高校受験体験記|小論文は差がつきにくい?受験直前にできる“落ちないライン”対策
小論文は“差がつきにくい”と言われますが、落ちるラインははっきりあります。
短期間で仕上げるのが難しいからこそ、まずは土台づくりが大切。
今回紹介する2冊は、中学生にも使える小論文の基礎が身につく本。
受験直前の今、焦りを少しでも軽くできますように。
この記事は 「葉月家×高校受験プロジェクト|長男編」シリーズ第13話です。
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小論文は差がつきにくい?“落ちないライン”を知ることが合格の鍵
前回の記事では、推薦入試の「作文」と「小論文」の違いについてお伝えしました。
今回は、小論文そのものについて、少し深く触れていきます。
「小論文って、実は差がつかないんですよ」
先日、長男の塾の先生がそうおっしゃっていました。
「そうだよね~」
私も激しく同意です。
私自身、大学受験で小論文が必要でしたが、その頃からずっと
「小論文は差がつきにくい」
と感じていました。
では、
「差がつきにくいなら対策はしなくていい?」
のかというと……
それは違います。
差はつきにくい。
けれど、“落ちるライン”ははっきりあります。
だから小論文は、
「高得点をとる」よりも、
“落とされない最低ラインを確実にクリアする”
という意識がとても大事。
では、その“落ちないライン”とは?
私が考える「落ちないライン」は、この6つを避けること
① 主張がない(結論がない)
② 読み取りがズレている(読み取り力不足)
③ 理由がつながらない(一貫性がない)
④ 作文になってしまう(作文=主観、小論文=客観)
⑤ 字数不足(ここは必ずクリアしたい)
⑥ 設問に答えていない(これも読み取り力不足)
⑤字数不足や、⑥設問からズレるのは、さすがにアウト。
ここは外してほしくないポイントです。
※ただ、⑥も難しいだよね。。
なぜ「小論文は差がつきにくい」のか?
そもそも、なぜ「小論文は差がつきにくい」のか?
その理由は、ほとんどの中学生はまだ……
● 読み取る力
● 思考力
● 文章の“型”
この“土台”が育ちきっていないから。
だから、文章はどうしてもみんな似たり寄ったりになる。
そして、結果的に差がつかない。
※もちろん、たまに“天才的に書ける子”はいます。
でも、それは読書量や書き慣れの差なので、気にしなくて大丈夫。
小論文は“短期で伸びない”教科
そして。
ここは絶対に覚えておいてほしい。
小論文は、急には伸びません。
読み取りの精度、考える力、文章の骨格。
これらは、積み重ねて伸びるものです。
時間もかかります。
私自身、大学受験で小論文対策を1年間みっちり行っていましたが、まあ時間がかかる。かかる。
本来、小論文はそれくらい“積み上げ型”の科目です。
だから、短期間で爆伸びは……正直ほぼ不可能です。
とはいえ、推薦入試まであとわずか。
何も対策をしないのは、さすがに危険です。
そこで今回、私が実際に使っていて、子どもたちにも読んでもらっている、小論文の“土台”づくりにぴったりな2冊の本を紹介します。
しかもこのうちの1冊は、じつはライターさんなどにもおすすめしている本。
「専門書を読む前に、この本で文章の基礎を作るといいよ」と伝えています。
高校受験の小論文はコレで土台づくり。“おすすめ2冊”と読み方ガイド
これから紹介する2冊の著者は、どちらも樋口裕一さんです。
この方の小論文講座が、非常にわかりやすい。
そして、書きやすい。
ということで、私は「樋口裕一さん一択」で学びました。
基本方針:理想は ①→② の順で読む理由
紹介の前にちょっとだけ。
2冊紹介するので、
「どちらを選べばいい?」
と、迷ってしまうかもしれません。
私の本音は、できれば2冊読んでほしい。
おすすめは ① → ② の順番で読み進めること。
なぜなら、この2冊はどちらも“大学受験用”だからです。
実は、長女の高校受験の時に、「わかりやすい中学生向けの小論文本」を探したのですが……
見つからず。。
でも、小論文でやることは、中学生も高校生も、実は同じ。
だから、この2冊を使うのが一番いい、という結論にたどり着きました。
おすすめ①|【完全版】小論文これだけ!超基礎編
著者:樋口裕一・大原理志
まずは、これ。
完全初心者向けの入口の本。
● 小論文が初めて
● 入試まで時間がない
そんな子でも、すんなり理解できると思います。
実はこれ、私の大学受験の時にはなかった本です。
(もしくは、私が気づかなかっただけかもしれません…)
これが当時からあったら、私は間違いなくこの本から始めていました。
おすすめ②|読むだけ小論文 基礎編 パワーアップ版
著者:樋口裕一
そして、こちらが私のバイブル!
