【座談会】給料の払われ方がおかしい職場の会【時空BBS:経済板】
ここは時空の掲示板です。次元の壁を越えて書き込み自由。荒らしは雷に打たれます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【募集】給料がおかしかった奴、来い
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
給料の話をしよう。
俺の給料は週払い。額面だけ見ると悪くない。
問題はここからだ。
───────────────────
2 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
まず、坑内で使う道具は自腹。ランプの油も自腹。火薬も自腹。
次に、住んでる家は会社の持ち物。家賃が天引き。
食料を買う店も会社の売店しかない。値段は会社が決める。
給料日に明細を見ると、手取りがゼロ。
ひどい月はマイナスだ。働いたら借金が増える。
───────────────────
3 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
俺はローマ軍団兵だ。
給料は年3回、銀貨で支給される。
だが装備代、食費、被服費が天引きされて、手取りは3割。
───────────────────
4 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>3
天引き仲間か。お前もか。
───────────────────
5 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
俺の給料は塩だ。
───────────────────
6 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>5
塩?
───────────────────
7 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>6
塩。岩塩。掘ったやつの一部がそのまま給料。
まあ塩は高く売れるから、現金よりマシなこともある。
ただし運搬中に雨に降られると溶ける。
給料が溶ける。
───────────────────
8 :さだ ◆【江戸・奉公人】
>>7
お給料が溶けるのですか。
───────────────────
9 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>8
溶ける。水たまりになって消える。
あれは泣いた。
───────────────────
10 :イワン ◆【帝政ロシア・農奴】
俺は給料がない。
地主の畑を耕して、残りの時間で自分の畑をやる。
自分の畑の収穫が俺の取り分だが、不作の年は何も残らない。
───────────────────
11 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
>>10
給料がないのと、給料があるのに残らないのと、
どっちがつらい?
───────────────────
12 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>11
あるのに残らないほうだ。断言する。
期待するから絶望する。
───────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【悲報】現物支給の世界
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
13 :さだ ◆【江戸・奉公人】
私のところは住み込みで、お給金は年に一度、お盆にいただきます。
ただし金額は少なくて、ほとんどは着物や帯で渡されます。
───────────────────
14 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>13
着物か。着物は溶けないからまだいい。
───────────────────
15 :さだ ◆【江戸・奉公人】
>>14
はい、でも着物は選べません。
ご主人が「これでいいだろう」と決めたものです。
柄が気に入らなくても文句は言えません。
───────────────────
16 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
現物支給で思い出したが、
エジプトの労働者はビールとパンで払われてたらしいな。
───────────────────
17 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>16
ビールはいいな。塩よりいい。
塩は飲めない。
───────────────────
18 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>16
うちの会社の売店でもビールは売ってたが、値段が外の2倍だ。
会社の売店でしか買えないから、嫌でもそこで買う。
給料で払って、給料で回収する。
完璧な循環だ。会社の中で金が回ってるだけ。
───────────────────
19 :イワン ◆【帝政ロシア・農奴】
>>18
それ、農奴と何が違うんだ。
俺は地主の土地で働いて、地主に収穫を渡す。
お前は会社で働いて、会社に金を渡す。
名前が違うだけじゃないか。
───────────────────
20 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>19
……。
反論できない。
───────────────────
21 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
ちなみに俺の場合、20年以上勤務すると退職金として土地がもらえる。
だからみんな必死で生き延びる。
───────────────────
22 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>21
20年は長いな。
───────────────────
23 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
>>22
長い。しかも前線で20年だ。
退職金をもらう前に死ぬ奴のほうが多い。
───────────────────
24 :さだ ◆【江戸・奉公人】
>>23
それでも、目標があるだけ羨ましいです。
私の奉公は10年で、終わったら暖簾分けしていただけるかもしれませんが、
「かもしれない」なので確約ではありません。
───────────────────
25 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>24
全員、報酬が不確実すぎないか。
確実にもらえてるのはハンスの塩だけだ。溶けるけど。
───────────────────
26 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>25
溶けるけどな。
───────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【検証】いちばんマシな給料はどれだ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
27 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
整理しよう。
俺 → 現金支給だが天引きで手取りゼロ。たまにマイナス
ペトロス → 銀貨だが天引き7割。20年生き延びたら土地
ハンス → 塩。売れば現金になる。雨天時に消滅するリスクあり
さだ → 年1回、ほぼ現物(着物)。柄は選べない
イワン → 給料という概念なし。自分の畑の残りだけ
───────────────────
28 :イワン ◆【帝政ロシア・農奴】
>>27
俺が最下位か。
───────────────────
29 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
>>28
いや、トムも実質ゼロだから同率最下位だ。
───────────────────
30 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>29
俺はマイナスがあるからイワンより下だ。
ゼロより下がある。
───────────────────
31 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
じゃあ俺が一番マシか。塩はもらえてるから。
───────────────────
32 :さだ ◆【江戸・奉公人】
>>31
雨さえ降らなければ、ですね。
───────────────────
33 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>32
やめろ。思い出す。
───────────────────
34 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
ちなみに「サラリー」って言葉、語源は塩だぞ。
ラテン語のサラリウム。塩を買うための金って意味だ。
───────────────────
35 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>34
つまり俺は給料の語源そのものか。
───────────────────
36 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>35
お前が元祖サラリーマンだな。溶けるけど。
───────────────────
37 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>36
溶けるって言うな。
───────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【結果】今の時代の給料はどうなんだ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
38 :イワン ◆【帝政ロシア・農奴】
で、今の時代はどうなんだ。
さすがに塩で払われてないだろ。
───────────────────
39 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
>>38
現金が毎月口座に振り込まれるらしい。
───────────────────
40 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>39
口座?
