見出し画像

『私ってダメかも』ママの自己肯定感は低い?調査データで見えた“本当

「今日も『早くしなさい!』って怒りながら、学校へ送り出してしまった…  本当は笑顔で軽やかに送り出したいのに。。」
「私って、だめだなぁ。なにやってもうまくいかない。 私、この子の母親、ちゃんとできていない……」

そんなふうに思いながら、今日も朝からがんばっているママへ。

あなたは、今日も、ちゃんとやってるよ(^^)

大丈夫!大丈夫!

それだけは、まず最初に、しっかり伝えておきます。

これまで「自己肯定感を伸ばす子育て学|まこ式10の法則」シリーズでは、子どもの自己肯定感を中心にお話ししてきました。
でも、その大元になるのは、お母さんやお父さん、子どもを支える大人自身の自己肯定感だと感じています。

そこで、第2章として新しいシリーズを始めます。
タイトルは『私でいいんだ』を取り戻す|母の自己肯定感シリーズ

「母」としていますが、「父」でも「おじいちゃん・おばあちゃん」でもかまいません。
子どもを見守るすべての大人に向けて綴っていきます。
第1話では、国の調査データをもとに、日本のママたちの自己肯定感の現状を一緒に見ていきましょう。


 この記事は「『私でいいんだ』を取り戻す|母の自己肯定感」シリーズ第1話です。


▼この記事を書いている私自身については、こちらにまとめています。


日本の若者の自己肯定感をデータで見てみました

「他のママはもっとちゃんとしてるのに、なんで私だけできないんだろう…」
「私ができないんだから、うちの子もできないよね。だって私の子だから…」

そう感じるのは、実はあなただけではありません。

大丈夫!あなたのせいじゃないよ。
もちろん、あなたの子のせいでもない。

なぜなら、日本全体が“自己肯定感が育ちにくい社会”だから。

これは、政府の調査データでも明らかになっています。
こども家庭庁(旧・内閣府)が2023年に行った国際比較調査「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査」を見てみましょう。
これは大人の調査ではなく、13〜29歳の若者を対象にしていますが、未来のママやパパになる世代でもあり、いまの親世代の自己肯定感の傾向を知ることができるデータなんです。

出典:こども家庭庁|我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)

まずは、「私は自分自身に満足している」の質問です。

グラフを見ると一目瞭然ですね。
日本の若者は「自分自身に満足している」と答えた割合が57.4%と、主要国の中でとても低い結果でした。
アメリカ・ドイツ・フランスなどでは7割を超えているのに、日本だけが6割を下回っています。

同じ調査で、別の質問「今の自分が好きだ」の結果も見てみましょう。

こども家庭庁|我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)

この質問では、日本人は約半数の53.4%の人しか「今の自分が好きだ」と答えていません。
他の主要国は7割を超えているのに。

つまり、日本の若者は「欧米の若者に比べて自己肯定感が明らかに低い」という現実が、データからもはっきり見えてきます。

しかもこれは、子育て世代にも共通しています。

育児に一生懸命なお母さんほど、「もっとちゃんとやらなきゃ」「私のせいかも」と思いがちです。

でもね。
あなたが悩むのは、あなただけの問題じゃない。
そう感じやすい社会のなかに、今、私たちがいるだけなんです。

ママの自己肯定感を調査してみました

実は、母親の自己肯定感についても調査が行われています。
そのひとつが、コズレ子育てマーケティング研究所による大規模調査です。

まずは下記の図をご覧ください。

子育てが始まると”自信が下がる”ママが増える。出典:コズレ「2019年調査詳細」

この図では、妊婦さんと子育て中のママを比較しています。
結果をみていきましょう。

自己肯定感が「高い」と答えたのは妊婦さんで18%、子育て中のママでは15%。
一方で「低い」と答えたママは、妊婦さんで12%から、子育て中では17%に増えています。

つまり、子育てが始まると“自信が下がる”ママが増えることがデータからも見えてきます。

3人に2人が自信が高まった実感がない。出典:コズレ「2019年調査詳細」

さらに「妊娠前と比べて、自己肯定感が高くなったと思うか」という質問もみてみましょう。

自己肯定感が「高くなった」と答えたママはわずか31%。
※「非常にそう思う」7%と「そう思う」24%の合計です。

一方で「どちらともいえない」「下がった」と感じているママは合わせて69%にものぼりました。
※「どちらともいえない」「そうは思わない」「全くそうは思わない」の合計です。

つまり、3人に2人のママは「自信が高まった実感がない」のです。

どうしてママは「私ってダメかも」と思ってしまうの?