今こうして文章が書けているのは、間違いなく、この本のおかげです。
私が「結論→理由→結論」という型にたどり着けたのも、この本で学んだから。
「結論→理由→結論」をもっと知りたい方は、こちらもご覧ください。
▶「書けない」と悩む前に。“結論→理由→結論”の型で文章はもっとラクになる
この本がなかったら……
私はこの記事を書くことはなかったでしょう。
というわけで、おすすめ①で学んだあとは、ぜひ②で学びを深めてください。
この本は、子どもたちに読んでほしくて、小さいときから本棚にそっと置いています。
読んでいるかは……正直わかりませんが(笑)
きっと何かしら吸収してくれていると思っています。
(そう、思いたいです。笑)
※この本をライターさんや文章力をレベルアップしたい方におすすめしています。
小論文は“書く”ことで伸びる。週1本でできる最短対策
上で紹介した2冊の本、本当におすすめです。
どちらも「読むだけ」で理解しやすいように作られています。
でも……
ここが一番大事なこと。
実際は、「読むだけ」では小論文は書けるようになりません。
小論文は、読み取る力・思考力・文章力がそろって伸びる科目です。
ここまで受験に向けて一生懸命勉強してきた君なら、きっとわかると思う。
数学の参考書を読んだだけで、問題がスラスラ解けるようには……
ならないよね。
小論文も、それと同じです。
“書くことでしか伸びない” 科目なんだよね。
書くペースは「週1本」がおすすめ
では、どれくらいのペースで書いたらいいかというと、
私のおすすめは週1本。
(余裕があれば週2本でもOK。)
ここからは、小論文の進め方を3ステップで紹介します。
ステップ1:志望校の過去問で“まず書く”
受験直前期の今は、自分が受ける高校の過去問で小論文を書いてみよう。
小論文は、学校ごとに特徴・クセがあります。
だから、志望校の過去問を「知っておく」ことがとても大事。
ステップ2:塾・学校で“添削してもらう”
これは、ぜひやってほしい!
小論文は “自己採点がしづらい科目” です。
というか、自分では採点できないよね…。
だからこそ、塾や学校の先生に添削してもらいましょう。
添削してもらうと、
● どこがズレているのか
● 理由が弱いのはどの部分か
● 読み取りができていないのはどこか
こうした課題が、はっきり見えてきます。
ステップ3:添削をもとに“もう一度書く”
添削を受けたら、必ず復習しよう。
おすすめは、もう一度書くこと。
小論文は
“読む → 考える → 書く → 添削 → 直す”
の循環で伸びていきます。
最後に、注意点が2つあります。
注意点①:直前に一気に書くのはNG
これまでもお伝えしてきましたが、小論文は積み重ねの科目です。
推薦入試直前になって
「やばい…!小論文やらないと!」
とまとめて書き始めるのは、正直おすすめしません。
理由は3つ。
① 添削に時間がかかる
② 直す時間が足りない
③ “読む→考える→書く”の習慣が作れない
つまり、間に合わない。
週1~2本でコツコツ積み上げるほうが、落ち着いて小論文に向き合えます。
注意点②:小論文ばかりは危険。一般入試とのバランス
ここ、すごく大事!
小論文ばかりやりすぎると、一般入試の勉強時間が削られてしまう。
推薦入試(単願を除く)は倍率が高い。
誰にでも “もしも” の可能性はある。
だから、小論文対策だけに集中するのは危険。
一般入試の勉強も続けながら、週1〜2本書く。
これくらいのバランスがちょうどいい、と私は思っています。
まとめ|小論文は“急に伸びない力”。でも、君ならできる!
小論文って、正直むずかしいよね。
今、長男も「読み取る」「考える」で苦労しているよ。
そんな長男が最近つぶやいた“名言”があって……
「小論文は夜にするもんじゃない」
だって(笑)
夜は頭が疲れているから、集中力が続かないらしい。
だから、週末の日中に書くらしい。
こういう “自分のやり方を見つける” のも、「受験」なんだよね。
今はきちんと書けなくても、
読み取りがズレても、
何度失敗しても、大丈夫。
それら全部が、将来の君の力になるから。
小論文で身につくのは、受験だけの力ではありません。
これからの人生でずっと役に立つ、“考える力” そのものです。
どうか、焦らずに。
どうか、自分を信じて。
君なら、できる!!!
この記事は「葉月家×高校受験プロジェクト|長男編」シリーズ第13話でした。
▶次回、第14話は こちら
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