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大学受験体験記|「行きたい大学」に通えるか?電車で確かめた話

「行きたい大学」はあった。
でも、それが“通える大学”かどうかは、別の話だった。

気持ちだけでは決められなかった志望校。
我が家は、ひとつの方法で確かめることにした。


この記事は 「葉月家×大学受験プロジェクト|次女編」シリーズ第6話です。
▼前回は、こちら


次女の第一志望は、国立大学だった

国立大学に行きたい、次女。

受験スイッチが入った今は、

「絶対、この国立大学にいきたい!」

と言って、毎日、塾にこもって勉強に励んでいる。

そんな次女を見ていると。
私も、そこに合格してほしいと願わずにはいられない。

でも。
ここにたどり着くまでは。

いろいろあったな(笑)

正直に言うと。

「このまま国立を目指して、大丈夫なのかな…」
そう思った時期もあった。 


模試を受けるたびに、不安定になる

長女は、中学生のときから
「絶対、早稲田に行きたい!」
という気持ちが強かった。

長女については、この記事で書いています。


一方、次女。

次女も中学生の時から、
「国立にいきたいな」
と、漠然とは思っていた感じだけど。

メンタルがちょっと崩れていた時期とも重なって、そこまでしっかり考えられてはいなかった。

高校生になってからも。

「国立にいきたいな」
とは、口では言っていたけれど。

模試を受けるたびに、プレッシャーがかかり、メンタルが不安定になることも多かった。
ついでに言うと、電車に乗ることも苦手なままだった。

そんな次女を見ていると。
私の中でこんな不安が大きくなっていった。

「国立大学は、受験科目がとても多い。
これは、今の次女にとって、大きな負担になっているんじゃない?
このまま国立を目指して、次女の心は大丈夫なのだろうか?」


私は、はじめて「私立にしたら?」と言った

これまで私は、子どもたちの決めた高校や大学に、口を出したことはない。

「私(俺)、ここに行きたい」と言えば。

その時点で、成績が悪かろうが、模試が悪かろうが、

「じゃあ、がんばってごらん」
こんな言葉をかけてきた。

そんな私が、次女の志望校に対して、口を出していいのだろうか?

そんな葛藤を抱えつつ、しばらく次女の様子を見ていたけれど。

高校2年の春。

ボロボロになる次女を見て、私はとうとう言ってしまった。

「国立大学は負荷が多いから、3教科で受験できる私立にしたら?」

この言葉は、本当は言いたくなかった。
自分が受ける大学は、自分で決めてほしかった。

それでも。
次女の心を守るために、私は言ってしまった。

次女も、自分の心と向き合って、私立大学にすることに納得した。


それでも次女は「やっぱり国立」と言った

それから、1ヶ月後。
ちょっと申し訳なさそうに、次女がぽつりと言った。

「お母さん。私、やっぱり、国立大学に行きたい。
国立大学、目指してもいい?」


その言葉には、迷いはなさそうだ。
なにか吹っ切れたような、覚悟を決めたような、そんな雰囲気があった。

でも。
この時点でも、私はまだ、次女のメンタルと電車が苦手なことを、心配していた。


だから私は「電車に乗ってきて」と言った理由

だから、私はこう伝えた。

「わかった。ただ、お母さんも迷っているから。
一度、通学時間の混雑している電車に乗ってきて。
それができたら、国立を受けることにしよう。」

行きたいだけでは、決められない。
毎日続く現実に耐えられるかどうか。

志望校への通学時間帯。

混雑する電車。
人の多さ。
そして、閉塞感。

電車が苦手な次女が、これらを体感してクリアできたら。
再び、国立大学を目指すことをOKにしよう。

そう、私は考えた。


志望校は「通える」と確認できたから決まった

実際に、電車に乗ってきた次女。
笑顔でこう言った。

「お母さん。大丈夫だった!大学まで通える!」

それを聞いて、私は、ようやくOKを出した。

次女の場合、行きたい気持ちだけで決めたわけじゃない。
学力だけで決めたわけでもない。

まずは、実際に通えるかどうかを確認した

それができたから、決めた。


あのときの電車が、今につながっている

このことがあってから、まもなく1年。

現在の次女は、メンタルがとても安定し、おそらくこれから大きく崩れることはないだろう。

そして、力強いやる気に満ちている。

「絶対、この国立大学にいきたい!」
という次女には、頼もしささえ感じている。

あの時。

「通学時間の混雑している電車に乗ってきて。」

そう言って、実際に乗れるかどうか確認してよかった、と思っている。

だって。
やっぱり、次女がいきたい大学を目指してほしいから。

あのときの電車が、この1年につながっている。

私は、そう思っている。


この記事は 「葉月家×大学受験プロジェクト|次女編」シリーズ第6話でした。
▶次回、第7話は こちら
▶第1話はこちら


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