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あれ!? 主役って誰だっけ? (機甲戦記ドラグナー)

小学生の頃にアニメにプラモと大好きだったロボアニメがあるのですよ。タイトルは機甲戦記ドラグナーで最後の長音「ー」の分だけ機動戦士ガンダムより文字数が多いですね!(なんだそのどうでもいい話)


自分でもよくわかってはいなかったのですが、小学生当時の私はロボットアニメとしてこのドラグナーにかなり入れ込んでいたようなのですよね。

当時は天下無双であるガンダム様のコンテンツもZガンダムに続くガンダムΖΖが放映終了したばかり。アニメじゃない!

ロボットアニメ大好きな割に私はあまりその2つのガンダムに熱中した覚えがなかったりします。プラモデルや小説にまで手を出していた記憶があるのですが比較して自身の中で薄味な記憶。

ドラグナーはそんなガンダムΖΖの後釜的に始まった番組なのですが別にすっごく期待した新番組という感じでもなかったのですよ。当時の私が別なものに熱狂していたのか、家庭事情のあれこれでそれどころではなかったのかはもはや怪しいところなのですが。

それでも運良く新番組の初回予告だけは観ることが出来ました。なんだか珍走団暴走族的なノリでヒノマルハチマキを巻いたリーゼントなあんちゃん(ケーン・ワカバ)が雄叫びをあげる宇宙を熱い炎で包むような勢いのある番宣(ナレーション:石塚運昇)です。


「うおおおおおーおっ! (゚∀゚)ノ チカバニ ケンザン」


あ、主人公ヤバい人かも(;´Д`)


この日の丸鉢巻のインパクトで私は彼のことを新番組の主役と誤解したまま1年もの間ドラグナーを追いかけていくことになるのです。

まぁ日の丸といっても白いハチマキ巻いてる時に出血しただけなのですけど・・・番組タイトルの和風な口上から日の丸と思い込んでましたね(笑)

そんな私の抱いたこの感想は当時のムック本でも触れられていた覚えがあります。

余談ですが予告編の日の丸ハチマキ雄叫びカットは出血のタイミング的なもので修正されたのか、本編だと日の丸ではなかった気がします。


この風貌で雄叫びあげて
突撃するのだから誤認は
当然だろうと思う


当時の小学生に向けての反省一辺倒な戦後教育を振り返りつつ
危険思想に染まったかに見える出で立ちの主人公が、偶然にもメタルアーマーというガンダムで言うところのモビルスーツを駆って突如襲われたスペースコロニーから脱出するのが第一話としての導入となります。

いやーそこで持っていかれましたね。わけがわからないままに敵と戦う最中に「何か武器はないのか!」と吠える暫定主人公。機体搭載AIからのアナウンスで手にしたレーザーソードで敵を撃破。

その描写が刺さったのですよ。

細かく話せば暫定主人公の乗るメタルアーマーはドラグナー1(D-1)といって近接戦闘用の機体です。本来であればスラッとした機体なんですけどレーザーソードを握る直前まではキャバリアーというゴテゴテした増加装甲をつけていたのですよね。キャバリアーの詳細に転ぶと長くなるので雑に説明すると上半身を覆う被り物をした不格好な姿なのですよ。

銃撃に晒されながら


それがいざ格闘戦になるとキャバリアーを排出して真の姿を見せるのです。まるで時代劇に出てくる渡世人が身につけたもの(三度笠と合羽)を投げ捨て刀を抜く姿とおんなじですね・・・実際モチーフはそうらしいのですが。

遂に真の姿を現す


敵兵もお約束の決め台詞「やったか!」を叫んだり、レーザーソードを装備してから斬り抜く迄の流れる動きが勢いのある音楽に支えられて「新番組、すっげー力入ってるなぁ!(゚∀゚)b」とお子様大興奮でした。

まぁ一番記憶に残っているのは
「そのてっぽうの撃ち方がわかんねぇんだよ!?(;´Д`)」
というケーンの叫びですね・・・てっぽうって(笑)

その後は番組自体が時折方向性を見失いつつ?もガンダムの様でガンダムとは違うロボットアニメとしての世界観を広げていきます。

有名どころだと主人公達のワンオフ試作機よりも高性能な量産機の登場ですね。名称をドラグーンというのですけど主人公達の愛機3機分の個性全盛りな「もうあいつ一人でいいんじゃないか?」的な立ち位置の機体です。

ただ主役機が性能落ちだと玩具の売り上げに響くので話が締まらないので改造強化されて再びシンボル的な立ち位置を得たりと王道展開も抑えています。

ドラグナーは私にとってなんというか、好みの味付けがなされたマトンカツカレーの様な立ち位置だったのですよ。

マトンカツカレーというところに美味しいけど万人受けしなさそうな微妙感がありますね(笑)

ムック本諸々が魔窟のなかに眠っているのでソースの確認までは出来ませんが、当時の視聴者の感想以外に制作側としても機動戦士ガンダムの焼き直し的な要素があったのだと思います。

たしかにルーツはガンダムかな?と思うような設定はちょくちょく転がっていますしね。この辺りは当時結構否定的な文脈(?番煎じ)で語られていた記憶なのですが、私的には焼き直しだろうと革新性を求めた結果一周回って同じ方向性になってしまったとしても別にいいのではという立ち位置でした。

