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【議論】パイナップルをピザに載せたヤツ出てこい【時空BBS:食文化板】

ここは時空の掲示板です。次元の壁を越えて書き込み自由。荒らしは雷に打たれます。

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 【発端】ナポリから宣戦布告
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1:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
スレ立てる
議題は一つだけ

ピザの上にパイナップルを載せた者
出てこい

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2:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
許されることと許されないことがある
俺は真面目にピザを焼いて三十年だ
親父もピザ職人だった
親父の親父もピザ職人だった

その俺が絶対に許せないものが一つだけある

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3:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
パイナップルのピザだ

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4:名無し◆【国連の調停者】
物騒なスレが立っている
通報すべきか見守るべきか迷う

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5:名無し◆【ハワイ在住者】
この議論、どうせ名前で揉めるから先に言っておく
俺はハワイに住んでる
ハワイでパイナップルのピザは、特に食われてない

以上

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6:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
待て
今のレス、重要な情報が含まれている

ハワイで食われてないなら、なぜあれは「ハワイアン」と呼ばれているのか

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 【召喚】発明者、静かに現れる
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7:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
その質問には私から答えよう
名乗るほどの者ではない
カナダの小さな町で食堂を営んでいた男である

一九六二年のことである

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8:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
私の店は中華料理もアメリカ料理もピザも出していた
田舎町の食堂とはそういうものである

ある日、中華料理に使う缶詰のパイナップルを眺めていた
甘酸っぱい、南国の果実である

ふと思った

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9:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
——これをピザに載せたら、どうなるか

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10:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
思うな

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11:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
思ってしまった
そして試した

ハムと合わせた
甘みと塩気の対比が悪くなかった

客に出した
客が「これは何だ」と問うた
私はとっさに名前をつけねばならなかった

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12:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
ちょうど使っていた缶詰の商標に「南国の島の名」が付されていた
それをそのまま料理名にした

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13:名無し◆【ハワイ在住者】
待て
「ハワイアン」って、**島の名前じゃなくて、缶詰のブランド名**だったのか

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14:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
そうである

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15:名無し◆【ハワイ在住者】
六十年間、世界中で誤解されてきた名前の、真相がこれ

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16:名無し◆【国連の調停者】
一つの文化圏が別の文化圏の料理に、無関係の第三の文化圏の名前を付けている
地政学的に非常に複雑な事態である

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 【歴史派参戦】ピザとは何かを定義せよ
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17:マルゲリータ宮廷料理人 ◆【十九世紀のナポリ】
よろしいか諸兄
ピザの本義をここで明らかにしておきたい

一八八九年、ナポリ
私は女王陛下に一枚のピザを献上した
赤、白、緑——国旗の三色を、トマト、モッツァレラ、バジルで表現した

陛下はお気に召された
その名は陛下の名に由来する

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18:マルゲリータ宮廷料理人 ◆【十九世紀のナポリ】
ピザとは祖国の色を食す料理である
私はそう定義する

この定義に、パイナップルの黄色は含まれていない

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19:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
先生、よく言ってくれた

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20:カエサル ◆【古代ローマ初代皇帝】
発言する
ピザなる語は後世の産物である
されど、パンの上に具を載せて焼く料理は我らが共和政ローマの時代より存在した

フォカッチャ、その祖型
オリーブ油、塩、ハーブ——それを焼いた者はすでに存在した

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21:カエサル ◆【古代ローマ初代皇帝】
つまり「ピザに何を載せるか」の議論は
二千年前から始まっているのである

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22:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
カエサル卿、では教えてくれ
二千年間の歴史で、誰か一人でもパイナップルを載せた者はいたか

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23:カエサル ◆【古代ローマ初代皇帝】
我が帝国の版図にパイナップルは存在しなかった
故に論ずる機会すら、なかったのである

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24:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
存在しなかった果実が、存在するようになった
それだけのことである
私は時代の恩恵を受けたに過ぎない

