不要嘗試在你的房子(Don't Try This at Home)

以前に、日本のプロ野球やJリーグのチーム名が、中国語でどう表記されるかを調べてみました。私的な流れから行くと、次は当然大相撲に行くところなんですが、これが面白くなさそうなのはすぐわかりますね。そりゃあ、「白鵬」は中国語でも「白鵬」でしょうから。

そこで思いついたのが、世界最大のプロレス団体 WWE関連の中国語名称を調べてみること。今や中国でも絶大な人気を誇るそうなので、たぶん簡単に調べがつくと踏んだんです。

ソースは前回までと同様に中国語版のウィキペディア。

まずはWWE(World Wrestling Entertainment)そのものの中国語名称から。これは「世界摔角娛樂」だそうです。なるほど「摔角」がレスリングなのか。WWEは過去に何度か名称を変えていますが、その旧称を見ると、WWWF(World Wide Wrestling Federation)は「世界廣泛摔角聯盟」で、前名のWWF(World Wrestling Federation)は「世界摔角聯盟」、この団体を運営する会社であるキャピトル・コーポレイション(Capitol Wrestling Corporation Ltd.)は「國會大廈摔角股份有限公司」だそうです。

ということで、WWEの歴代スーパースターたちのリングネームを中国語でご紹介しましょう。誰だかわかるかな?

最初に、WWEの総帥、ビンス・マクマホンをご紹介せねばなりません。中国語では「文斯・麥馬漢」と書きます。リングに登場するときの名前である「ミスター・マクマホン」は「麥馬漢先生」

さあ、いくぞ。以下はいずれも、1984年からの全米侵攻メンバーたち。もはや皆さんレジェンドですね。ヒントをつけましたから、クイズ気分でどうぞ。

  1 霍克・霍肯      絶対的エース! 映画「洛基3虎威」出演

  2 羅迪・派珀      ハリウッド映画にも進出したスコッチ野郎

  3 筋肉人,傑西・溫圖拉 政界進出で州知事に。のちにはTV解説者 

  4 巨人安德烈      日本でもおなじみだった、あの人間山脈

  5 吉米・史奴卡     ザ・スーパーフライといえば、このひと

  6 鋼鐵酋長       レスリングの実力者で短期間チャンピオン

  7 大狼狗        日本では有名ではないが、現地では人気者

  8 瑞奇・斯廷博特    こちらは、日本ではアイドル的人気者

  9 蘭迪・沙瓦吉     千両役者! 天龍との名勝負は語り草

  10 終極戰士       日本のファンはデクノボウ呼ばわり

  11 瑞克・福萊爾     真の王者だ! WOOOOOOOOOOOO!

  12 送葬者        現在もレジェンドとして現役の死者

どうですか? 音だけであわせたものあり、漢字の威力である表意力を駆使したものあり、けっこうバラエティに富んでいるでしょう?

ほとんどはすでに現役を退いていますが、まだまだ知名度は高い面々ですね。

正解はこちら。

1 ハルク・ホーガン 2 ロディ・パイパー 3 「ザ・ボディ」ジェシー・ベンチュラ 4 アンドレ・ザ・ジャイアント 5 ジミー・スヌーカ 6 アイアン・シーク 7 ジャンクヤード・ドッグ 8 リッキー・スティムボード 9 ランディ・サベージ 10 アルティメット・ウォリアー 11 リック・フレアー 12 ジ・アンダーテイカー

「The Body」が「筋肉人」なのは秀逸。「鋼鐵酋長」「大狼狗」「終極戰士」「送葬者」など、まるでかつての日本でのキャッチフレーズみたいですね。

もう少し時代が下ると、こんな具合です。

尚恩・麥可(ショーン・マイケルズ) 剃刀雷蒙(レイザー・ラモン) 布雷特・哈特(ブレット・ハート) 冷石・史蒂夫・奧斯汀(ストーンコールド・スティーブ・オースチン) 類人克(マンカインド) 巨石(ザ・ロック) 獵人赫斯特・赫爾姆斯利(ハンター・ハースト・ヘルムスリー=トリプルH) 寇特・安格(カート・アングル) 克里斯・傑利可(クリス・ジェリコ) 克里斯・班瓦(クリス・ベノワ)

「巨石」はなかなかケッサク。ストーンコールドとロック様の対戦は、「石」対決だったんだな。この時期になると、ディーゼル(Diesel) エッジ(Edge) クリスチャン(Christian) ビッグ・ショー(Big Show)などは英文表記のままになっていたりしますね。そしてさらに新しい世代になると、こうです。

蘭迪・歐頓(ランディ・オートン) 巴帝斯塔(バティスタ) 布洛克・雷斯納(ブロック・レスナー) 約翰・希南(ジョン・シナ)

現役世代は、ご自分でお調べください。

最後に、テレビ特番(PPV)のタイトルをご紹介しましょう。ちなみに「ロウ」「スマックダウン」「NXT」といったレギュラー番組は、そのまま英文表記で放送されているらしいです。

皇家大戰(ロイヤル・ランブル) 摔角狂熱(レッスルマニア) 絕命復仇(ペイバック) 公事包大戰(マネー・イン・ザ・バンク) 夏日衝擊(サマースラム) 殺戮戰場(バトルグラウンド) 地域鐵籠(ヘル・イン・ア・セル) 強者生存(サバイバー・シリーズ) 桌子、梯子、椅子(テーブル、ル、ラダー、チェア=TLC)

概して、昔のものほど中国語っぽい表記にこだわっていて、現代に近づくほど原語(英語)の表音が多くなる傾向があるようですね。これは、日本でも時代が下るにつれてカタカナ表記のタイトルが多くなってきた傾向と、同じなのでしょうか。

こうして見ると、カタカナって便利なんだなって思いますよね。そのうち、もっと古い世代のも調べてみようかな。

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