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社長になったのに、なぜ誰も動かないのか

「社長になったのに、会社が変わらない。」

事業承継後の後継者や第二創業期の経営者から、よく聞く言葉です。

社長になれば、自分の考えが会社に浸透し、組織が自然と動き出す。そう思っていたのに、現実は違います。

会議では誰も反対しない。「わかりました。」という返事も返ってくる。

それなのに、一か月後には何も変わっていない。

「自分の伝え方が悪いのだろうか。」
「社員にやる気がないのだろうか。」

そんなふうに自分を責めてしまう経営者も少なくありません。
しかし、多くの場合、問題はそこではありません。

私が支援しているある企業でも、同じ状況がありました。

事業承継から間もない社長は、「会社を変えたい」という強い思いを持っていました。

毎月会議を開き、方針も伝えています。
幹部も反対はしません。

それでも、現場はほとんど変わりませんでした。

そこで私は、会議そのものを観察しました。

すると、原因が見えてきました。

会議は開かれていましたが、意思決定をする場ではなく、「報告を読み上げる場」になっていたのです。

数字は並んでいる。
報告もされている。

しかし、
「何を決めるのか」
が誰にも分かっていませんでした。

そこで、売上を議論する前に、

  • 今回決めることは何か

  • 誰が実行するのか

  • 次回どの数字で確認するのか

この3つを明確にするよう会議を組み直しました。

さらに、部門ごとのKPIを整理し、各責任者が自分の言葉で説明する形へ変更しました。

会議の目的は、報告ではなく意思決定です。

その形に変えていく中で、少しずつ幹部同士の議論が始まりました。

「その数字なら、この施策を試してみましょう。」

そんな言葉が自然と出るようになり、会社が動き始めたのです。

数か月後、その社長からこんな言葉をいただきました。

「以前は会議をやっているだけでした。今は、会社が前に進んでいる実感があります。」

私は、経営者に答えを教える仕事はしていません。

経営者自身が判断し、組織が自ら動ける状態をつくることを目指しています。

社長になることと、組織を動かせることは同じではありません。

組織は、「社長が変わったから」では動きません。

「意思決定の仕組み」が変わったときに、初めて動き始めます。

もし今、
「何度言っても会社が変わらない。」

そう感じているなら、一度問い直してみてください。

社員は動いていないのでしょうか。
それとも、動ける仕組みがまだできていないのでしょうか。

最後に

もし今、

・自分の経営に切り替えたい
・会社を変えたいが整理できない
・幹部が動かない理由が分からない
・会議が機能しない
・新規事業が進まない
・何から手を付けるべきか迷っている

そんな状態であれば、
問題は能力ではなく、
意思決定の前提が整理されていないだけかもしれません。

私は現在、
事業承継後の後継者
第二創業フェーズの経営者
新規事業責任者を中心に、

「感情・過去・利害が混ざった状態」を整理し、

自分で決められる状態

をつくる伴走支援を行っています。

初回相談では、
正解を提示するのではなく、

・本当に扱うべき課題は何か
・何を守り、何を変えるべきか
・粗利・キャッシュ・投資余力から見た判断軸は何か
・次に取るべき現実的な一手は何か

を一緒に整理していきます。

「まだ相談するほどではない」
という段階でも構いません。

むしろ、
違和感が言葉になっていない段階だからこそ、
整理する価値があります。


※事例は一部加工しています。実在の企業・人物とは関係ありません。

📩 初回60分相談はこちら

「会社は回っている。でも、自分の経営になっている実感がない。」
そんな違和感を、一緒に構造から整理します。

特に、

「承継後3年前後で、自分の経営へ切り替えたい」

と感じている経営者からのご相談が増えています。

👉 お問い合わせはこちら
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✉ info@jissenstrategy.com

熊谷 篤
実戦経営アドバイザー/中小企業診断士

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