なんかしらんけどようなる臨床③ ― 退院してから効くリハビリ ―
急性期のリハビリは、
とにかく時間が短い。
転院。
退院。
どんどん患者さんは次の場所へ行く。
だから時々思う。
「この関わり、間に合わんかもしれんな」
と。
若い頃は、
それが悔しかった。
もっとよくしたい。
もっと変化を見たい。
でも急性期では、
そこまで見られないことも多い。
最近は少し考え方が変わった。
「種まき」
くらいの気持ちで関わることにしている。
話を聞く。
困っていることを聞く。
「どうなったらOKですかね?」
と聞く。
それだけ。
すると時々、
こんなことが起きる。
退院の日に患者さんが言う。
「先生のおかげで安心してリハビリできました」
でも身体の変化は、
まだそれほどでもない。
たぶん本当の変化は
家に帰ってから
生活の中で
時間が経ってから
起きることもある。
だから最近は思う。
急性期のリハビリは
「すぐ効く」
というより
「あとで効く」
こともあるのかもしれない。
患者さんが数ヶ月後、
「なんか知らんけど調子ええねん」
と言ってくれていたら、
それで十分やなと思う。
これもきっと
なんかしらんけどようなる臨床
の一つなんだと思う。
このシリーズはここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました😊
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