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【妻とデート】陶芸って楽しいね

休日の過ごし方って、夫婦の永遠のテーマですよね。 いつもは家でのんびり過ごすか、近所のスーパーやショッピングモールに買い出しに出かけるくらいなのですが、昨日は久しぶりに「ちょっと特別なデート」をしてきました。

向かった先は、下町のレトロな情緒と新しいお店が混ざり合う活気あふれる街、北千住。 今回の目的はズバリ、「陶芸体験デート」です!

お邪魔したのは、北千住にある陶芸工房「Organon(オルガノン)」さん。

これがもう、想像をはるかに超えて素晴らしく、控えめに言っても最高の休日になったので、冷めやらない熱量のままにブログに書き留めておこうと思います。


なぜ陶芸デートを選んだのか?

そもそもなぜ陶芸を選んだのかというと、実は僕、高校の授業で陶芸を履修していた経験があるんです。 一方の妻は、陶芸なんてこれまで全く触れたこともない完全な初心者。 「土を触るなんて、小学生の時の泥んこ遊び以来かも! うまくできるかなあ……」と、行く前は少し緊張しつつも、新しい体験にとてもワクワクしている様子でした。そんな彼女の楽しそうな姿を見ているだけで、僕としてはとても可愛らしく感じられて、密かにニヤニヤしてしまったわけですが。

隠れ家のような工房と、素敵な先生

北千住の駅から少し歩いて、たどり着いた「Organon」さん。工房に一歩足を踏み入れると、土の独特の心地よい匂いと、静かで落ち着いた空気が漂っていて、一気に日常の喧騒から切り離されたような感覚に包まれます。

出迎えてくれたのは、この工房を一人で切り盛りされている先生でした。 「陶芸の先生」というと、勝手に作務衣を着た気難しい職人のおじいちゃん……みたいなステレオタイプを想像してしまっていたのですが(先生、ごめんなさい!)、現れたのは若くてとてもいい感じのお兄さん! 物腰が柔らかく、笑顔が素敵な先生の温かいお出迎えのおかげで、妻の緊張も一瞬でフワッと解けたようでした。

いざ、ろくろ勝負! 土と向き合う無心な時間

今回僕たちが作りにいったのは、「蕎麦猪口(そばちょこ)」と「茶碗」です。 せっかくなら日常使いできるものがいいよね、と二人で相談して決めました。毎日使うものだからこそ、自分たちで作った愛着のある器でご飯を食べたいと思ったんです。

さっそくエプロンをつけて、いざ電動ろくろの前へ。 先生は初心者の妻につきっきりで、それはもう丁寧に、優しくろくろの使い方を教えてくれました。土の中心の出し方、手の添え方、指先への微妙な力の入れ具合。土は非常に繊細で、少しでも気を抜いたり力を入れすぎたりすると、あっという間に形が崩れてしまいます。 「9時の方向から両手の人差し指でやさしくつまむような感じで」という先生のアドバイス通りにしてみると、ただの土の塊が、まるで意思を持った生き物のように滑らかに伸び上がり、美しいカーブを描いていくんです。

妻はすっかりその魅力に取り憑かれたようで、「見て見て、綺麗なお茶碗の形になってきた!」と目をキラキラさせて大はしゃぎ。普段の仕事の疲れも忘れて、ただひたすらに土と向き合う彼女の無邪気な笑顔を見られただけで、僕の心の中のシャッターは連続で切りっぱなしでした。

ちなみに「経験者」の僕ですが……。 高校時代の記憶はすっかり彼方に飛び去っており、いざ土を前にすると指先が全く動かず、結局先生にがっつり助けてもらうことになりました(笑)。妻にいいところを見せるという野望は脆くも崩れ去りましたが、二人で泥だらけになりながら笑い合う時間は、何にも代えがたい最高に楽しいひとときでした。

先生の深い知識が、体験をより贅沢なものに

そして、このOrganonさんでの体験をさらに特別なものにしてくれたのが、先生の圧倒的な博識ぶりです。 ただ作り方を教えるだけでなく、手を動かしながら色々な面白いお話を聞かせてくれました。

例えば、僕たちが作っている「蕎麦猪口」。 今でこそ蕎麦を食べる時の器として当たり前に使っていますが、実はその由来には深い歴史があるそうです。元々は蕎麦用ではなく、お祝いの席などで使われるおちょこや向付(むこうづけ)として作られていたものが、江戸時代に蕎麦の流行とともに今の用途として定着していった……なんていう歴史ロマンあふれるお話に、二人で「へえ〜!!」と感心しきり。

さらに、今目の前で捏ねている「土」の種類や性質、焼くことによってどう変化するのか、日本の各産地の土の特徴など、陶芸の奥深さをとても分かりやすく、そして熱く語ってくれました。 先生の語り口は押し付けがましくなく、それでいて陶芸への深い愛情を感じさせるもので、まるでちょっとした大学の特別講義を聞いているかのような面白さがありました。 ただの作業ではなく、文化や歴史の背景に触れながら土と向き合う時間は、大人のデートとしてこれ以上ないほど贅沢な経験でした。知識のスパイスが加わることで、自分たちが作っている器への愛着がさらに何倍にも増していくのを感じました。

1ヶ月後が待ちきれない!

あっという間に充実した時間は過ぎ、無事に蕎麦猪口とお茶碗の成形が完了! 少し歪なところもあるけれど、それがまた手作りならではの「味」ってやつですよね。 ここから乾燥させ、素焼きをし、釉薬をかけて本焼きをする……という工程を経て、完成するのは約1ヶ月後とのこと。

工房を出て、帰り道に北千住の商店街を歩きながら、妻と「どんな色に焼き上がるかな」「早くあのお茶碗で炊きたてのツヤツヤなご飯を食べたいね」「週末はお蕎麦を茹でて、熱燗と蕎麦猪口で乾杯しようよ」と、1ヶ月後の話で持ちきりになりました。

たのしい陶芸体験でした!

「楽しい」という感情が、体験しているその瞬間だけでなく、完成を待つ1ヶ月間、そして完成した器を使うこれからの毎日にずっと続いていく。陶芸って、なんて素敵なアクティビティなんだろうと心の底から思いました。 Organonの若き先生、本当に素晴らしい時間をありがとうございました!

次のお休み、皆さんもパートナーと一緒に「陶芸デート」なんていかがですか? 二人で土にまみれて夢中になって笑い合う時間は、きっと二人の最高の思い出になるはずです。

僕たちも、1ヶ月後に届く自分たちだけの器を、首を長くして待ちたいと思います。 完成して手元に届いたら、またこのブログで写真をアップして自慢させてくださいね! どうぞお楽しみに!

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