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【AIに電気料金の節電術をコンサルしてもらった話】夏の合理的節電術と、人生を戦略的に生きる経済学

7月も半ばに入り、いよいよ本格的な夏がやってきましたね。台風が過ぎ去った石垣島は、海面温度が下がって心地よい風が吹き抜けていますが、それでも日中の暑さはやはり厳しいものがあります。
この季節、避けて通れないのが「夏の電気代の節約」というリアルな問題です。
実は先日、我が家に届いた電気代の請求書(6月中旬〜7月中旬)を見て、ふと考え込んでしまいました。金額は約12,000円
「これって、我が家の状況に対して高いのだろうか? 安いのだろうか?」
そこで今回、私はAI(人工知能)をパーソナル・コンサルタントとして迎え、我が家の節電対策を徹底的に見直してみることにしました。
これが、驚くほど知的で合理的な「仕分け作業」になったのです。

1.AIは我が家の電気代をどう評価したか?

まずは、私の生活環境をAIにそのまま伝えて、現状分析を依頼しました。

  • 地域:沖縄県石垣島(電気単価が全国トップクラスに高い沖縄電力エリア)

  • 世帯:単身 + 愛犬(愛犬と私の熱中症防止のため、エアコンは基本つけっぱなし)

  • 建物:鉄筋コンクリートのマンションの上層階

  • 部屋の広さ:約22〜23畳の広いリビング

  • 請求額:約12,000円

このデータを入力したところ、AIからは頼もしい「経営コンサルタント」のような回答が返ってきました。

AIの分析: 「日本の一般的な単身世帯の平均(6,000〜7,000円)と比べれば高く見えますが、『ペット飼育による24時間冷房』かつ『20畳以上の広さ』、さらに『電気単価の高い沖縄電力』という条件を考慮すると、12,000円はむしろ安すぎるくらいです。優秀な数値と言えます」
AIはただの計算機ではありません。こちらの前提条件(コンテキスト)を瞬時に整理し、客観的なベンチマーク(基準)と比較して、現状の「立ち位置」を正しく教えてくれるのです。

2.AIと導き出した「コントロールできるもの」の合理的仕分け

現状が「悪くない」と分かった上で、AIとさらにディスカッションを重ねました。「ここからさらに最適化できる余地はあるか?」という問いです。
ここでAIが提示してくれたアプローチこそ、極めて経済学的な「リソースの仕分け」でした。家中の電力を「コントロールできる(割り切るべき)もの」「コントロールできない(我慢すべきではない)もの」に分けるのです。

① コントロールできないもの

  • 冷蔵庫:4年前に買った省エネモデル。24時間稼働は必須なので、これ以上の対策は費用対効果(タイムパフォーマンス含め)が合いません。現状維持。

  • テレビ:YouTubeなどをつけっぱなしにしがちですが、我が家の液晶テレビはそもそも省エネ性能が高く、自動オフ設定も効いているため、無理に我慢して消す必要はない(QOLを下げるだけ)との診断。

② コントロールできる(最適化すべき)もの
今回、最大の「伸びしろ」として浮き彫りになったのが、私が先月から導入した「除湿機(コンプレッサー式)」でした。良かれと思って24時間フル稼働させていたのですが、ここに無駄があったのです。
AIと生活サイクルを突き合わせた結果、以下の「除湿機最適化プラン」が完成しました。

  • 午前中(6:00〜11:00):マンション高層階で風が通る時間は、窓を全開にするため除湿機は完全に「オフ」

  • 日中(11:00〜19:00):日差しが入る時間帯。窓を閉めてエアコンを入れるタイミングで、除湿機の8時間タイマーをセットして「フル稼働」

  • 夜間(就寝時):湿度による寝苦しさを防ぐため、「省エネ運転(弱運転)モード」で稼働。

さらに、エアコンをつける直前には「一度窓を開けて、室内の熱い空気を風で追い出してからスイッチを入れる」という一手間を加えるだけで、エアコン起動時の最大負荷を大幅に抑えられることも教えてもらいました。
さっそくこれを実行しています。これなら、一番暑くなるこれからの時期も、電気代を現状維持のまま乗り切れそうです。

3.AIを賢く使いこなす「ダブルチェック術」

今回つくづく感じたのは、AIを「単なる検索エンジン」として使うのはもったいないということです。自分の個別具体的な生活状況、部屋の間取り、ライフスタイルを打ち込み、「私の場合はどうすればいい?」と双方向の対話をすることで、初めて自分だけのオーダーメイドの解決策が生まれます。
ただし、AIは時に「ハルシネーション」と呼ばれるもっともらしい嘘をつくこともあります。
そこで私がおすすめしたいのが、「AIのダブルチェック」です。 例えば、同じプロンプト(質問)を Gemini(Google) と ChatGPT(OpenAI) の両方に投げかけてみます。そして、両者が共通して提示してきた「最大公約数的なアドバイス」を採用するのです。これだけで、情報の信頼性は格段に上がります。
不確かなネットの噂に振り回されるくらいなら、2つの優秀な頭脳(AI)を相談相手にする方が、合理的でスピーディなやり方です。

4.【ちょっと宣伝を】「合理的仕分け」の考え方は、実はこれからの人生にも必要です

ここまで「電気代の合理的仕分け」のお話をしてきましたが、実はこの「限られたリソース(資源)をどう分配し、最大の幸福(快適さ)を得るか」という思考プロセスこそ、経済学の本質そのものです。
そして、この思考法が今、最も必要とされている場所があります。
それが、私たちの「人生設計」です。
このたび、8月5日頃に慶應義塾大学出版会より、私の新刊が出版されることになりました。
『「2つの人生」を生きるための経済学再入門 ――人生100年時代の新戦略』
(※現在、Amazonで予約受付がスタートしています!)
「人生100年時代」とよく言われますが、かつての私たちの人生モデルは「定年を迎えたら、あとは余生」という「1つの人生」だけでした。
しかし現代は、最初の仕事を退職した後、あるいは子育てを終えた後にも、さらに30年、40年という長い時間が待っています。私はこれを「第二の現役時代」と呼んでいます。
この長い後半戦を、ただなんとなく生きるのか。それとも、将来を見据えて戦略的・合理的に生きるのか。
これによって、人生の後半戦の豊かさ(生活の質)はまったく違ったものになります。
本書は、

  • すでに「第二の現役時代」に入り、これからの生き方を模索している皆さん

  • これから未来を設計していく30代・40代の「第一の現役世代」の皆さん

のどちらにとっても、経済学的な目線から「後悔しない人生戦略」を立てるための、ナビゲーターとなる一冊です。
ぜひ、この夏、本書をあなたの本棚にお迎えいただけると嬉しいです。


いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。 あなたのフォローや「スキ」が、日々の発信の大きな励みになっています。
それでは、新刊ともども、どうぞよろしくお願いいたします。


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佐々木宏夫 いつもお読みくださり、また温かい応援をいただき、心から感謝申し上げます。 頂戴したご支援を励みに、次の記事の構想を練りたいと思います。 愛犬ブランとの散歩中に、記事のアイデアが浮かぶことも多いので、頂戴したご支援の一部は、ブランのおやつ代にさせていただきたいと思います🐶