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Stable Diffusion A1111系WebUIまとめ② ~機能編~(reForge & Classic)

2026/4/12追記:Forge Classicはアップデート終了が宣言されたため、reForgeまたはForge Neoのほうがおススメです。


「Stable Diffusion A1111系WebUIまとめ① ~基本編~」の続きです。
今回は機能面について詳しく見ていきます。


関連記事一覧
① 基本編
② 機能編 ※この記事
③ 性能編(Loraなし)
④ 性能編(Loraあり)
⑤ 画像比較編


対象とするWebUIと環境

各WebUIの機能一覧表みたいなものを作ることができればよいのかもしれませんが、調べるのが大変過ぎることと概要レベルであれば前回の記事で済んでいるので、この記事では現状で立ち位置が似ているreForgeとClassicの主要機能についてA1111と比較するような形式にします。
なおいくつものツールを手動でインストールするのは大変なのですべてStability Matrix (v2.15.4) のデフォルト設定で2025年12月12日時点での最新版を新規インストールした状態とします。

基本画面(UI)での比較

起動直後のtxt2img画面の比較です。
A1111とClassicは似ているため比較しやすいよう画像を左右に結合しています。

左:A1111、右:Classic
reForge

いずれもGradio 3で実装されているのでボタンやフォームの見た目は同じです(ForgeとNeoはGradio 4なので多少違いがあります)。

最上部について[SD VAE]や[Clip Skip]など表示されている/されていないの違いがあります。

$$
\begin{array}
{l|c|c|c}
& \text{A1111} & \text{Classic} & \text{reForge} \\
\hline
\text{SD VAE} & \text{非表示} & \text{表示} & \text{表示} \\
\hline
\text{Clip Skip} & \text{非表示} & \text{非表示} & \text{表示} \\
\end{array}
$$

最近のCheckpointではVAEも焼き込まれていることが多いですが稀に個別VAEが指定されているものもあるので[SD VAE]の要否は微妙なところ。[Clip Skip]はSDXLには効かないので私のようにSD1.5を使うことが無い人には不要でしょう。
これらは[Settings]の[Quicksettings list]で表示/非表示を設定可能ですが、Classicは初期状態で現状に相応しい設定になっていると思います。

全体的に目立つのはreForgeのメニューの多さです。[txt2img]の右のほうにはA1111とClassicにはない[SVD],[Z123]というタブが追加されています。また[Seed]の下のほうにも大量のメニューが追加されています。
逆にClassicではA1111にあった[Checkpoint Merger],[Train],[Hypernetworks],[Schedule type],[Refiner]が削除されており、[Seed]の下のほうに追加されているのは[ControlNet Integrated]と[Never OOM Integrated]のみです。
Classicで削除されているものは、別ツールや別モデルを使ったりSD/SDXLのモデル自体が高品質化されたりで現状ではほとんど使うことが無くなってしまったものなのでClassicが最適だと思います。

ただ[Schedule type]まで削除したのはやり過ぎだと思います。昔のA1111のように[Sampling Method]と[Schedule Type]が統合された名称になっているわけではなく単に[Schedule Type]が表示されていないだけなので、[Settings]の[Display the Scheduler Dropdown]で表示するようにしたほうがよいと思います。

組み込みExtensionsでの比較

新規インストールに組み込まれた(built-inされた)Extensionsの比較です。

左:A1111、中:Classic、右:reForge

画面(UI)での比較と重複しますが、reForgeは非常に組み込みExtensionsが多いです。A1111→Forgeで大量追加されており、reForgeはそこにさらに追加したりしているのに対してClassicでは使用頻度が低いものを削除したということになります。
Extensionsが多いと起動が遅くなりますし画面がゴチャゴチャします。不要と思われるものを削除したClassicが最適だと思いますが、reForgeからClassicに移行した場合に使っていたメニューや機能が無くなっている場合はここを確認してインストールしましょう。

Sampling method, Schedule typeでの比較

面倒なので比較の図や表は割愛しますが、これまでの比較項目と同様でreForgeが大量の種類を追加しておりClassicは必要なもののみ最小限という感じです。
reForgeに追加されているSampling methodについてはAdd support for SD3/Flow sampling on SDXL models #440で議論されていますが、読んでも私には理解することができませんでした。

正直に言うと私は使用しているCheckpointが推奨している以下の二つしか使ったことがありません。
・Euler a (Sampling: Euler a, Schedule: Automatic)
・DPM++ 2M Karras (Sampling: DPM++ 2M, Schedule: Karras)
なのでここもClassicが最適ということになります。

高速化機能での比較

高速化関連の起動オプションは各ツールでかなり異なります。
Classicでは起動時に "--sage" 等のオプションを付けることでsageattentionを自動でインストールしてくれる等の仕組みがあります。
reForgeは "--use-sage-attention" 等のオプションを付けることで利用することは可能ですが、インストールは自分で実施しなければなりません。

$$
\begin{array}
{l|c|c|c}
& \bf{A1111} & \bf{Classic} & \bf{reForge} \\
\hline
\text{PyTorch Attention} & \text{○} & \text{○} & \text{○} \\
\hline
\text{xformers} & \text{○} & \text{○} & \text{△} \\
\hline
\text{FlashAttention} & \text{-} & \text{○} & \text{△} \\
\hline
\text{SageAttention} & \text{-} & \text{○} & \text{△} \\
\end{array}
$$

○:自動インストール&利用対応、△:利用のみ対応、-:非対応

ツールにもよりますが速度はこのような順だと思います。
SageAttention ≥ FlashAttention > xformers ≒ PyTorch

他にClassicには "--persistent-patches" という起動オプションがあります。これを付けると「Persistent LoRA Patching」という機能が有効になりLoRAの重みが変更されない限りLoRAを生成のたびに適用(apply)しないようにすることで生成時間を約1秒削減することができるそうです。

実際の生成時間や消費VRAMを比較してみないと何とも言えませんが、Classicにすることで生成時間を短縮することができそうですね

安定性や不具合

Classicは2025年12月現在とても精力的に開発継続されており少なくとも毎週、多いときは2,3日毎に更新されています。
ComfyUIもそうですが発展中のソフトウェアは新機能が次々と実装される一方で安定性や不具合の問題が多いものです。とりあえずこの記事のため検証している間にもClassicの設定を変更したことによって起動不能になることがありました。
バージョンアップや設定変更の際は公式GitHubで更内容やIssuesを確認したり、バックアップを取得したりするなど十分注意して実施するようにしましょう。

その他

ClassicはreForgeに比べてForgeからの追加、削除が非常に多いです。すべてを紹介することはとても無理なので詳細は公式GitHubをご覧ください。Classicで機能が削除されたために、動作しない拡張機能もあります。たとえばWD14-TaggerはForge/reForgeでは動作しますが、Classicでは動作しません。
拡張機能の互換性についてはreForgeのほうが高いかもしれません。

まとめ

Classicは最後発だけあって肥大化したreForgeの無駄を削除しつつ各種高速化機能やオプションを追加するなどして、必要な機能のみをスマートに使えるようにしていると感じました。
安定性や不具合に不安はあるものの、性能や機能性を重視する人はA1111やreForgeよりもClassicを使ったほうがよさそうです。

このような感じで、あまり体系的に整理や理解されていない技術的な内容を分かりやすく無料で解説しています。「スキ」「フォロー」「チップ」で応援よろしくお願いします。

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