[JP] Ep.2 ファッションを読む―チュールスカートの着方―
*This is the Japanese version.
▷ You can read the English version here ◁
◆何を着て、どう組み合わせ、どんな印象をつくるか―ファッションを題材にした、私の創作エッセイ・シリーズに登場するコーディネートやアイテムを、着こなしの面から語ります。また、実例として私自身のコーディネート写真も掲載します◆
今回は、シリーズ ▷ Ep.2 友情の装い ◁ より、「チュールスカート」について綴ります。

ヒルダです。
▷ Ep.2 友情の装い ◁ では、装いが力をくれた、私にとって大切なエピソードを綴りました。
本記事では、そこに登場した「チュールスカート」について語りたいと思います。
1. チュールスカートについて
チュールスカートと聞いて、みなさんはどんな印象を抱くでしょうか?まずは、チュールスカートがどういったものかをお伝えします。
Q1. どんなアイテム?
バレエの衣装「チュチュ」の造形をルーツとするアイテムです。とても細かい網目状に織られた、薄く透ける生地で、軽やかな印象ながら、ボリュームのあるシルエットが特徴です。歩くたびに、華やかな揺れをつくるのも魅力です。
Q2. どんなコーディネートをつくれる?
その造形から「フェミニン」、「ガーリー」なコーディネートが得意なアイテムです。女性らしい印象を与え、ロマンティックでドリーミーな雰囲気をつくることができます。
Q3. このアイテムの良さは?
甘くて華やかな印象、やわらかく広がるボリューム感が、最大の魅力です。生地としては薄手ですが、レイヤード次第で通年着ることができ、さまざまなコーディネートを楽しめます。自分の気分を上げたいときや、少し特別感を出したいシーンにもよく合います。「この日は外せない!」と思うときには、力を借りてみましょう。

2. チュールスカートを着るときのポイントと実例
日常に、特別な彩りをもたらしてくれるチュールスカート。着こなしのポイントをお伝えしながら、実際のコーディネートをご紹介します。
〈ポイント〉
甘くて華やかなアイテムだからこそ、ドレッシーな印象や下半身にボリュームが出るシルエットを、普段のコーディネートとしては過剰に感じてしまうこともあるでしょう。チュールスカートを着るときは、自分が必要とする甘さとシルエットに整えることが重要です。小物やカラーでも調整できますが、以下2つの方法を活用すると、より自分に合ったコーディネートが組めるようになります。
①トップスによる調整
チュールスカート自体は甘い印象を持つアイテムですが、意外と合わせるトップスを選びません。
・甘さを強めたい場合は、トップスも同じ印象になるものを合わせます。
・甘さを弱めたい場合は、カジュアル、クールなど反対の印象を持つトップスと合わせます。
②シルエットによる調整(スカートを見せる範囲)
スカートがどのくらい見えるか、その範囲によって、コーディネートの印象やシルエットは変わります。
・ウエストをインにし、スカートのシルエットをしっかり見せると、甘い印象とボリューム感が強調されます。
・ウエストをアウトにし、長めのトップスなどを使って、スカートが見える範囲を狭めると、甘い印象が弱まり、シルエットのボリューム感も抑えられます。
◆LOOK1:甘さとボリューム感を強調したフェミニン・スタイル


・パープルのチュールスカートを主役に、同系色で細めのボーダー・トップスをウエスト・イン。スカートのシルエットをしっかり見せながら、ドレッシーになりすぎない、フェミニンさを演出。
・アクセサリー、バッグ、シューズにホワイトを選ぶことで、軽やかな印象に。
◆LOOK2:甘さとボリューム感を抑えたカジュアル・スタイル


・古着のロング・ニットをウエスト・アウトで重ね、スカートが見える範囲を少なめに。ニットのくたっと感でカジュアルダウンさせ、甘さとボリュームを抑える。
・シューズはベージュのシアー・ブーツを合わせ、甘さを削り、 少しエッジをプラス。
~メモ~
今回、「同じスカート」で着回すか、「違うスカート」でバリエーションを見せるか……とても悩みました!その結果、カラー違いなどで何枚か持っていることもあり、今回は「違うスカート」で2パターンを掲載しています。ただ、同じアイテムの着回しもやっぱり面白そうなので……また別の機会に「着回し」をテーマにしてみたいなと思っています!!
3. チュールスカートを通して贈るエピソード
さて。チュールスカートをクローゼットの中にお持ちの方も、そうじゃない方も―「あなた」はこのアイテムをどう考え、何を思いましたか?
チュールスカートが持つ、甘さと華やかさは、取り入れ方によって違う表情を見せます。そして、そのどれもが、日常に特別な彩りを添えてくれるものになると、私は思っています。「あなた」が纏う彩りは、「あなただけの華」となり、その日の心を支えてくれるでしょう。
誰かと会う、緊張する日。何かを待つ、落ち着かない日。大切なことをする、勇気がいる日。「あなた」にはさまざまな日々があるはずです。
そう、いつだって心を強く持てるわけじゃない―そんなとき、どうか服の力を借りてみてください。
「あなた」は、今どんな気持ちでしょう?今日をどんな1日にしたいでしょう―いつもと少し違う自分で、一歩踏み出せることを祈り、ここに改めて、作品を贈ります。

装いと感情の関係を考察しながら、
ひとつのエピソードを。
▷ Ep.2 友情の装い ◁
「ファッションを読む」では、今後もさまざまなコーディネートやアイテムを取り上げます。
▷ 今後の記事予定 ◁
過去、そして今日、これから―あなたには、どんなストーリーがあるでしょう。
その装いが、あなたを輝かせますように。
▷ “From My Closet To You” シリーズについて ◁
▷ シリーズ作品一覧(1話完結型) ◁
▷ Fashion Writing✶ファッション関連記事 ◁
▷ 作者について ◁
―私のクローゼットから、
あなたへ小さな贈り物を―
― Hilda Tutu ―
▷ 日本語版 HOME へ戻る ◁
© Hilda Tutu. All rights reserved.
(無断転載・複製・改変・配布禁止)
Contact ▷ お問い合わせ(質問箱) ◁
