現代人が抱く虚無感を表現した曲 「I'm not」 制作日誌
自分がどこにも居ない感覚を英語で歌った曲を作りました。お気に入り曲の一つ。
誰かになろうとして結局誰にもなれない。ロールモデルが不在。何者かにはなれたが結局はペルソナでしかない。そんないろんな虚無感。
オレは妄想家でいろんな自己実現妄想をしてきたけど結局は自分以外にはなれなかったし、自分にすらなれなかった。
オレは解離性障害があるから自己同一性が常にバグってる。普通の人が社会的場面でビジネスマンを演じるレベル以上に性質が変化してしまう。
解離性同一性障害(かつての多重人格障害)は、複数の人格がいると誤解されてるけど、正確にはどの人格にも"なりきれない"、自分が誰でもないというニュアンスが正しい。
軽度の解離や自己同一性バグは誰にでもある。人は他人や社会が推奨する人格をコピペする。そして虚無る。
人は嘘つきなので、完璧な自己実現は存在しない。無意識下には常に嘘と罪が封印されてる。ほんとは自分以外の誰かになりたかったという願望は著名人も全員抱えてる。
制作日誌
曲は2023年に作った。3年後にやっと録音出来た。歌詞はまず英語っぽいテキトー語で歌って、そこから英単語っぽい部分を英単語化し、それをモチーフに原型を書き、Copilotで修正と翻訳をした。
ギターはいつもは高音弦と低音弦を分けてたけど今回はめんどくさかったし全弦同時弾きの方が雰囲気が出た。
幻想を追うのをやめて等身大の自分や、ただの意味不明な詩人にしかなれなかった人を表現したかったのでボーカルは重ね録りをせずに英語の発音ミスを隠さずに開き直った。
ジャニーズのようにボーカルを重ねるのは本当にダサいので、ジャニーズもそのファンも全員消滅したほうがいい。
英語の発音はだんだん上手くなってきた。数年前の作品は直訳歌詞だし文法も間違ってて発音も恥ずかしい。
何で音楽なんかやってるのかももう分からなくなりつつ、音楽が好きなんだろうと思いながらとにかくレコーディングした。金がないのでブックオフ製の中古ギターと中古のiPadだけで制作した。
Cubasisが3.8になってからバグだらけでイライラしながら作業した。
元々、デモアルバムに収めるつもりだったけど名曲なのでシングルとして公開した。Spotifyは馬鹿で、作曲年をリリース年として扱うので作品リストの下の方に位置してしまった。SpotifyもApple musicもYouTubeも全部倒産してほしい。
この曲はほんとに良い曲だと思うから、社会のせいで心が腐っちゃった人たちも聴いてほしい。むしろそういう人のための鎮魂歌でもあるし。
MV撮影は影を使うことにした。元々、影をテーマにした別の曲でやるつもりだったけどこの曲にマッチしてたので採用した。
ライトとカメラの距離と角度の調整に苦戦した。かなりの悪態と怒鳴り声を挙げながら撮影した。
最近、洋画の「君が生きた証」(銃乱射して自死した学生シンガーソングライターの父親が、息子の曲を演奏するフィクション映画)を観てて、そのラストパフォーマンスに感化された節もある。

映画っぽくない映画を求めてる最近のオレには、映画的過ぎるのが微妙だったけどラストの曲が名曲なのと、普通の人生を捨ててギター熱が再燃したオッサンという設定に共感出来た。しかしあれだけ名曲が書けるやつは大学で銃乱射なんてしない。オレみたいに誰からも理解されなくても自分の才能を信じ続けたはず。
今は思想や執筆活動に集中したいけど音楽ももう少しだけ質素なスタイルで続けるつもり。
どうせ誰も聴いてくれないけど別にもうどーでもいい
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