人生は変わらなくても、何かが動いた旅(フェロー諸島旅行記・終わり)
今年の初めまでフェロー諸島という場所の認識さえしていなかったのに、1枚の写真から、衝動的に「行きたい!」と思って決めた旅。
そして今までで一番遠くて、お金がかかった旅でもある。
そんな旅の記録をここ数日でザーッとまとめてみた。
壮大な景色をみて、人生観が変わったかと聞かれたら、正直変わってはいない。おそらく、宇宙まで行かないと無理かもしれない、笑。
もちろん、あの断崖絶壁を流れ落ちる滝や海に浮かぶ湖を見れば、自分の存在そのものが小さく感じられるし、日々の悩みや不満は吹き飛んでしまう。でも、日本に戻ってきたら、いつもの風景もすぐそこにある。
一方、1週間弱の旅で、日頃あまり意識してなかった現実を目の当たりにすることもあった。
日本の国力の低下もその一つだ。記事で触れたけど、物価の高さには本当に驚いた。
よくテレビで、海外からの観光客が日本の食べ物や商品をみて、”Very cheap!”(激安だ!)と連呼しているが、その気持ちがわかってしまった。
私自身、海外で逆の反応をし続けていたからだ。
楽しむと決めたのだから、グタグタ言わない!と思いながらも、毎回毎回値札をみて「噓でしょ!?」と(心の中で)叫んでしまう自分。旅の後半になると、頭の中はすでに計算機と化していた。
物価だけではなく、フェロー、コペンハーゲンと日本人に会うことはなく、中国人の観光客が多かったことを考えると、日本ってこんなに存在感のない国だったっけ?と複雑な気持ちにもなった。
半面、日本を感じる場面もあった。フェロー諸島のカフェに隣接していた本屋さんでは日本の漫画が棚の一角を占拠していた。

日本のサブカルチャーがこの孤島にも浸透しているのか、と妙に誇らしく感じた。
旅自体も、良いことやちょっとしたアクシデントもあるなど、あの岩のように凸凹していたけれど、パワーをもらったのは間違いない。
おかげで、この暑い夏を乗り越えられそうだ。
ありがとう、フェロー!(Takk, Føroyar!)
noterの皆さん、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
