カフェ開業にベストな年齢はあるのか?12年経営して40代で手放した私のリアルな結論。
さて、今回は予告通り、私の経験を元にした「カフェ経営のリアル」についてお話ししていこうと思います。
カフェ開業を夢見る人は、老若男女たくさんいます。
最近は20代の若い世代もよく見かけますし、昔から定年後のセカンドキャリアとして、50代、60代で開業を目指す方も多いですよね。
私はもともと30歳での開業を目指していましたが、準備に7年かかり、2年遅れの32歳で開業しました。
※私の開業ストーリー(マガジン)はこちら
そこから山あり谷あり、必死に走り続け、結果的に12年間経営したわけですが……お店を辞める頃、40代半ばになって痛感したのです。
「この年齢で、ゼロから再スタートするのって……想像以上に過酷だ」と。
■ 44歳、「何者でもなくなった私」の厳しい現実
お店を手放した時、ふと自分の状況を客観視してゾッとしました。
またお金を貯めて別のお店をやる?
いやいや、全く考えていませんでしたし、考えたとしても困難は必至です。お金が貯まる頃には一体いくつになっているのか。(ていうかまだ借金残ってましたからね…)
じゃあ、就職する?
40代半ば、特別な資格なし、事務スキルなし、会社員経験なし。条件は極めて厳しいです。
正社員は難しく、接客業のパートだったとしても、やはり若い人が有利な世界です。
(ちなみに、婚活市場でもかなり不利なお年頃でした……汗)
これ、もし私が「家族(子供)を養わなければいけない立場」だったら、さらに恐ろしいことになっていたと思います。
飲食業という、3年以内に50〜70%が廃業し、10年後に残るのはわずか10%程度と言われる厳しい世界。その中で廃業した時のリスクは、年齢を重ねるごとに跳ね上がっていきます。
だって、廃業した後も生活費を稼いでいかなければいけないですからね。
■ 結論:カフェを開業するなら「20代半ば」が理想
カフェや飲食店を開業するのに、何歳がベストなのか?
私なりの結論を言うと、ズバリ「20代半ばが理想」です。
理由はとてもシンプル。
「失敗してもやり直しが効く、最強のリカバリー年齢」であり、かつ「飲食業の過酷な立ち仕事に耐えうる体力がある」からです。
20代前半だと「若すぎて社会的信用がない・お金がない・社会経験が少なくて心配」という面がありますが、20代半ば〜後半になればその辺りも少しはクリアしやすくなります。
もし、20代で借金を背負って廃業したとしても、まだまだリベンジするチャンスはいくらでもあります。
再就職してコツコツ借金を返していくことも十分に可能な年齢。再挑戦も、別の道に進むことも、結婚して子供を持つこともできる。
つまり、「若さ」そのものが最大のリスクヘッジ(保険)になるのです。
遅くても、私が開業したのと同じ32〜33歳くらいまでには開業することをお勧めします。
何年続けたか?によっても変わってきますが、
それ以降になると、少しずつ「失敗した時のダメージ」が人生に重くのしかかってくるからです。
■ 30代以降の開業はダメなのか?世代別の「落とし穴」
では、すでに20代を過ぎてしまった人は夢を諦めるべきなのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。ただし、自分の置かれている状況を冷静に見極める必要があります。
• 30代・40代で家族(子供)がいる男性の場合
奥さんに反対されているのに強行しようか悩んでいる方もいますが、正直やめておいた方がいいです。奥さんが心から協力してくれて、十分な資金とスキルがあり、なおかつ「よほど勝算のある計画」がある人以外は、家族を巻き込むリスクが高すぎます。
• 40代・50代で借金をして始める場合
たとえ子供にお金がかからない状況だったとしても、もし失敗して多額の借金が残った場合、その年齢からの返済と再就職は本当に大変です。
パートナーのどちらかに十分な安定収入があって子供もいなければ、まだ挑戦しやすいですが、そうでない場合はかなりリスキーです。
• 定年後のシニア世代の場合
借金なしで、自宅を改装して無理なく営業する。
年金というベースがあり、趣味的な感じでやるなら理想的だと思います。
ただ、「退職金を全額注ぎ込んで始める」パターンなど、上手くいかなくて老後資金を食いつぶす悲劇は、本当によく聞く話です。
やるなら必ず「どうなったら撤退するか?」のラインを最初に決めておくことが必須です。
これは、何歳で始めても同じかもしれませんが。
あとはシンプルに、50代以降は体力的にかなりキツくなります。
■ 若さという「保険」がないならなおさら、絶対に用意すべきもの
別の収入源がある、親が資産家、借金なしで家賃も安いなど、超・好条件で始められる人以外は、チャレンジするなら断然20代がベストだと思います。
でも、30代以降に夢を抱いた方や、修行のために年齢を重ねた方も多いでしょう。
多くの人は「20代の若さ」という保険がない状態で
勝負に出ることになります。
若さも、潤沢な資金もない。
そんな年代が、この廃業率の高い飲食業界で生き残り、銀行から融資を引き出すためには、絶対に欠かせない「たった一つの武器」があります。
それは、「緻密な事業計画書」です。
情熱だけでは、銀行は1円も貸してくれませんし、お店も続きません。
私は32歳の時、お金も人脈もマネジメント経験もない状態から、この「事業計画書」を徹底的に作り込むことで、1300万円の融資を勝ち取りました。
(※もちろん、担保があったことも大きいですが)
⭐︎こちらの過去記事をご参照ください。
今後は、私が実際にどうやってその事業計画書を作り、融資の壁を突破したのか。そのリアルな中身についても詳しくお伝えしていきたいなと思っています。
重要な内容なので有料記事とさせていただきますが、
少しずつ内容を追加し、段階的に価格を上げていくスタイルで考えています。
これから融資を受けての開業を考えている方や事業計画書を作成しようと思っている方に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
こちらからご覧下さい。
よろしければ、私のnoteの中で一番見ていただいているこちらの記事もどうぞ。
