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なぜ「自己肯定感を伸ばす子育て学」を書くのか|普通の子育ての積み重ね

今回は、ここまでの「まこ式10の法則」とは少し違って、コラム的に書いてみようと思います。

テーマは、
なぜ、この「自己肯定感を伸ばす子育て学|まこ式10の法則」シリーズを書こうと思ったのか。

私はこれまで、特別な子育てをしてきたわけではありません。
塾に通わせたのも中学生になってから。

中学受験をさせたこともありません。
3人を育てながら受験サポートに全力を注ぐ体力も気力も、当時の私にはありませんでした。

そんな“ごく普通”の子育てをしてきた私ですが。

ここ最近、不思議なことに、立て続けに3人の方から
「子育ての話を聞かせてほしい」
と言われたのです。

それがきっかけで、私自身「どうしてなんだろう?」と考え始め、このシリーズを書いてみようと思いました。


 この記事は「自己肯定感を伸ばす子育て学|まこ式10の法則」シリーズ第6.5話です。
▼前回は、こちら


3つのエピソード紹介

エピソード① 長男の中学校の先生に聞かれた子育てのコツ

長男の中学校の先生は、3人のお子さんを育てていらっしゃいます。

長男から、先生が授業中に話してくれた、お子さんたちのエピソードをよく聞いていて、
「小さい子が3人って…今がいちばん大変だろうな。私もそんな時代があったな」
と懐かしく思っていました。

その先生から、ある保護者会の日に尋ねられたのです。

「どうしたら、長男くんみたいな子どもが育つんですか?」

私は思わず笑いながら、こう答えました。

「長男から先生のことはよく聞いています。
今はみんな小さくて大変ですよね。
我が家も3人なので、その大変さはよくわかります。

正直なところ、長男は末っ子だったので手が回らなかったんです(笑)

だからせめて、話しかけられたら、その内容が理解できなくても、
『すごいね!』『かっこいいね!』『さすがだね!』
この3つの言葉を繰り返すようにしていました。

コツは、親(先生)の“演技力”です!
男の子って不思議な生き物だから、理解できなくても、とにかくこの3つを繰り返していれば大丈夫です!」

エピソード② 長女の高校の先生から「本を書いてほしい」

長女が早稲田大学に合格して数か月後。

長女の高校の先生に偶然お会いしました。
我が家の子育てについて話したところ、その先生がこうおっしゃったのです。

「お母さん、早稲田大学に受かる子育て本を書いてくれませんか?
長女さんが卒業間際に後輩へ語った話も素晴らしかったし、葉月さんの子育てを知りたい人がたくさんいると思いますよ」

冗談っぽく、でも真剣に言われました。

そのとき私は笑いながら答えました。

「いやいや、普通の子育てしかしてきていませんよ。
特別に伝えられるようなことなんて、何もないですよ」

でも。

今こうして「自己肯定感を伸ばす子育て学|まこ式10の法則」を書いている自分がいます。
あのときは冗談にしか思えなかった先生の言葉が、今振り返ると“未来の私への種まき”だったのかもしれません(笑)

エピソード③ 保育士さんが見抜いた「普通の子育て」の価値

以前から交流のある、私が尊敬している保育士さんがいます。
子どもたちが小さい頃から時々話を聞いてくださっていたので、成長の様子も知ってくださっていました。

久々にお会いして、我が子たちの近況をお話ししたとき、こんな言葉をかけてもらったのです。

「葉月さんの子育てには、何かある。
葉月さんは“普通”だと思っているかもしれないけど、その普通の中に何かが隠れている。
だから、3人ともこんなにいい子に育っているんだと思いますよ」

その言葉は、私にとってとても嬉しく、そして不思議でした。

「え?私って特別なことしてきたかな?」
と考えてみても、やっぱり思い当たるのは“普通のこと”ばかり。

でも。
「もしかしたら、普通を続けることこそが、一番むずかしくて、一番大事なことなのかもしれない」
そう気づかせてもらった出来事でした。

私の答えは“魔法の言葉”の繰り返し

保育士さんの言葉をきっかけに、改めて振り返ってみました。

私が子育てで続けてきた「普通のこと」って何だろう?

思い当たるのは、とてもシンプルな3つの言葉でした。
「すごいね!」「かっこいいね!」「さすがだね!」

この3つを、子どもが話しかけてきたときに、とにかく繰り返してきたのです。
理解できない話でも、疲れて返事をするのがやっとのときでも。
とりあえずこの3つだけは、意識して伝えてきました。

華やかな習い事をさせたわけでも、特別な教育方針があったわけでもありません。

でも、この3つの言葉を続けてきたことで、子どもたちの心に「大丈夫」という安心感が積み重なったのではないかと思います。
結局のところ、私の子育ての“答え”は、この魔法の3つの言葉を繰り返すことだったのです。

特別じゃなくて、普通の積み重ねが大事

こうして振り返ってみても、私の子育ては特別なことをしたわけではありません。
塾や受験に力を入れたわけでもなく、教育方針を練り上げたわけでもない。

ただ、毎日の中で 「すごいね!」「かっこいいね!」「さすがだね!」 を繰り返してきただけ。

それでも、その“普通”をコツコツ積み重ねていったことが、子どもたちにとって安心感や自己肯定感につながったのだと思います。

特別な方法がなくても大丈夫。
「普通を続けることこそ、いちばんの子育て」
それが、私自身がこのシリーズを書こうと思った理由です。

子育てに迷ったり、悩んだりしたときは、日常の中で
「すごいね!」「かっこいいね!」「さすがだね!」
をお子さんにかけてあげてください。
きっと、最高の笑顔が返ってくると思いますよ。


今回は、「自己肯定感を伸ばす子育て学|まこ式10の法則」シリーズの 第6.5話(コラム回)でした。
▶次回、第7話は こちら
▶第1話は こちら


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