2027年、仕事はこう変わりはじめる|現役人事×AIエージェント実運用の実感
「AIで自分の仕事、いつかなくなるのかな…」
そんな不安が頭の片隅にある方は、多いと思います。
「ニュースは毎日騒がしいのに、職場は何も変わっていない」
「何から備えればいいのか、誰も教えてくれない」
「会社ではAIを使えないまま、世の中だけが先に進んでいく気がする」
私も他人事ではありません。
私が従事している人事は「雇う側」の人であると同時に、AIに仕事を変えられていく1人の会社員でもあるからです。
私はメーカーの人事として、10年近く働いてきました。
そして今は、Claude CodeというAIエージェントを毎日使い倒しています。
チャットで答えるだけでなく、パソコン上の作業を代わりに進めてくれるタイプのAIです。
「AIエージェントって何?」という方は、こちらの記事をお読みください👇
雇う側の景色と、AIエージェントの実力。
その両方を見ている立場から、この記事では未来予測ではなく現場で実際に起きはじめている変化をお伝えします。
この記事でわかること
AIエージェントで仕事の進め方が実際どう変わったか(私の実例)
採用・転職市場で起きはじめている「変化のきざし」
2027年に向けて、今日からできる備え
AIと仕事の関係にモヤモヤしている方は、ぜひ最後までお読みください。
会社ではAIエージェントを使えない人事が、個人で使い倒すという立ち位置

人事としては、数百名規模の応募者の中から新卒を50名前後採用したり、中途採用を20ポジション前後同時に走らせたりしてきました。
採用管理システムの導入や、人材要件の定義もやってきた「採用の中の人」です。
実は、AIエージェントを使い倒している場所は、本業ではありません。
ブログ運営や市場リサーチといった、個人の活動の方です。
プログラミングはできない非エンジニアですが、転職活動の準備では求人票58件の整理を任せ、ブログ運営はほぼ二人三脚。
いまはFable 5とOpus 5というClaudeのハイエンドモデルを主力にして、ガンガンAIを活用しています。
それでも、雇う側の中の人として毎日AIエージェントを触っていると、
「これが職場に入ってきたら何が起きるか」が具体的に想像できてしまいます。
この記事は、その「先回り」から私が感じていることを書いていきます。
ここまで変わった、仕事の進め方

「1人でチーム分の仕事が回る」というのが、誇張ではなくなりました。
AIエージェントを使っていて感じる強みは、こんなところです👇
作業スピードが速い
ミスや矛盾を見つけるのがうまい
仕組み化や最適化が得意
痒いところに手が届く
チャットAIに質問して、答えをもらう感覚とは違います。
「本当か?」と疑われるかもしれませんが、人間と仕事をしている感覚で、仕事が回っていきます。
実際に任せてみた3つの仕事
1つ目は、副業マッチングサービスへの登録です。
市場を知りたくて登録してみたのですが、プロフィール入力や職歴の整理はほぼAIエージェントに任せました。
私がやったのは、本人確認と送信ボタンを押すことだけです。
各サービスに登録するときの文字入力は「すべて」Claude Codeに任せました。
私は1文字も書いていません。
2つ目は、求人市場の調査です。
ある副業マッチングサービスの人事案件40件を解析してもらったところ、副業OKが39件、フルリモート可が17件という数字まで数分で出てきました。
しかも別のAIにも同じ調査をさせて、答え合わせまでできます。
3つ目は、職務経歴書の再構成です。
まずは、Claude Codeにキャリアを言語化する壁打ち相手になってもらいました。
その次に、壁打ちした内容を整理してもらい、自分で内容を確認したあとに職務経歴書を書き換えてもらいました。
職務経歴書や履歴書に関しても、自分では1文字も書いていません。
3つとも、特別な準備はしていません。
いま抱えている作業をそのまま渡してみただけです。
まずは自分の業務をひとつ、試しに任せてみる。変化を実感するには、それが一番の近道です。
人事の目に映る、採用・転職市場の「変化のきざし」

仕事が「消える」より先に、いま起きているのは格差です。
きざし①|会社のAI活用度に差が開きはじめた
AIを前提に業務を組み立てる会社がある一方で、社内ルールでAIエージェントを使えない会社もまだ多くあります。
同じ業界でも、この差は今後の生産性にそのまま効いてきます。
自分の会社がどちら側なのか気になった方は、こちらから👇
きざし②|求人票にAIツール名が書かれる時代
求人を調べていると、生成AIツールの名前を明記した求人を見かけるようになりました。
「AIを使えること」が、応募の前提条件になりつつあります。
逆にいうと、AIやAIエージェントが使えないと、就職・転職市場で不利になる未来がすぐそこまで迫っているのかもしれません。
きざし③|「AI×専門職」の掛け算求人
AI×採用、AI×経理のような、専門領域とAIを掛け合わせたポジションが増えている実感があります。
興味があったら、みなさんも求人を検索してみてください。
意外とヒットすることに驚くかもしれません。
きざし④|副業・業務委託市場の広がり
週1日・数時間から専門性を売れる案件が、実際に数多く存在します。
さきほどの「40件中39件が副業OK」という数字が、その証拠です。
人事業務そのものの行方

