年明け以降にコートの出番がないまま昼間に「暑く」感じる春となってしまうのか
はじめに
過去の経験からここ数年、年を越すあたりから厳しくなるはずの寒さに用心してぐっと構える。急な寒気に不意うちをくらいたくないから。
ところが春先に思うのは目のまえで冬があっさり通り過ぎていくようすに肩透かしをくらうように感じる。今回もそうだった。
北の地域の方々はきっといつも雪や寒さでたいへんな思いで過ごされるに違いないし、西南地域の当地でも山間部などは厳しい暮らしだろう。とはいえ、ここ数年のようすを体感するかぎり、当地のわたしにはじつにあっけないぐらいに感じてしまう。総じて気候変動の影響が顕著なのかもしれない。
きょうはそんな話。
コートは
一着、全国どこに出張してもだいじょうぶなように、しっかりしたコートを持っている。しかしここ数年ほど袖を通していない。準備はすれども必要ないから。これはこれで厳しい寒さのなかで行動せずに済んでいたことを如実に示している。気温自体はマイナスを示す夜間や早朝もあるにはある。でも長続きせず、翌日には昼間に10℃超えというような極端を何度か経験した。
ようするに朝か夜に顕著な寒さに遭遇しないで済んでいるおかげで、寸の長いコートを着なくてよかっただけ。実際には早朝もしくは深夜にはそんな低温のなかで行動される方がいらっしゃる。そんな行動をせずに済ましている生活なだけだからそう思えてしまうのかもしれない。
昼間が
ただし、昼間については客観的にみれるだろう。たしかに昼過ぎの2時から3時にかけての室温は落ち着いていて総じて温暖だった。たまにエアコンが欲しくなるぐらい。外の日射の入る日はじゅうぶん暖かだし、よほどの北風や雪の日でも上に記したように長続きしないおかげで、その時間、あるいはそんな最中だけ室内で待機するだけでやりすごせて、あっさりとおだやかに。
もちろんこの地域のことしか知らないで記しているのでほかの厳しさを知らないだけで、そう述べているに過ぎないのは承知のうえ。ただし半世紀以上生きてきて、さまざまな寒さを経験してきた。上で記したコートを手放せない場所で過ごした年月もそこそこある。その経験とくらべたうえでの感想を記しているつもり。
もとの冬は
さて、ひとむかし前の冬はどんなものだったろう。すでにもとのというか以前の冬がどんなだったかすでに思い出せなくなりつつある。それほど昨今の状況、つまり極端な高温がつづいたかと思ったら、よりいっそう低温の寒気のエリアに短期間包まれるなどといった極端さはあまり覚えていない。
もっと寒いならば寒いで一貫していた感じ。わかりにくいかもしれないが、冬の寒さの典型の期間がつづいていた。とくに1月の後半から2月にかけてはそんなだったし、それは12月の後半あたりにたまに訪れて、それが準備しろとの合図になっていた気がする。子どもながらに冬とはそういうものだとだんだん心得てきた感じがする。
それがどうだろう。そんな経験が活かせなくなりつつある。もはや「典型的な冬」が訪れることすらあまり期待できなさそう。同様に、「よくありがちな春」とか「ごくふつうの秋」とかもそうで、ここ5年ほどはとくにそう感じ続けていて、元のようなふるまいにもどることはなかなかなさそう。すでにあきらめに近い。
おわりに
さて、こうした気候変動、いつまでつづくのか、ブレーキをかけることははたしてできるものなのか、もっと大きな地球の歴史からみるとよりダイナミックな変化の途上にすぎないのか、もはやそれに明確に答えられるヒトはどのくらいいるのだろう。
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