高校受験体験記|私の古い価値観がアップデート|今の時代の塾の役割
「学校の勉強をちゃんとしていれば、高校受験はいける」
そう思っていた私の感覚は、今の時代の高校受験には合わなくなっていました。
子どもたちの受験を通して気づいた、学校と塾、それぞれの役割。
親が少しラクになる考え方を書いています。
この記事は 「葉月家×高校受験プロジェクト|長男編」シリーズ第24話です。
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なんで、みんな「塾」「塾」っていうの?
私は、ずっと疑問に思っていた。
なぜ、みんな口をそろえて
「塾」「塾」「塾」
と言うのだろう、と。
正直なところ、その感覚がよくわからなかった。
でも……
それは、私の価値観が古かっただけだった。
子どもたちの受験を通して、私はそのことを、少しずつ学んでいくことになる。
私がずっと持っていた「古い価値観」
私の「受験に対する価値観」は、私自身の高校体験で作られていた。
● 学校の授業をきちんと受ける
● 定期テストで点を取る
● 塾は中学3年生からでOK
(なんなら、部活を引退した夏からでもOK)
こんな価値観。
これで、だいたいどこの高校でも入れた時代。
もちろん、私も中学3年生のときに塾には通っていた。
でも、今ほど「塾が主役」という感覚はなかった。
だから私の中では、「学校」という太い柱をしっかり作っておけば、受験は乗り切れるものだと思っていた。
そして、その感覚は、大人になってからも、ずっと更新されないままだった。
自分がそうやって高校受験を終えてきたから。
大きな失敗をした記憶もなかったから。
だから、子どもたちが中学生になっても、私はその感覚をずっと引きずっていた。
「まずは学校の勉強をしっかりやっていこう」
「塾は必要になったら考えればいい」
疑いもなく、そう思っていた。
でも、今振り返ると、この考えは“今の時代”には、合わなくなっていた価値観だったのだと思う。
よくよく考えてみたら……
私の高校受験って、30年くらい前の話なんだよね(笑)
そりゃあ、受験を取り巻く環境が変わっていて当たり前。
ただただ、私の情報が、古かっただけ。
今の高校受験は「学校」×「塾」の良いとこどり
長女の高校受験を通して、私は、自分の価値観が古くなっていたことを自覚しました。
今の高校受験は、
● 「学校」のいいところ
● 「塾」のいいところ
この2つをきちんと認識して、上手に活用していくほうがスムーズに進む。
しかも、それは、子どものためだけでなく、親の負担も減らしてくれる。
私は、そう思うようになりました。
私なりに整理すると、こんな感じです。
内申点=学校
得点力=塾
今の「内申点」について|部活は入るべき?
ここで少し、今の「内申点」にも触れておきます。
私の時代は、
内申書=学校が「その生徒をどう評価しているか」、人柄や姿勢も含めた総合評価
こんなイメージがありました。
(実際は違ったかもしれないけれど、多くの人が、こう感じていたと思います)
だから当時は、
● 部活に入っていたほうが有利
● 先生に気に入られたほうがいい
そんな“まことしやかな話”が、ささやかれていました。
でも。
今の「内申点」は、全く違います。
少なくとも東京都の場合、単純に
内申点=学校での成績
です。
これはあくまで私の所感ですが……
一般入試において、「部活をしている・していない」は、ほとんど関係ないと感じています。
今は、先生たちの働き方改革もあり、部活そのものが縮小傾向。
入る・入らないは個人の自由。
そんな空気を、感じています。
つまり、合否に直結するものではない。
(この部活の話は長くなりそうなので、別記事で書こうと思います。)
つまり、ここで伝えたいのは、
「学校では、学校の成績をきちんと取ろう」
ということです。
塾の良いところ
一方で、塾の良いところは、ここ。
● 入試レベルの問題への対応
● 得点を取るための戦略
● 苦手分野の洗い出し
特に感じるのは、「入試本番を想定した力」は、学校の勉強だけでは、なかなか身につかない。
正直に言うと、今の入試問題は、定期テストとは別物。
問題文は長く、問い方も独特で、「どこで点を取るか」を意識しないと、時間がまったく足りない。
そういう世界を、日常的に見ているのが、塾なんだと思います。
塾なしでいける?|親が中学生に教えるのは正直無理!
