41.ヨハネの黙示録
画像はウィキペディアより転載。
グレート・ワーク
二〇〇二年の古い調査ですが、アメリカ人の五九パーセントは、ヨハネの黙示録で予言されている出来事が起きる、と信じていました。
ヨハネの黙示録の予言は、終末の日が近づき、キリストが直接地上を支配する至福の千年王国がやってくる、というものです。千年王国に入るには悔い改めが必要ですので、キリスト教は悔い改めを説きます。
最近の調査によると、福音派の七三パーセントは、終末の時に近づくにつれ世界はイスラエルと敵対するようになる、と信じています。
さらに福音派の七九パーセントは、中東で繰り広げられている暴力は終末の時が近づいている兆候だ、と考えています。
福音派というのは、聖書を神の御言葉として比較的厳密に解釈するキリスト教の一宗派です。
アメリカに五千万人いて、イスラエルに多額の献金をしていることで有名です。つまり人殺しの手助けです。
(2015年10月1日)今週、80カ国以上から数千人の福音派キリスト教徒がエルサレムに集まり、イスラエルに敵対的な歴史を持つ国々からの巡礼者や政治家を含め、ユダヤ国家への支持を表明した。
チャック・ボールドウィン牧師などは、ブログや動画でことあるごとに福音派を非難しています。
戦争は儲かります。そしてイスラエルは人為的につくられた国家です。神の啓示の実現であり、迫害を受けてきたユダヤ人の念願だったからです。
「ユダヤ人」というイデオロギーは、儲けのための戦争というあり得ない行為を正当化するのに役立ちます。
そして歴史はそれそのものの深さによって、わたしたちを盲目にし、黙らせます。




結局のところ、ヨハネの黙示録はオカルト秘密結社の「グレート・ワーク」の青写真です。事実、福音書記者ヨハネはフリーメーソンの守護聖人です。
黙示録のヨハネと福音記者ヨハネは、同じヨハネという名前です。保守的な信者は素直に同一人物と考えていますが、偉い学者の多くは支持していません。
キリスト教神学者オリゲネス(紀元後一八五年ごろ~)は、『ヨハネによる福音注解』の中でこう記しています。
わたしはイエスの胸に寄り掛かった者、すなわちヨハネについて語っているが……かれは一つの福音書を残した……かれはまた、黙示録をも記した。
ヨハネの黙示録は、時代的にユダヤの黙示文学の影響を受けています。読めばわかるとおり、内容はもろにグノーシスです。
新約聖書の正典として取り入れられた最後の書物なのですが、正典とされるまでに多くの論争があったようです。
論争があったのはつまり、キリスト教自体がすでに堕落していたからです。
イエスの教えはもともとシンプルだったのですが、新プラトン主義やグノーシス主義、ミトラの秘儀などの神秘主義の影響を受け、堕落していきました。
十九世紀のフリーメイソン、アルバート・パイクは、著書『モラル・アンド・ドグマ』の中で、黙示録はユダヤ教カバラの隠された秘密をあらわしている、と記しています。
黙示録は、すべてのオカルト的な図像の崇高なカバラ的で予言的な要約であり、その図像を3つの9章に分け、それぞれの章が終わると天に静寂が訪れる。開かれるべき七つの封印、すなわち、知るべき七つの謎と克服すべき七つの困難、鳴らすべき七つのラッパ、空(から)にすべき七つの杯がある。黙示録は、第十九階位を受ける者にとっては、神のみを熱望し、ルシファーのすべての飾りや業を軽んじる崇高な信仰の神格化である。ルシファー、光を運ぶ者! 闇の精霊に与える奇妙で神秘的な名前! ルシファー、朝の子! その輝きは、弱く、官能的で、利己的な魂には耐え難い。疑ってはならない! 伝統は神の啓示と霊感に満ちている。プラトンやフィロンも霊感を受けた。黙示録は、ゾーハルと同じくらい曖昧な書物である。使徒はしばしば、入信者の知性に訴えている。「知識のある者には理解させよ! 理解する者には計算させよ!」と、寓話や数字の言及ののちによく言う。聖ヨハネは、愛すべき使徒であり、救い主のすべての秘密の秘蔵者であったが、それゆえ、大勢の人々に理解されるように書いたのではなかった。
オカルティストたちは、わたしたちよりよほど歴史や宗教教義について知っています。いつの時代もオカルトは勤勉で、わたしたちは怠惰です。
終末の時
黙示録は、新約聖書の中で唯一の終末論的文書で、キリスト教の終末論において中心的な位置を占めています。
黙示録の影響は、キリスト教の千年王国説の発展に貢献しています。
キリスト教の教派によっては、最後の審判と「来るべき世界」に先立つ千年間、「キリストが支配する」黄金時代または楽園が地上にあらわれる、という信仰があります。ラテン語でミレニアム、ギリシャ語ではキリアズムといいます。
つまり初期の教父たちも、千年王国を夢見ていたわけです。
黙示録は、エーゲ海のパトモス島にいたヨハネが、アジアの七つの教会に宛てた手紙からはじまります。

