[JP] Ep.1|イントロダクション
From My Closet To You
~ファッションと心を綴る、創作エッセイ~

1. ファッションを、見つめる
ファッションは自分らしさを表す手段であり、大切な存在です。何を着て、どう組み合わせ、どんな印象をつくるか。考える時間は心躍るもの。でも、勝てない戦いに挑むような、苦しいときも。服を選ぶ行為には無数の選択肢があり、「唯一の答え」を見つけ出せず、立ち尽くす瞬間があるのです。だからこそ私は、ファッションについて、さまざまなことを思い、考えます。このシリーズでは、そのひとつひとつを見つめ、言葉を綴ります。
2. 見えるもの、その奥に
「ファッションは見るもので、言葉で表すものではない」という印象もあります。私自身、視覚的な要素が大きいものだと捉えています。ただ、「見る」行為は一瞬で、結局「消費」にすり変わっていないか。大切なものだからこそ、少しの葛藤が生まれます。もちろん、この疑問に「唯一の答え」なんてないでしょう。でも、服を選ぶときの感情や意図、装いの工夫、それらが照らす日々の物語―きっと、視覚だけでは伝えきれないはずです。
3. 綴るものと、視点
ここでは、ファッションを視覚的に楽しむだけではなく、そこに宿る心にも目を向けます。テクニカルな話に触れることもあれば、過去の記憶をストーリーとして紡ぐことも。それらは、私個人の考えや価値観に紐づいています。一方、物事の捉え方は、いつ・誰の視点を持つかによって変わります。ひとりひとり抱くものが違うからこそ、「唯一の答え」は存在しません。私はどんなときも、そのことを心に留め、綴っていきたいと思います。
4. 言葉に、優しい力を
目に映らないものを、誰もが抱いています。それらに形を与え、心と心を結ぶのが「言葉」だと思います。同時に、その結び付きを切り裂く刃となるのも言葉でしょう。相反する力を併せ持つほどに、強い―私は、誰かの心を明るく照らし、支えるために、この力を使いたい。それが私の願いであり、「唯一の答え」です。大切にしているファッションという視覚の世界を、言葉で綴る―そのとき、人を優しく包む力が生まれると信じています。
5. この場所から、あなたへ
私はこの場所で、言葉の力を信じて綴ります。それが、あなたの「唯一の答え」にならなくても、少しの気づきや何かのきっかけとして届くなら幸いです。そう祈るとともに、思い馳せます。あなたが扉を開けて向かう、今日や明日はどんな1日でしょう。服を選ぶとき、鏡の前に立つとき、どんな気持ちでしょう。心が弾む日も、涙がこぼれる日も。その装いが、あなたを輝かせますように―私のクローゼットから、あなたへ小さな贈り物を―
Fin (Ep.1 イントロダクション)
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