実務者としての本音をそのまま書きます。
資料作成・データ集計・スケジュール調整のような定型業務は、AIエージェントで代替できます。
「いつかAIに代替されてしまうかも」ではなく、すでに「代替できる状態」になっています。
PC上で成り立つ仕事なら、人間より正確でスピードも速い。
感覚的には、50名でやっていた作業が半分、場合によっては3分の1の人数で回ります。
逆にAIに渡らないのは、社員の面談や、悩みや相談を聞いて一人ひとりに寄り添う仕事です。
一番危ないのは、AIエージェントの使い方や実務への落とし込みがわからないまま、変化に置いていかれること。
そうなると、一気にAIにごぼう抜きにされます。
きつい言い方になりますが、人が会社を作ることの本当の意味をわかっている人事しか、生き残らなくなると思っています。
2027年の行方|人事の予想×AI本人の予想

ここから先は予想です。
ただし主観に偏らないよう、AI本人(Claude)にも同じ質問をぶつけて、両方を並べてみます。
私の予想
転職市場は様変わりすると思っています。
今までの職種の募集は減少して、特にホワイトカラーはその流れが強い。
代わりに、AIによって生まれた新しいポジションの募集が拡大していく。
実際に「AIコンサル」や「プロンプトエンジニア」という仕事が生まれています。
そして全体としては、中途採用も新卒採用も縮小傾向になる、という見立てです。
AIの予想(Claudeの回答要旨)
方向性は、私と同じでした。
その上で、興味深い指摘が2つありました。
1つ目。日本は雇用の仕組み上「求人が消える」より「採用計画が絞られる」形で変化が来る。
退職者の補充をやめる、新卒の採用枠を減らす、という静かな縮小です。
数字に最初に表れるのは、新卒採用だろうとのこと。
2つ目。求人の数より先に「採用基準」が変わる。
同じ職種名のまま、AIを使えることが必須要件に入っていく。
かつて「Excelがそうだったように」です。
そして2027年は「様変わりが完了した年」ではなく「きざしが誰の目にも見える年」になる、という見立てでした。
2つの予想の一致点
仕事がなくなる前に、合格ラインが変わる。
ここが、人事の実感とAIの分析が重なった点です。
2026年の前半だけでも、AIは凄まじい進化を見せました。
2027年は、さらに加速度的にAIが進化していく可能性が高いです。
「AI失業」まで行かないにしても「採用の縮小」は十分に起こり得ます。
2027年に向けて、私がやっている3つの備え

未来は予測して当てるものではなく、「備えるもの」です。
私がやっている備えは3つです。
備え①|AIエージェントを毎日使う
道具は、実戦で使い続けないと錆びます。
会社で使えない環境でも、個人の作業や副業でなら今日から触れます。
私自身、個人の活動や副業からAIエージェントを使い始めました。
備え②|「AI×自分の専門」で看板を育てる
AIだけに詳しい人より、自分の専門×AIの人の方が強い。
私の場合は「人事×AI」です。
経理の方なら経理×AI、営業の方なら営業×AIになります。
AIを使うことで「ブーストできる」時代が到来しています。
自分の専門性を活かして、それをAIにブーストさせるという働き方がトレンドになるかもしれません。
備え③|過程を発信する
学んだことや試したことを外に出して残す。
このnote自体が、その実践です。
特に、非エンジニアや文系が「私はAIエージェントを使いこなせます」と言っても「見せるもの(ポートフォリオ)」がなければ、信ぴょう性が薄くなります。
いろいろなプラットフォームがあり、簡単に情報発信できる時代になりました。
自分のプロセスを発信することで、それが大きな財産になる日が来ます。
読者のみなさんが打てる次の一手は、この3つです。
今日、業務をひとつAIに任せてみる
自分の職種の求人票を「AI」で検索してみる
試したことをメモでもいいから残す
どれも、明日から始められます。
迷ったら、1つ目だけで十分です。まずは動き出してみましょう。
まとめ|もう始まっている変化

最後に要点をまとめます。
AIエージェントは「人間と仕事をしている感覚」で仕事が回る段階に来ている
定型業務はAIに置き換わり、寄り添う仕事が人間に残る
求人が減るより先に採用の「合格ラインが変わる」
備えは「毎日使う・専門と掛け合わせる・発信する」の3つ
2027年を怖がる必要はありません。
ただ、2027年になってから慌てる人と、2026年のうちに触りはじめた人の差は、確実に開きます。
仕事はこう変わりはじめる――その現場をこれからも発信していきます。
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HITO|元高校英語教員・会社員(人事職)
現役の人事をしながら、個人ではAIエージェントを毎日使い倒しています。
使ってみて分かったことを、飾らずそのまま書いています。
AI活用のリアルは、インスタとThreadsで発信中👇
https://www.instagram.com/hito_inc_ai
