見出し画像

通信高校に転校!|予想外の出来事は必ず訪れる

「通信高校に転校しようと思う」

次女からそう告げられた時、覚悟はしていたけど、
「とうとうこの日がきてしまったか…」
と思ってしまった。

通信高校が悪いわけじゃない。
偏見があるわけじゃない。

でも。

私自身は、公立高校から大学へと進む“スタンダードな道”しか知らなかったから、未知の世界に正直とまどったのも事実。

「わからない」から不安になる。

その気持ちがある一方、今の彼女にとって、電車で学校に行くことは限界で、これ以上は無理。
彼女はここまで、よくがんばった。

どれだけ自己肯定感を大切に育てても、子育てには予想外の出来事が訪れます。
我が家の場合は、次女の通信高校への転校がそのひとつでした。

その経験を通じて、「これは子どもの最善だ」と信じることは、親自身の成長でもあると強く感じたのです。

今回は、まこ式10の法則
法則⑨「どんなときも”これは彼女の最善”と信じる」
をお伝えします。


 この記事は「自己肯定感を伸ばす子育て学|まこ式10の法則」シリーズ第10話です。
▼前回は、こちら


通信高校に転校!|予想外の出来事は必ず訪れる

「通信高校に転校しようと思う」

この言葉を聞いた時、私は泣いた。

悲しいわけじゃないのに。
ここまでがんばってきた彼女の姿と、これからの不安が一気に押し寄せてきた。

中学生の後半にメンタルを崩した次女。
原因ははっきりしていて、それは彼女が悪いわけではない。
繊細な心を持つ彼女にとって、耐えられなかっただけ。

それでもなんとか、高校に進学。

正直、入学当初から、毎日通えるのか不安があった。
先生方にも相談していたし、次女の事情もわかってくれて、たくさん支えていただきました。

だけど。
満員電車も大きなストレスになり、毎日通えなくなる日々が続く。
勉強が好きな彼女にとって「勉強が遅れる」そのものも大きなストレスになりました。

夏休みに入り、彼女は自転車で通える塾に通った。
そこでは、毎日楽しそうに勉強している。
大学生のお兄さん・お姉さんたちが上手にサポートしてくれる。
「1年生なのに、毎日通ってがんばってるね!」
そんな温かい励ましと、マイペースで進めることができる塾は、彼女に合っていたらしい。

夏休みが明けると、すぐに学校に行けなくなる。
電車に乗れなくなる。

もう限界だった。
親の私から見ても、これは明らかでした。

そんなとき、彼女が自分の口から言いました。

「通信高校に転校しようと思う」

実は私も、以前から通信高校を調べていました。
だからすぐに答えました。

「そうしよう!それが、今のあなたにとってベストだよ!」
泣きながら、そう伝えた。

頭では、転校することが彼女にとってベストだと理解している。

でも、心が追いつかない。
そんな状況。

2〜3日かけて、ようやく心の底から受け入れられるようになりました。

「やっぱり、あなたが選んだことが最善だよね」
そう笑顔で言えるようになったのです。

繊細な心は才能の芽

私は「繊細な心」は、その子の長所だと思っています。
欠点ではないし、直すべきことでもない。

だからこそ、私は彼女の「繊細さ」を守りたいし、今でもそう思っています。

繊細な子は、とても豊かな感受性や非凡な才能を持っていることが多いと感じます。
次女の場合は、絵を描くのが大好き。

そして好きな教科には集中して、驚くほどのめり込んでくれます。
(反対に、興味が湧かないことにはまったく手をつけない…これも彼女らしさです。)

私はよく、姉弟に聞かれないようにこっそり伝えています。

「あなたはいつか必ず爆発する!すごい才能を持っているからね」

その日が来るまで、私は彼女の「繊細な心」を大切に守り続けたいと思っています。

通信高校と塾で見つけた希望と成長

通信高校に転校して、次女はとても元気になりました。

リアルな話をすると、通信高校の授業は時間も短く、内容も基礎的なものが中心です。

だから「学力をしっかりつけたい」という子にとっては、物足りなく感じる面があります。
でもそれは、学校が「勉強以外の活動にも時間を使ってほしい」という考えを持っているから。
学ぶ内容を最小限にすることで、生徒それぞれが自由に時間を活用できるように設計されているのです。

次女の場合、大学進学を目指しているので、このままでは学力が足りません。

そこで役割を分けることにしました。

● 通信高校では「高校卒業資格」を取ること
● 塾では「大学受験に必要な学力」をつけること


それぞれをしっかり活用することで、勉強も日常も、バランスよく進められるようになりました。

今年の夏休みには、カナダへの短期留学にも挑戦し、そこで出会った仲間たちと「大学合格」を誓い合ったそうです。

帰国後の彼女の表情は、転校を決めたあの日とはまるで別人。
希望に満ちたまなざしで、未来を語るようになりました。
今の娘の姿を見ると、胸がいっぱいになります。

「あのときの決断は、間違っていなかった」

そう、心の底から思えるのです。
子どもを信じることは、時に親にとっても試練です。

不安で、迷って、涙することもある。

でも。
「これは子どもの最善だ」と信じる勇気があったから、娘も私も一緒に前へ進むことができました。
親の成長は、子どもの成長とともにある。
いま、私はそのことを深く実感しています。


この記事は「自己肯定感を伸ばす子育て学|まこ式10の法則」第10話でした。
▶次回、最終回は こちら
▶第1話は こちら


興味のある記事を探しやすく、まとめています。
▼このシリーズの全体像はこちら


★こちらのシリーズもお読みいただけると嬉しいです★


いつもお読みいただき、ありがとうございます!
またお越しいただけたら、嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!