぜた独特のスタイルで、
2000年前後の日本のロックではかなり個性的な存在でした。
インディーロックの女性ボーカル
2000年代以降になると、
日本のインディーロックでも女性ボーカルが増えていきます。
たとえば
相対性理論
やくしまるえつこの独特の歌声や世界観は、
かなり多くのフォロワーを生みました。
さらに
きのこ帝国
羊文学
など、女性ボーカルのオルタナバンドも増えていきます。
また
赤い公園
のような女性バンドも登場し、
日本のロックシーンに独特の存在感を残しました。
チャットモンチーという存在
2000年代の日本のロックを語るなら、
チャットモンチー
の存在も外せません。
徳島出身の女性3人組バンドで、
2006年の「恋の煙」などで広く知られるようになりました。
それまで女性がロックバンドをやる場合、
ボーカルだけ女性という形が多かった印象があります。
その中でチャットモンチーは
女性3人のロックバンド
として大きな成功を収めました。
等身大の歌詞とシンプルなロックサウンドは、
後の世代の女性ミュージシャンにもかなり影響を与えた気がします。
そういう意味では、
現代のガールズバンド文化にかなり近い存在
だったとも言えるかもしれません。
『リンダ リンダ リンダ』という転換点
2005年公開の映画
リンダ リンダ リンダ
もかなり重要な作品です。
女子高生が文化祭でブルーハーツをコピーする、
というとてもシンプルな物語ですが、
女子高生バンド
というモチーフをとてもリアルに描いていました。
僕はこの映画が、
後のガールズバンド作品にかなり影響を与えたのではないかと思っています。
けいおん!の登場
その流れの中で登場したのが
けいおん!
です。
軽音部の女の子たちがバンドをやるという作品で、
実際にこの作品をきっかけに
ギターを始めた人
もかなり多かったと言われています。
ぼっち・ざ・ろっく!と現在
そして最近の代表作が
ぼっち・ざ・ろっく!
でしょう。
作中では
Gibson Les Paul
Yamaha Pacifica
など実在のギターも登場し、
かなりリアルなバンド描写が話題になりました。
さらに原作では、主人公の後藤ひとりが
ジャズマスタータイプのギターを使う描写もあり、
その元ネタはサイケデリズムの Psychomaster ではないかとも言われています。
海外でもガールズバンド
ちなみに最近は海外でも若いガールズバンドが注目されています。
その代表例が
The Linda Lindas
です。
図書館で演奏した動画がSNSで拡散して有名になったバンドですが、
実はこのバンド名は
『リンダ リンダ リンダ』
から取られています。
日本の青春映画が、
アメリカの若いパンクバンドの名前になっているというのは
なかなか面白い文化の循環です。
まとめ
こうして振り返ってみると、
プリンセス・プリンセス/SHOW-YA
↓
REBECCA
↓
JUDY AND MARY
↓
the brilliant green
↓
椎名林檎
↓
GO!GO!7188
↓
チャットモンチー
↓
相対性理論
↓
リンダリンダリンダ
↓
けいおん
↓
ぼっちざろっく
という形で、
女性ロックとガールズバンド文化
はずっと続いてきたようにも見えます。
もちろんこれは僕の個人的な見方ですが、
音楽と作品が影響し合いながら文化が続いているのは
なかなか面白いことだと思います。
もっと入れたいアーティストはたくさんいるし、
重要なアーティストも名前がまだ挙がってなかったりしますけど、
取り敢えず今日はここまで。
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