#28 AIで学ぶTRIZ:物質-場分析とは2、チャレンジ AI×100業務(製造業)
物質ー場分析の例
TRIZの物質-場分析は、技術的なシステム(またはその問題点)を、物質(Substance)と場(Field)の2種類の要素に分けてモデル化し、技術矛盾や不足を明確化し、それに対する標準解を導き出すための分析ツールです。
例えば、「カッターの刃がすぐに摩耗する」という問題を物質-場分析すると;
物質1(S1):カッターの刃
物質2(S2):切断対象(例:段ボール)
場(F):力(切断時に加わる)
問題点:刃がすぐに摩耗する → 有害な相互作用
→ 対応策(標準解の活用)として、「摩耗を減らすための保護コーティング(別の場の追加)」や、「刃の材質を変える(物質の改善)」などが考えられます。
*それでは、スタートです。
*執筆者は以下を参照してください。
使ったツール・準備したこと
ChatGPT GPTs
*好んで、作成者:TRIZ Consulting Group GmbH のものを利用しています。
やってみたこと|コード・ステップ紹介
実行した内容の簡単な流れ
専用のGPTsに以下を投げかけます。
古くなったゴムは硬くなってしまいます。ゴムの柔らかさと弾性を回復したいのですが、物質場分析をお願いします。
以下の回答となりました。
✅ 主な構成要素
S1(物質1):古くなったゴム
S2(物質2):回復を試みる外部要因(たとえば、温熱、化学薬品、溶剤など)
F(場):温度や化学的処理によるエネルギー(熱場、化学場など)
⛔ 問題点(不完全または有害な相互作用)
外部からのエネルギー(熱や化学薬品)がゴムの弾性を十分に回復しない、あるいはゴムを劣化させてしまう。
この問題自体が「場」がないので、上記のように場が設定されている時点で、「熱や薬品処理」といった伝統的な場は有効です。
また、チャットボットは以下の回答が続きます。
古くなったゴムの弾性を回復するには、「熱や薬品処理」といった伝統的な場だけでなく、「新しいエネルギーの場(超音波、UV、プラズマなど)」や、「特殊な可塑剤・軟化剤(S3)」の導入が有効な可能性があります。
また、酸化を抑える「場の除去」や「場の中和」も並行して検討する価値があります。

ここまで数分もかかっていないのがチャットボットの破壊的な面です。また、この根拠を学ぶことでも、さらに理解を深化することができます。
今後の展開・アイデア
次回取り組みたいこと;
・9画面法とは?
参考
・TRIZに関しては、絶版等も含めると以下が参考になります。
・ダレル・マン (著), 中川徹 (著)『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』, 創造開発イニシアチブ, 2004.
・『超発明術TRIZシリーズ 6 理論編 クラシカルTRIZの技法』, 日経BP, 2000.
*このシリーズは他にも役立ち書籍があります。
・TRIZの総本山「TRIZホームページ」、他
最近では・・・
矛盾マトリクスの再考ver
標準的教科書
・GPTs自体のことは下のサイトが詳しい