アジアというと日本や中国を思い浮かべてしまいますが、トルコからシリア、イランのあたりだと考えてください(コーカサス山脈の南)。
これまで見てきたとおり、小アジア(トルコ)はエフェソスのアルテミスやフリギアのキュベレーなど、人間の生贄を要求する残虐な神のお膝元です。
ヨハネの黙示録は、七つの封印が解かれること、そして神に選ばれし十四万四千人のイスラエルの民について述べています。各部族から一万二千人ずつ選ばれます。
終末の時はこれから来ることになっているので、離散したイスラエル部族の足跡をたどるのは非常に重要です。
調査の結果○○族は現在○○人といわれている人たちだった、などと判明した場合、終末の時には○○人の一万二千人が神に選ばれます。
天では戦争が起きた、とヨハネは記しています。ミカエルと御使いがドラゴン(サタン)とその使いと戦ったのですが、ドラゴンは勝てず、仲間の天使たちとともに地に投げ落とされました。
そして海から、七つの頭と十本の角を持つ獣が上がってきます。これは預言者ダニエルがいった「荒らす憎むべき者」です。
マタイの福音書二十四章にはこうあります。
預言者ダニエルによって語られた荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読む者は理解せよ)、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。
「読む者は理解せよ」は筆者の註ではありません。
そしてドラゴンは、獣に権威を与えます。

地上に住む者で、屠られた小羊の命の書にその名が世の初めから記されていない者はみな、かれ(獣)を拝むだろう。
耳のある者があれば、その人に聞かせなさい。
虜に導く者は虜になる。剣で殺す者は剣で殺されなければならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある。
そして獣の像に息を吹き込み、獣の像が話すことさえできるようにし、また、獣の像を拝まない者はみな殺された。
新プラトン主義者、または『ポイマンドレス』の神働術を思わせます。
そして獣はすべての人々に獣の刻印を押します。
この刻印のない者はみな、物を買うことも売ることもできないようにした。

または電子マネー、マイナンバーなどのアカウントです。ただし陰謀論者がいう、「すべてのおカネがデジタルになって権力者の胸先三寸でアカウントを凍結できる」などという社会にはなりません。
なりかけている、というのが重要です。なぜなら救世主は必ずあらわれるからです。
そのあいだ、上の人たちはいくら稼いでいるでしょうか。
ここに知恵がある。思慮のある者に獣の数を数えさせよ。それは人の数である。そしてその数は六六六である。
六六六がなにを指すのかは、諸説あります。
大淫婦バビロン
ヨハネの黙示録には、大淫婦バビロンについての説明もあります。