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 【味の弁論】甘塩の対比は是か非か
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25:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
よし、科学の話をしよう
ピザに必要な要素は四つ

生地、ソース、チーズ、具
この四つの調和だ

そこに甘くて酸っぱくて水分の多い果実を載せてみろ
生地がべちゃつく
チーズの風味が飛ぶ
ソースの塩気が殺される

料理として破綻している

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26:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
その指摘は調理の問題である
缶詰の水気をきちんと切る
焼成時間を調整する
チーズとの比率を守る

これらを守れば破綻しない

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27:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
詭弁だ
「正しく調理すれば破綻しない」は、破綻していることを認めている

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28:マルゲリータ宮廷料理人 ◆【十九世紀のナポリ】
そもそもピザに甘みを求めるなら、デザートピザがある
別の料理として成立させればよい
なぜ正統のピザに、果物を混ぜ込む必要があるのか

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29:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
甘みと塩気の対比は、多くの料理で成立している
ハムに蜂蜜を塗る
豚肉にリンゴを合わせる
鴨にオレンジを添える

パイナップルとハム、同じ構造である

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30:マルゲリータ宮廷料理人 ◆【十九世紀のナポリ】
……反論が一瞬詰まった

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31:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
詰まるな

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 【世論】国家元首も敗れた
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32:名無し◆【国連の調停者】
議論が平行線に近づいてきたので
一つの事例を提示したい

近年、ある国の大統領が公式の場でこう発言した
「パイナップルをピザに載せることを、法律で禁じたい」と

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33:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
その大統領、誰だ
支持する

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34:名無し◆【国連の調停者】
北欧の、火山と氷河の島国の大統領である

発言は世界中に拡散された
各国首脳、著名料理人、一般市民——あらゆる立場から反応が寄せられた

そして

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35:名無し◆【国連の調停者】
数日後、大統領は声明を出した

「大統領には食物を禁止する権限はない」
「先日の発言はあくまで個人の好みである」
「国民の皆様には引き続き、食の自由を享受していただきたい」

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36:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
撤回させられたのか

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37:名無し◆【国連の調停者】
撤回である
国家元首が一国の世論に押されて、ピザの議題で撤回した
これは歴史に残る事件である

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38:名無し◆【ハワイ在住者】
パイナップルピザ、強すぎる

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39:カエサル ◆【古代ローマ初代皇帝】
我が時代、元老院の議決ですら覆せぬ事態があった
食の好みは政治より強いのである

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 【収束しない結論】
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40:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
ここで確認させてくれ
発明者本人に最後の質問がある

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41:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
どうぞ

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42:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
あんたは今でも
あれを食うのか

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43:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
毎週食している
六十年間欠かしたことがない

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44:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
……

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45:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
私は自分の店で、自分の試作を、客に喜ばれた
ただそれだけの男である

歴史に名を残そうとしたわけではない
世界中で議論になるとも思っていなかった
ピザの正統性を破壊しようとしたわけでもない

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46:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
田舎町の食堂で缶詰を眺めていただけである

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47:マルゲリータ宮廷料理人 ◆【十九世紀のナポリ】
……カナダの料理人殿
卿の証言には悪意がない

それがかえってタチが悪い

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48:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
悪意はない
味覚の違いを悪意に換算されては困る

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49:名無し◆【国連の調停者】
まさにそれが食の対立の本質である
「悪意なく、別のものを美味いと感じる他者がいる」
この事実を、どう受け入れるか

多様性とは、要するにこれである

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50:名無し◆【ハワイ在住者】
さっきから何度でも言うが
俺はハワイに住んでいる
ハワイはパイナップルのピザとは無関係である

これだけは議事録に残してくれ

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51:カエサル ◆【古代ローマ初代皇帝】
了承した
ハワイ氏の立場は尊重する

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52:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
結論が出ないまま終わろうとしている

