【JAL】どこかにマイル再び【行こ行こ#57】長崎小夜曲-2
前回までのあらずじ
端島(通称軍艦島)で思わぬ出会いを得たこの旅の、キッカケを時計の針を少し戻してお話しよう。
↓前回
JAL御翔印と“どこかにマイル”
さて、今回の旅はちょっとした空のスタンプラリーから始まった。
私はJALの「御翔印」という、空港ごとに売っている小さなポストカードを集めている。
まるで神社やお寺の御朱印みたいに、全国のJAL就航地を飛び回ってコレクションしていく――そんな2024年から始めた、いわば“空のスタンプラリー”だ。
行ったことのない空港がまだまだたくさんある。
羽田や成田は別として、国内の空港はほとんど未踏。
秋田県の空港に仕事で一度行ったくらいで、以前仕事で行っていた青森だって陸路でばかりだった。
そうやってコツコツ貯めたマイルは約5万マイル。
片道8000マイル(近郊の空港なら5000マイル、長距離ならば10000マイル)くらいで国内は行けるけど、私のような根っからの“貧乏性”にはこれではまだ物足りない。
そこで登場するのがJALの「どこかにマイル」。
往復7000マイルで国内のどこか、行き先はおまかせの“運任せ旅”なのだ。

実は前回、初めて使ったときは岡山行きになって、少し悔しい思いをした。(岡山いい所でした)
だって、岡山は数ヶ月前に行ったばかり。
そして今回は2回目のどこかにマイル。
どこが当たってもいいように、4つの候補地を全部行ったことのない空港に絞って抽選。
そして出たのが長崎だった。
長崎は高校の修学旅行以来で記憶もおぼろげ。
広島に続いて平和や歴史を学ぶいい機会、そして子どもの頃カセットで聴いたさだまさしの故郷でもある。
実は私、高校の修学旅行で初めて長崎に行ったとき、MDウォークマンでさだまさしの「長崎小夜曲」を聴きながら夜景を眺めたことが、ずっと心に残っている。
あの頃はCDを買い、MDに入れ、電池も買って旅に出る。
旅先で音楽を聴くなんてのは20世紀人の私には、すごいテクノロジーの進歩を感じたものだ。贅沢贅沢。
しかも長崎の曲を長崎で聴くなんて。
当時見たホテルからの眺めと、歌詞が同時に流れ込んできたのを思い出す。
前夜にもらったマドレーヌ
出発前夜は吉祥寺で友人と飲み、巨大なねぶたを眺めながら一杯。

このお店が魚料理が美味くてびっくり。
思わずたくさん飲んでしまう。



翌朝。
昨晩飲んだ友人にもらったマドレーヌを齧りつつ早めのバスで空港へ向かった。

羽田のラウンジで仕事をしていると、窓の外にはミャクミャクとガンダムが描かれている万博飛行機。

まだこの時は、8月だから万博期間中で、「また行きたいなぁ」なんて思っていた。まさか本当に翌週くらいに行くことになるとは。
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到着したのは夜遅く、どこも閉まっていた。
たまたま入った「だしぽんず」という五島うどんのお店に入れた。
初めて食べる五島うどん。
出汁が効いていてすごく美味しい。

朝食べたマドレーヌ以来、何も食事を取らずに仕事をしていた私に、ご褒美とばかりに美味い麺が流れ込んでくる。

とり天?と一緒に食べても美味いし。上に乗り切らないごぼう天?も絶品。

おむすびまで頼んで、長崎を思い切り胃袋に放り込んだ。

うどんを食べ終え、表へ出ると夜の長崎。
私はふとiPhoneを取り出し、曲をかける。
それは勿論、さだまさしの「長崎小夜曲」
あの頃と同じメロディが、今夜の夜景を彩る。
「疲れた時には、帰っておいで。」
そんな旅の始まりに、私はそっと耳を傾けるのだった。
↓つづく
記事:まるのすけ
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