大淫婦バビロンはローマのことです。ローマ教会は邪教の洗礼を受けて堕落し、バビロン化していました。
黙示録にはやたらと七が出てきました。ローマの別名は「七つの丘の都市」です。
大淫婦バビロンは、金の杯を持ち、地に住む人をブドウ酒で酔わせていました。金の杯はカルデアの神秘を指し、ブドウ酒は儀式に用いる向精神薬です。そのまま邪教の儀式や恥知らずな祭りを示しています。
ヨハネの黙示録十七章にはこうあります。
すると、七つの壺を持つ七人の御使いの一人が来て、わたしと話し、わたしに言った。「こちらへ来なさい。わたしはあなたに、多くの水の上にすわっている大淫婦のさばきを見せよう。 地の王たちはこの女と姦淫を結び、地の住民はこの女の姦淫のぶどう酒に酔った」
エレミヤ書の五十一章には、古代バビロンに対する記述があります。
バビロンは主の手にある金の杯で、全地を酔わせた。諸国民はそのブドウ酒に酔った。ゆえに国々は狂った。
大淫婦といえばおなじみのセミラミスです。
新世界秩序
獣はイエスの再臨によって滅ぼされ、その後、約束された王国が建設されます。
イエスは王国を千年間支配し、正しき者が聖なる都、新しいエルサレムに君臨します。
サタンは千年間つなぎ置かれ、その後少しだけ解放されます。千年後、サタンは牢獄から出ていき、四方にいる諸国民、ゴグとマゴグを惑わし、神との最終決戦を扇動します。
結局サタンとその軍隊は敗北し、火の池に投げ込まれます。この出来事は「第二の死」、またゲヘナとしても知られています。
預言者エゼキエルは、バビロン捕囚時代にエルサレム神殿の再建を予言しました。神殿では邪教の秘儀やちんこ崇拝などが行われていたので、まずエルサレムと神殿の破壊を予言し、新たなはじまりと新しい神殿の約束とで締めくくります。
エゼキエルは、超自然的な人間の姿を幻視しました。その人物は神殿の設計者で、エゼキエルに設計の寸法と装飾を詳細に示しました。
紀元前五三八年、ペルシャの侵略によってバビロンのユダヤ人が解放されたあと、イスラエルの神聖な使命の復活に大きなメシア的期待が寄せられ、エルサレム第二神殿の建設はその願望の象徴となりました。
エルサレム第二神殿は実際に建設されました。ちなみにかなりショボい造りだったようで、立派な神殿として改築したのはのちのヘロデ大王です。
ヨハネの黙示録は、三番目のソロモン神殿、エルサレム第三神殿の建設を予言しています。ユダヤ教徒とキリスト教シオニストたちは現在も、第三神殿の建設を望んでいます。
神殿を建てる場所には、アブラハムが息子イサクを生贄にしようとした際に使った「礎石」があります。ユダヤ教徒とイスラム教徒にとっては大きな意味を持ちます。
この「礎石」、岩は、預言者ムハンマドが天使ガブリエルに伴われて天に昇った場所でもあります。
ソロモン神殿の再建は、フリーメーソンの「グレート・ワーク」の核心でもあります。実際に建てるわけではありません(建てるかもしれません)。
黙示録の予言は教団の計画を寓意的にあらわしたもので、こういった経緯があるので、フリーメーソンは、まさに黙示録のように、石工の言葉を例えとして使用するのです。

目的は、新世界秩序、つまりディストピアの創造です。これはエルサレム第三神殿の建設と対になっています。神殿の建設は喜ばしいことだからです。
黙示録にある「思慮のある者」は、現在も行われている世界統一政府の実現に向けたさまざまなアジェンダを邪悪な魔術として捉えることができます。
それ以外の人は、言葉どおりに「神殿が再建されるんだ」などと考えます。
そして繰り返しになりますが、新世界秩序は絶対に訪れません。
理由は二つあります。一つは先にお伝えした、救世主来る来る詐欺に利用できるからです。これだけつづいてきた「おいしい」歴史を終わらせるはずがありません。
そのへんの牧師は、「終末の時が近いと感じます」などといいます。十年後の牧師も、百年後の牧師も、きっと同じことをいうでしょう。
もう一つの理由は、すでに目的が達成されているからです。わたしたちが無知で気づいていないだけです。
農薬を使わないと育たない「小麦」などは、すでにディストピアです。ちなみに現在小麦とされているものは、小麦ではありません。
臭化メチルで殺虫、などの化学処理も行われているのですが、小麦の摂取で体調を崩したり、いわゆる「グルテンアレルギー」が起きるのは、単に小麦ではないからです。化学処理や農薬(ラウンドアップ)は、ある意味スケープゴートです。
魔術の一例として、ジカ熱を挙げてみます。

ジカ熱の症状は、軽度の発熱、結膜充血、筋肉痛、関節痛、頭痛、斑点状丘疹などです。
ジカウイルスは蚊が媒介しますので、飛行機やトラックからアンヴィル10+10という薬品を散布し、蚊を殺します。

ジカウイルス自体の症状はたいしたことがないのですが、感染した母親は、小頭症など奇形の赤ん坊を産む可能性が高まります。
なので堕胎の数が増えます。合わせて「妊娠後期の避妊の是非」などの議論も再燃します。
実際は、アンヴィル10+10などの薬品のせいで症状が出ているのです。奇形の赤ん坊を産む可能性という「権威」の発言、そしてジカウイルスそのものは、単に「設定」なのです。
リー郡におけるミツバチの死はジカ熱スプレーのせい。
赤十字の役割は、PCR検査でジカウイルス感染者を増やすことです。ではジカ熱騒動のそもそもの目的はなんだったのでしょうか。
生まれてくる赤ん坊を減らすこと、というと、陰謀論者は大喜びします。ですがオカルトを知ると、単に楽しんでいるだけ、という可能性も浮かび上がります。
小麦のようなものをアニメキャラのように「おいしいおいしい」と食べ、なにも知らずに体調を崩し、「アレルギー」になったりします。そして医者に罹ります。最高に愉快です。楽しすぎてやめられません。
「思慮のある者」はこのような知恵を知らなければいけないのですが、決して知ろうとしないこともまた「知って」います。
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