では、なぜ、私たち母親は自信を失ってしまうのでしょうか?

それは、 “比べること”と“責めること”に囲まれた社会で生きているからではないでしょうか?
ただそれだけ。
では、そんな社会の具体例を3つ挙げてみましょう。

【具体例1】 SNSで「他人のキラキラ」が目に入る

スマホを開けば、
「3歳で九九を覚えました!」
「小6で英検2級合格しました!」
「夫と息子が作った母の日サプライズケーキ♡」

そんな“素敵な家庭のハイライト”が目に飛び込んできます。
それを見て、「すごいなぁ」と思うだけならいいと思う。

でも、気づかないうちに、自分の今と比べてしまう。
そして、こう思ってしまうんです。

「うちの子、こんなふうにできてない…」
「私、あんなふうにできてない…」
「やっぱり私、母親として足りてないのかも…」

でも。
私、思うんです。

隣の芝生は青く見えるだけなんだよ。
隣の芝生は、素敵なところだけを投稿しているだけかもしれないよ?

SNSだけじゃない。
児童館で会ったママ友も、小学校の同級生のお母さんも、本当は何か悩んでいるかもしれない。
疲れているかもしれない。

ただ、それでも隣の芝生は青く見えるだけ。

【具体例2】 「ちゃんとしなきゃ」という呪い

母親業務は本当に多岐にわたります。
私は、母親は、24時間365日営業の究極のマルチタスク業務だと思っています。

● 子どもの栄養バランスは?
● 早寝早起きはできてる?
● 勉強は? 習い事は?
● 友達関係は?
● 家事は? 仕事は? 夫婦関係は?

お母さんたち、やること多くない?
多いよね。
しかも、どれも大事。

でも、こんなに多いと、全部を完璧になんてできない。

それなのに、「全部ちゃんとやらなきゃいけない」って思ってしまう。
その瞬間、あなたの心がすり減ってしまう。

完璧なんて存在しません。
ないものを求めても、あなたが苦しくなるだけ。

とりあえず、ご飯を出して、寝てくれればOK!

【具体例3】子育ては“がんばりが見えづらい”

育児って、資格もなければ、昇進もボーナスもありません。
がんばった成果が、明日すぐ見えるわけでもない。

今日のがんばりが見えるのは、子どもが成人したころでしょうか?
気が遠くなりますよね。

子育ては「これで合ってるのかな…?」という不安の連続。

がんばっているのに、評価も確認もない。
だから、苦しくなる。
だからこそ、がんばっているのに自信が育ちにくいのだと、私は思っています。


いかがでしたか?
あなたにも、どれか1つ当てはまること、ありませんか?

もしかしたら、
「1つではなく3つ全部あてはまる!」
という人もいるのではないでしょうか?

実は、1つでも大丈夫!2つでも大丈夫!もちろん、3つでも大丈夫!
1つもでいいし、全部あてはまってもいいのです。
それだけ、あなたががんばっているという証だから。

おわりに|事実で自分を責めない

ここまでのデータを見てきて、
「やっぱり私ってダメなんだ…」と落ち込んでしまった方がいたら、どうか安心してください。

大切なのは、この数字は“あなたひとりの弱さ”を示すものではないということです。
むしろ、同じように悩んでいるママがたくさんいるからこそ、統計として表れているのです。

私自身も、子育ての中で迷ったり、悩んだりしたことがたくさんあります。
でも、今振り返ると、その不安や悩みは「私が特別にダメだから」ではなく、そう感じやすい社会に私たちが生きているからなんですよね。

だからこそ、今ここから始めてみましょう。

「私も、自分をもっと信じていいんだ」
「比べなくても、私の育児は、私たちのペースでいいんだ」

そんな気持ちが、自己肯定感を取り戻す最初の一歩になります。
 「大丈夫。あなたはちゃんとやっているよ」


この記事は第2章『私でいいんだ』を取り戻す|母の自己肯定感シリーズの第1話でした。
▶次回、第2話は こちら
▶第1章は こちら


興味のある記事を探しやすく、まとめています。
▼このシリーズの全体像はこちら


★こちらのシリーズもお読みいただけると嬉しいです★


いつもお読みいただき、ありがとうございます!
またお越しいただけたら、嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!