加えてガンダム愛が薄い?ことも合わさって幸いなことにそこそこプレーンな視点で作品と向き合っていたのではとも。

ドラグナーって変化に溢れているというか迷走しているというかよくわからない空気があるのですよね。北斗の拳とオーディション会場を間違えてそのまま採用されてしまったグンジェム隊の皆さんなんかは特にそんな感じで。それでもガンダムの二番煎じと陰口を叩かれつつも「基本フォーマット以外そんなに似てるか?」と当時と後年の私は思っていたわけです。

他の身近な例で言うなら人造人間キカイダーと超人機メタルダー辺りでしょうか? 私はメタルダー世代なのですが、よくキカイダーのパチモンという評価を聞かされた覚えがあります。見た目はともかく内容はかなり違うのですけどね。

もっと踏み込むのなら最近だと悪役令嬢モノですかね。冒頭に婚約破棄された衝撃で前世の記憶が生えて云々というテンプレ的な導入はあれど、そこからは各々独自の解釈と個性を伴った話作りになるわけですから。

まぁ個性の話をドラグナーに戻すなら・・・強敵に対する為の修行で山籠り(生身)した成果なのか、土壇場での真剣白羽取り(ドラグナー搭乗中)に繋がる流れとかは置き去りにされた感はありますけど(笑)

とにかく焼き直しならその時代の視点で取り組んだ焼き直しでいいと思うし、新規に創造したのなら面白いことをやればいいんですよ。一つ言えることは「二番煎じや焼き直し」というレッテルで見る側の目が曇らなければという点だけ。

ここまで擁護的な書くとドラグナーってガンダムを超えた超傑作なんだ!と問われそうなのですが・・・そこはまぁ「おまえがそう思うならAA」的な返しになってしまうのですけど(;´Д`) オ、オイラハ ダイスキ

ただ当時ガンダムより熱中して追いかけた者の正直な感想を一言だけ申し添えればガンダムから一歩離れた視点で見てほしいなぁと。

その上でイマイチだったり新しさがないと考えるなら個人の好みとして尊重したい意見だと思うわけです。

さて、ここからはケーン達愛すべき三馬鹿の友情をはじめとしたドラグナーがいかに当時の自分に刺さったかについて語ろうと思ったのですが・・・相変わらず日常生活崖っぷちで内容がお見せ出来ない程とっ散らかったままなので一旦出直そうかと思います。

あ、それでもタイトル回収だけはしとかないとですね。「主役は誰だっけ?」って部分の話です。

初視聴で配信を追いかけている方にとっては
ネタバレになりますのでご注意を!
本日20時から配信開始ですよ!

ラスト手前に主人公(とここまで思い込んでいた)ケーン・ワカバは母親を人質に取られて敵勢力であるギガノス帝国へ投降してしまいます。

そんな彼の苦境と並行してガンダムでいうシャア・アズナブル的な美形ライバルキャラであるマイヨ・プラートによる復讐劇へ番組の尺が割かれていくのです。

主役(未来の舎兄)

冤罪を着せられ自軍を追われメスゴリラアマゾネス惚れられたかと思えば大切な部下を失いながらも最後にマイヨは見事主君の仇を討ち遂げるのです。

元主人公のケーン(未来の舎弟)が仇討ちの土壇場で危機一髪のマイヨを救いに颯爽と現れるとてもおいしい役回りなんですけど・・・それは主人公以外の役柄であればだったりするわけで。

敵の首魁である器の小さい男ドルチェノフを倒す際に、マイヨは難しい言葉で大義を掲げる台詞を口にするのですがケーンは捻りもない「お返しだ!」でした(笑)

語彙力をはじめとした主人公力はともかくとして、ケーンは最後までド直球に真っ直ぐなところが逆に魅力なんですよ( ˘ω˘)


そして反目していた父とも和解して爆発する敵要塞からすんでのところで脱出するのですが・・・その時にエンディングテーマと共にケーンを含む登場人物達のその後が描写されていきます。そして曲が終わりに近づき物語が終わる最後の最後に締めとして宇宙を飛ぶ青い鷹が変じてマイヨの御尊顔が浮かぶと共に

「完」


の一文字でドラグナーの物語は幕を閉じるのです。

ここで当時の私がテレビに向かって叫んだ台詞を再現して本記事の締めと致しましょう。


「主役もってかれた!!ヽ(; ゚д゚)ノ  ケーン カンバーック!」



本記事はサンライズチャンネルによるドラグナーの配信開始(4年半ほど前?)に合わせて投稿しようと書き始めたものの、最早配信も今回話題にした最終回(本日20時配信開始)直前といういつもの体たらくです。

今更感満載ながらも少しばかり無理しつつ記事を投稿した理由は皆様にも私が驚いた主役乗っ取り「完」を是非とも今回の配信で体験して頂きたかったからですね(゚∀゚)ノシ イマハ スクショヲ ハラネェゼ!

ドラグナーは不人気かと言えば全くそうではなく、大人気かといえば少し引っかかるものを感じる微妙な立ち位置にあるロボットアニメだと個人的には思います。いっそのことガンダムシリーズとして作られていたならば的な投稿を目にしたことがあるのですけど、私的にはガンダムファミリーでないからこその味だと思っています。

もしもガンダムファミリーだったらあの子守唄のようなハンドレールガンの発砲音も存在しなかったわけですしね。おまえの子守唄どうなってるんや


<別マガジンですが今回の補足>

<次のお話>

<前のお話>

<サブカルざんまい>
サブカルチャー的なものを中心に緩く語っています(゚∀゚)


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