カフェは「飲食」だけでは厳しい。開業前から私が考えていた5つの収益源と集客装置
カフェは儲からない。
これは散々言われていることで、回転率や客単価の低さから、カフェ単体での売上や利益の限界は、開業前からわかっていました。
だからこそ私は、最初から「飲食以外でも稼ぐ仕組み」を事業計画に組み込んでいました。
もちろん、ただ稼ぐためだけではなく、私がやりたかったことを実現するためでもあり、よりたくさんの方に喜んでもらえると確信していたからです。
今日の記事は、収益化が難しいと言われるカフェにおいて、通常の飲食以外の「収益源のヒント」になればと思い、私の実例を書いてみます。
※10〜20年前のことなので、現在の状況に合っていない部分もあるかと思います。
■ 1. 物販(ジャム・焼き菓子・コーヒー豆)
客単価を上げるための「お土産」戦略です。
プチギフトとしての需要も高かったです。
知り合いのお店の商品の委託販売(買取も有り)がメインでしたが、コーヒー豆や紅茶を小分けにして販売もしていた時期もありました。飲食のついでにプラスアルファの売上を作ってくれる大切な柱でした。
当時はまだやっているお店が少なかった、ドリンクのテイクアウトもやっていました。
■ 2. ハンドメイド雑貨の委託販売
販売手数料20〜30%で作家さんから商品を預かり、売れた時のみ手数料をいただく仕組みです。
当時、ハンドメイド作家さんが増えていたものの、実際にリアルで扱っているお店はまだ少なかったため、需要がありました。お客様にも好評で売れ行きも良かったです。
(ただ、忙しくなってくると、精算や在庫管理の業務が少し負担に感じるようにもなりましたが……)
■ 3. パーティープラン(貸切含む)
通常メニューの他に、予約制で「パーティープラン」を用意し、一定の人数以上で貸切も可能にしました。誕生日会や忘新年会、サークルの集まりや女子会などにご利用いただきました。
ご要望に合わせてオリジナルメニューを提案したり、ウエディングパーティーに使ってくださったお客様も複数いらっしゃいます。
パーティーは前もって準備ができ、短時間で大きな売上が得られるため、非常に効率が良いです。特に通常の売上が低迷した時期には、この存在に助けられました。
■ 4. イベント・ワークショップ・セミナー
お店を「待っているだけの商売」にしないための集客装置です。
企画が大好きだった私は、数え切れないほどのイベントを実施しました。
• メニューを入れ替えるイベント(1〜2週間開催)
• 参加費(飲食付き)をいただく人数限定のトークイベントやライブ
• テーマを決めた交流会(お茶会)
• 占い師さんとコラボした占いカフェ
• 開業や夢実現を応援するワークショップやセミナー…など。
カフェを開業して生まれたたくさんの人脈を、フルに生かすことができ、企画したイベントは概ね成功し、売上アップに貢献してくれました。(失敗ももちろんありましたよ)
イベントのおかげで、地元の雑誌に取り上げてもらったことも何度もありました。(プレスリリースを送ったりもしてました)
参考記事
■ 5. 無料のギャラリースペース
店内奥の壁面にギャラリースペースを作り、小さな絵やポストカード、雑貨などを展示できるようにして、発表の場を求める方に無料で開放しました。
直接的な売上にはならなくても、出展者が宣伝してくれたり、お友達と来店してくれたりと、「集客」の面で大活躍しました。一時、出展が数ヶ月待ちになるくらいの人気を博したほどです。
■ カフェは「場所」を売るビジネス
このように、私は開業前から「カフェの収益構造の弱さ」をカバーするための戦略を練り、いくつもの売上の柱を用意していました。
それは同時に、それを目当てで来店してもらえる「来店動機を増やす集客装置」でもありました。
カフェは「空間・場所を提供する」ビジネス。飲食はその一部に過ぎない。
複数の収益源を持つことで、経営の安定化を図ることができました。
ビジネスモデルとしては、間違っていなかったと思います。実際にこれらの施策のおかげで、売上は作れていました。
■ そして、歯車が狂い始める
しかし、新しいカフェが次々とオープンし、じわじわと客数や売上が減っていく「焦り」。
『借金1300万円の返済』という、常にのしかかる精神的な重圧。
そして、過酷な現場から少し離れて、プロデュース業やセミナー業などにシフトしていきたいという気持ちが、私の中でどんどん募っていきました。
そんな時です。
一度は諦めかけていた、「2店舗目の出店」のチャンスが舞い込んできたのは。
起死回生を狙ったその決断によって、結果的に私は、人生最大のピンチと「どん底」を経験することになります。
次回からは、そんな経営の裏側にある、私の『どん底』の時代の話をします。
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初の有料記事⭐︎絶対に頼みたくなる看板メニューの秘密はこちら!メニュー表作りのポイントも書いてます。私のカフェ名も晒しています。
