僧侶アゴヒゲの正体は?《葬送のフリーレン》モンクのクラフトと賢者エーヴィヒ・鏡蓮華のリフレインについて語る二人
※アニメ第1期に含まれないエピソードに軽く触れています。ネタバレにご注意ください。
※《葬送のフリーレン》に関する記事はこちらにまとめています。《フリーレン》がより楽しくなる考察記事がありますのでぜひどうぞ。
菅野:ねえねえ。僧侶アゴヒゲの正体って誰だと思う?
氷室:誰って、そりゃあザインだろ。
菅野:そうじゃなくて、あの石像になっているクラフトの相方のことだよ。(第4巻34話「英雄の像」)

氷室:あ、そっちか。それは難しいな。
菅野:うんうん。

氷室:フリーレンはクラフトの偉業について全く知らなかったから(第3巻24話)、クラフトたちの活躍はフリーレンが生まれるよりもずっと昔のことだ。そうすると、現時点で名前が出ている登場人物で候補に挙がるのは、ゼーリエ、ミリアルデ、ミーヌスくらいか。でも、あの石像の僧侶アゴヒゲは人間の男性だ。

菅野:実はもう一人 候補がいるんだよね。
氷室:誰だよ?
菅野:賢者エーヴィヒだよ。(第1巻2話)

氷室:お、おう…。エーヴィヒは「死者の蘇生や不死の魔法」つまり「永遠の命」について研究していたんだから、おそらく人間だろう。エルフが人間のために研究していた可能性もなくはないが……、まずは人間だと考えるのが素直かな。性別は…不明だな。一応、可能性はある。
菅野:うん。
氷室:確かに、既に登場しているキャラクターの中では、エーヴィヒが一番可能性はありそうだな。クラフトの偉業は「知っている奴は皆死に絶えた」んだから(第3巻24話)、「皆」というのが誇張表現だとしても、まさか存命のゼーリエが相方その人ではないだろうし。ミリアルデの生死は不明だけど「人生をかけて探したものが、ゴミだった」(第8巻69話)と言っているから、クラフトのような「遥か昔に世界を救ったとされる英雄様」(第4巻34話)というよりは学究肌のイメージだ。ミーヌスはエルフにとってはつい最近の20年前までは生きていたし「南側諸国に終わり無き戦乱をもたらした大逆の魔女」(第14巻133話)とされる有名人だ。僧侶アゴヒゲって感じはしない。

菅野:でしょ。
氷室:だけど、まだ登場していない別の人物という可能性だってある。僧侶アゴヒゲの正体が賢者エーヴィヒだって考える積極的な理由は薄いような気がするな。
菅野:まあまあ。もう少し話を聞いてよ。クラフトの相方がエーヴィヒだったとしてさ。じゃあ、エーヴィヒは何のために「永遠の命」について研究していたと思う?
氷室:そりゃ死にたくなかったからだろ。
菅野:なぜ死にたくなかった?
氷室:「なぜ」って言われても、普通は死にたくないだろ。
菅野:わかってないなぁー。クラフトだよ。
氷室:クラフトとどういう関係があるんだよ。
菅野:クラフトはエルフだからほとんど永遠に近い寿命を持っているでしょ。
氷室:クラフトと別れたくなかったから、ってことか。次はBLもいいかもな。
菅野:エーヴィヒが男性だと決まったわけじゃないよ。
氷室:確かに、《葬送のフリーレン》でよくある「過去の事実が形を変えて後世に伝わる」ってやつで、帝国領のフランメ像は「おっさん」になっているから(第13巻120,121話参照)、エーヴィヒの石像が男性だからといってエーヴィヒが男性だったとは限らない。エーヴィヒが女性だった可能性もある。
菅野:だよね。いい? エルフのクラフト・男性……、人間のエーヴィヒ・女性……
氷室:ヒンメルとフリーレンの逆パターンだ…
菅野:でしょ。
氷室:お前そういうことに関してはやたら良い勘してるな。
菅野:えへへ。エーヴィヒは「久遠の愛情」を求めて「永遠の命」を研究していたってわけ。(第4巻30話)

氷室:鏡蓮華かよ。えらいロマンチックな話になってきたな。でも、いかにも《葬送のフリーレン》らしいモチーフのリフレインだよ。人間の寿命を受け入れられなかったエーヴィヒと、それを受け入れたヒンメル。僧侶アゴヒゲ=賢者エーヴィヒ説、ありだな。
菅野:ねえねえ。次はクラフトとエーヴィヒで行こうよ。
氷室:良いけどさ、語られていることが少なすぎて、話を作るのは大変そうだ。クラフトの過去にそんな大恋愛物語があるとは想像できないだろ。
菅野:そこをなんとかお願いしますっ。
氷室:そうだなぁ。戦士だったクラフトが剣を置いてモンクになった理由には、エーヴィヒとの離別があったのかもしれないな…
賢者エーヴィヒに関する考察

