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「まだいけるかも」を取り戻す一言

昨日、久しぶりに実家に帰った。

両親ともに80歳を超えているけど、ありがたいことにそれなりに元気に過ごしている。

ただ、親父はここ数年、歩くときに杖(登山用)を使うようになっていて、少しすくみ足も目立ってきていた。

そして1週間前、発熱で寝込んだらしい。
2〜3日で回復したものの、それをきっかけに「歩くのが怖くなった」と言っていた。

実際に歩いてみると、少しふらつく。
でもそれ以上に、「もうあかんかもしれん」という感じが伝わってきた。

だから、こんなふうに声をかけてみた。

「元々どれくらいできてたかを見ていくんよ。
1週間前まで歩いてたなら、何歳でも元に戻る人は多いよ」

すると親父は、少し考えてからこう言った。

「こないだまで5000〜8000歩くらい歩いてたから、大丈夫か」

その表情が、ほんの少しやけど明るくなった。

「そりゃ大丈夫や。
寝てる時間が長かったらその分だけ難しくなるけどな」

そう伝えると、さっきよりも明らかに力が抜けた感じがした。

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今回あらためて思ったのは、
人は“身体の状態”だけで弱るんじゃなくて、

「もうできないかもしれない」

というイメージで、ぐっと動けなくなるんやなということ。

逆に言うと、
「まだいけるかもしれない」

そう思えた瞬間に、少しずつ動き出す。

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僕がやったことは、特別なことじゃない。

・1週間前までできていたという事実を一緒に確認して
・元に戻る可能性があることを伝えただけ

ただそれだけ。

無理に励ましたわけでも、
「頑張れ」と言ったわけでもない。

ただ、事実と可能性をそっと置いただけ。

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それでも、人は変わる瞬間がある。

「あっ、まだいけるかもしれん」

そんなふうに、心の中で小さくスイッチが入る。

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これはきっと、患者さんとの関わりでも同じなんやと思う。

つい「どうやったらできるようになるか」を考えてしまうけど、
その前に大事なのは、

「その人が、もう一度“いけるかも”と思えるかどうか」

なのかもしれない。

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今日の出来事を通して、あらためて思った。

言葉ひとつで、人は元気になるきっかけを持てる。

ほんの一言でもいい。
少しだけ見方が変わるような言葉を、そっと添える。

そんな関わりを、もしよかったら日常の中でも試してみてください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました😊

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