干しだいこんをひじきの煮物に追加すると和風のよい風味を楽しめた
はじめに
日ごろは3食自炊で和洋中いずれもつくる。わりと寒くなると和風の煮物などが増える。日に3度とも台所に長時間立たずとも済む。これで何食分かの手間を省ける。いくつか作り置きすれば数日分のべんとうにも重宝する。そんななかたまたま思いついたアレンジによる相乗効果について。
きょうはそんな話。
手づくりの干しだいこん
寒さのとだいこんの値段を見計らい、ベランダで干しだいこんをつくった。先日記事にした続編として、その後に関して記そう。先々週の晴天と寒風のおかげで、ちょうどいい具合までだいこんが乾燥。以前から思っていたが、職場で学生たちの卒論発表の準備がピークを迎える頃が干しだいこんづくりに好適だと再確認。
農業をさかんにやっていた頃は、だいこんを干すのは梅の花がポツポツ開く頃がめやすだった。その頃を境に、あらたなシーズンの農作業がさまざま忙しくなる。芽出ししたじゃがいもの植えつけに始まり、さつまいもの芽出し、促成栽培用の夏野菜の播種と温床での苗づくり。畑の耕起と堆肥の投入等など。いちどきに始動。
煮物に
話を干しだいこんにもどそう。ふとひじきが食べたくなった。こんなときは栄養素としてミネラルをからだが欲しがっている。このままやりすごすとあちらこちらからだが不調を訴えはじめる。そうならないうちに乾燥したひじきを見つけて水にもどす。小鍋に移し、彩りにきざんだにんじんとこまかく切った油揚げをくわえた。
それぞれの食感の違いをたのしめる。煮はじめて、先週の干しだいこんを入れてみようと思いつく。野菜用ポリ袋に入れ冷蔵しておいた干しだいこんを取り出す。
調理はさみで切ってひじきのなべに投入。水でもどしておいたほうがよりやわらかくもどるが、今回は食感を生かしたいのでそのまま火にかけた。手作り品だとそのあたりの加減ができていい。乾燥のぐあいも調節できる。今回はカリカリまでの乾燥状態にはせず、すこしやわらかめ。そのかわり冷蔵保存が欠かせない。数週間しないうちに干しだいこんの量が減ってくると冷凍庫に移すつもり。
和風のよさ
なべからいい香りがしてきた。こんな素材からいろいろ風味ともども出てくると再認識。味の深みと広がりもいっしょに増す。干し大根からはとてもいい出汁が出る。基本的にしょうゆにほとんど頼らずともうまみが豊富でひじきに移る。干しだいこんの栄養成分でびっくりするのは鉄などミネラルが豊富なこと。今回のようにすると、ひじきのミネラルと相まっていちどきに摂れる。

乾物はいいなあとつくづく思う。ローリングストックのなかでもとくべつの位置を占める。もちろん乾物をもどして自分で調理するのが一番だが、近ごろは味をつけていない水煮のひじきが袋や缶入りで売っている。安いタイミングで非常用にストックしておく。ほかに煮ただけの大豆などもひじきの煮物に加えることも。
おわりに
結局のところ、自炊すると市販の惣菜とはあきらかにちがい、そんなに飽きることはない。自分好みで味つけできる。レパートリーをより増やせればなおさらそう。アレンジで失敗はよほどのことをしないかぎり起こらない。今回の干しだいこんは手作りして干すあいだも楽しめたうえに、こうしておいしく調理して使える。
店で乾物のコーナーを横目で見ていくと、干し大根の袋の値札にびっくりした。うわあと思わずつぶやいたほど。こんなにするのかとあらためて見直した。手づくりの価値をあらためて思った。
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