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53:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
六十年間、結論が出ていない
今夜、出るとは思えぬ

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54:マルゲリータ宮廷料理人 ◆【十九世紀のナポリ】
味の議論に結論は要らぬ
私は私の三色を焼き続ける
卿は卿の果実を載せ続ける
それでよい

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55:名無し◆【イタリア系ピザ職人】
よくない
よくないが
今夜は引く

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56:名無し◆【国連の調停者】
議論が続くことそのものが、人類の健康の証である
結論が出たら、それは誰かが沈黙させられた時だ

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57:名無し◆【カナダの田舎町の料理人】
おやすみなさい
私は今夜も自分のピザを焼く

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58:名無し◆【ハワイ在住者】
ハワイは、無関係

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59:カエサル ◆【古代ローマ初代皇帝】
パンの上に何を載せるか
人類はまだ答えを出していない
二千年経っても

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 食文化ノート ── パイナップルピザをめぐる史実
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■ 一九六二年、カナダ・オンタリオ州
「ハワイアンピザ」の発祥は、カナダ・オンタリオ州の小さな町の食堂。ギリシャからの移民で、中華料理・アメリカ料理・ピザを提供する食堂を営んでいた料理人が、中華料理で使っていた缶詰のパイナップルを試しにピザに載せたのが始まりとされる。発案者本人のインタビューでは「ただ試してみた」と語られている。

■ 「ハワイアン」の名の由来
料理名は、使用していた缶詰パイナップルの商標(南太平洋由来のブランド名)から取られた。ハワイ州との直接的な由来はなく、ハワイにおいてパイナップルピザが特に一般的な料理であるという事実も存在しない。多くの地域で「ハワイの料理」と誤解されているのは、この命名の偶然による。

■ ピザ・マルゲリータと一八八九年伝説
ピザ・マルゲリータの起源は、一八八九年にナポリを訪れたサヴォイア家のマルゲリータ王妃のために、ピッツァイオーロ(ピザ職人)のラファエーレ・エスポジトが献上した——という伝承が有名。トマト(赤)・モッツァレラ(白)・バジル(緑)でイタリア国旗を表現したとされる。ただし、この伝説の史料的裏付けは限定的で、近年の研究では逸話に脚色がある可能性も指摘されている。

■ ローマとフォカッチャ
古代ローマ時代から、平たいパン(ラテン語でpanis focaciusなど)の上にオリーブ油、塩、ハーブ、チーズを載せて焼く料理は存在した。現代のピザの直接の祖型とは言えないが、「パンの上に何かを載せて焼く」という発想の起源は古い。

■ アイスランド大統領発言(二〇一七年)
アイスランドのグズニ・ヨハネソン大統領が、高校生との対話の中で「可能なら、パイナップルをピザのトッピングから禁じる法律を作りたい」と発言し、世界的に拡散された。後日、大統領は公式Facebookで「大統領には食物を禁止する権限はない」「発言は個人の好みを述べたもの」「国民には食の自由を享受してほしい」と趣旨の声明を発表し、実質的に撤回した。

■ ナポリピッツァの国際保護
二〇一〇年、EUはナポリピッツァ(ピッツァ・ナポレターナ)に「伝統的特産品保証(TSG)」を付与した。さらに二〇一七年には、ナポリのピッツァ職人の技術がユネスコ無形文化遺産に登録されている。「正統のピザとは何か」が国際機関で正式に定義されている料理は、世界的にも珍しい。

■ 甘みと塩気の組み合わせ
料理における「甘塩対比」は世界各地で古くから用いられてきた技法である。フランス料理の鴨のオレンジソース、ドイツ料理のハムと蜂蜜、中華料理の酢豚——いずれも肉の塩気と果実の甘酸味の対比で成立している。パイナップルとハムの組み合わせそのものは、料理学的には珍しい構造ではない。論争の焦点は「それをピザという特定の料理に持ち込むことの是非」に限定されている。

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