では、塾の代わりに、親が教えるのもアリなんじゃない?
正直に言うと、私は長女の受験のとき、そう思っていました。
少なくとも国語は得意だったし、現代文くらいなら、いけるんじゃないかな、と。
……中学生の皆さま。
本当に、大変申し訳ございません。
私、完全になめてました。
実際に、都立の国語を解いてみたところ……
早々に、ギブアップ(笑)
もう、なに???
今の中学生、すごくない?
こんな文章量、
こんな設問、
こんな思考力を求められる問題……
これ、本当に高校入試?
大学レベルじゃない?
これが、実際に「高校入試にチャレンジしてみた」私の正直な感想です。
本当に、今の中学生たち、すごいと思う。
君たちを、心から尊敬します。
そして、このレベルは、国語に限った話じゃない。
数学も、英語も、昔よりはるかに難しくなっている。
これはもう、私が教えられるレベルじゃない。
そう素直に認めて、私は「塾にお願いしよう」と決めました。
塾のいちばんの価値は「ピンポイント」
塾に通わせてみて、「なるほど」といちばん感じたのは、ここ。
ピンポイントで教えてくれる。
これに尽きる。
子どもが間違えたところを、
その場で、
その子のレベルに合わせて、
すぐに説明してくれる。
これって、実はすごいことだと思う。
家庭学習だと、
「どこがわかっていないのか」を見つけるだけでも大変。
(正直、この段階で、私には無理……)
でも塾では、その子が今つまずいているところを、丁寧に解説してくれる。
しかも、
「なぜ間違えたのか」
「次にどう考えればいいのか」
ここまでセットでアドバイスをくれる。
特に、それを強く感じたのが、過去問演習。
長男は、今、まさに過去問演習をがんばっている。
……で、ちょっとだけ見せてもらったんだけど。
もうね、
問題の意味がわからない。
問題の量が多すぎて、文字酔いしそう。。
「今の入試問題は本当に難しい」
これが、率直な感想。
だからこそ必要なのが、どこで点を取るか、という視点。
● この問題はしっかり取りたい
● ここは落としてもいい
● ここは時間をかけすぎない
そういう判断を、経験ベースで教えてくれる。
これはもう……神の領域。
ただ、ひとつだけ。
私は「塾に行けば安心」だと思っているわけではない。
塾は魔法じゃないし、行けば必ず結果が出るわけでもない。
結局のところ、やるか、やらないかは、本人次第。
それでも。
今の入試の世界を知っている人が、そばにいる。
この安心感があるだけで、私は「塾に入れてよかった」と感じている。
まとめ|2本柱は、親がラクになる仕組みでもある
内申点=学校
得点力=塾
この2本柱を作る。
これが、やっと私がアップデートできた、今の受験に対する価値観です。
正直に言うと、私はこのアップデートに、とても時間がかかってしまいました。
長女には、「失敗」とも言える経験をさせてしまった。
(でも、結果として大学受験を本当によくがんばったから、今ではそれも必要な時間だったと思っています。)
そんな反省と、新しい価値観に出会った今、私がいちばん強く思うことは……
今の中学生って、本当にすごいよね!
あんなに難しい問題に向き合って、毎日コツコツ勉強して。
それだけで、もう十分すごい。
そして、学校も、塾も、それぞれの「いいところ」を使わせてもらって、親も、もう少しラクになってもいい。
受験って、プレッシャーも大きいし、わからないことも多すぎる。
だからこそ、頼れるところは頼って、抱え込まずに。
できるだけ心穏やかに、受験の日を迎えられたらいいな、と思っています。
この記事は「葉月家×高校受験プロジェクト|長男編」シリーズ第24話でした。
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