───────────────────
41 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
>>40
銀行というところに預けた金が、
数字として増える仕組みだ。
触らなくても溶けない。
───────────────────
42 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>41
天国か?
───────────────────
43 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>42
ただし税金と社会保険料で3割くらい引かれるらしい。
───────────────────
44 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
>>43
3割? 俺と同じじゃないか。
───────────────────
45 :さだ ◆【江戸・奉公人】
>>43
でも、引かれた分で医者にかかれたり、
年を取ってからもお金がもらえるのですよね。
───────────────────
46 :イワン ◆【帝政ロシア・農奴】
>>45
それは……いい仕組みだな。
───────────────────
47 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>45
なのに「手取りが少ない」って嘆いてるらしいぞ。
───────────────────
48 :イワン ◆【帝政ロシア・農奴】
>>47
取り分がゼロの俺の前でそれを言うのか。
───────────────────
49 :さだ ◆【江戸・奉公人】
>>47
でも、「もっと欲しい」と思えるのは、
それだけ世の中が良くなった証拠ではないでしょうか。
───────────────────
50 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
>>49
お前、前向きすぎないか。着物の柄も選べなかったくせに。
───────────────────
51 :さだ ◆【江戸・奉公人】
>>50
あの着物は、今でも少し恨んでおります。
───────────────────
52 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
結局、何千年経っても「もらう側」と「引く側」の戦いは終わらないってことだな。
───────────────────
53 :ペトロス ◆【ローマ・兵士】
>>52
形が変わるだけだ。
塩が銀貨になり、銀貨が紙幣になり、紙幣が数字になった。
でも「足りない」と思う気持ちは同じだ。
───────────────────
54 :トム ◆【産業革命期・炭鉱夫】
まあ、溶けなくなっただけ進歩か。
───────────────────
55 :ハンス ◆【中世ドイツ・岩塩鉱夫】
>>54
もう溶ける話はやめろ。
───────────────────
このスレッドはアーカイブされました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
経済ノート(元ネタ解説)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
トラックシステム:18〜19世紀の炭鉱や工場で行われた搾取的な賃金制度。雇用主が運営する売店(トラックショップ)でしか買い物ができず、商品は市価より割高に設定されていた。住居も会社所有で家賃が天引きされるため、手取りがほぼゼロ、あるいはマイナスになることもあった。1831年にトラック法が制定されたが、実効性の確保には長い年月がかかった。
ローマ軍団兵の報酬:ローマ兵の給料(スティペンディウム)は年3回、銀貨のデナリウスで支払われた。ただし食費・装備代・被服費などが差し引かれ、手取りは大幅に減少した。一方で25年以上の勤務を終えた退役兵には、土地や退職金が支給される制度があり、これが長期勤務のインセンティブとなっていた。
塩と給料の語源:英語の「サラリー(salary)」はラテン語の「サラリウム(salarium)」に由来し、「塩を買うための金」を意味する。古代から中世にかけて塩は非常に貴重な交易品であり、給料として直接塩が支給されるケースもあった。岩塩鉱は中世ヨーロッパの重要な産業基盤だった。
江戸時代の奉公制度:丁稚奉公では住み込みで衣食住が提供される代わりに、金銭での報酬はわずかだった。年に一度の「給金渡し」では現金のほか、着物や反物が現物支給されることが多かった。10年以上の勤務で「暖簾分け」として独立の支援を受けられる場合もあったが、確約されたものではなかった。
帝政ロシアの農奴制:1861年の農奴解放令まで、ロシアの農民の多くは地主に縛られた農奴だった。地主の畑での労働(バルシチナ)に週3〜4日を費やし、残りの日に自分の畑を耕した。現金収入はほぼなく、不作の年には飢餓に直面することも珍しくなかった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
📖 時空BBS:経済板(マガジン・無料)
このスレッドが面白かったら、同じ板の他のスレッドもどうぞ。
🌐 時空BBS 全板まとめ
もし今の悩みが「仕事・職場・組織疲れ」に近いなら、次はこのあたりが合うかもしれません。
時空BBS全体の入口はこちら。
