会社を変える人ほど、最初は嫌われる
「会社を良くしたいだけなのに、なぜ反対されるのだろう。」
事業承継後の後継者から、このような相談を受けることは少なくありません。
新しい仕組みを導入したい。
会議の進め方を変えたい。
数字で経営を見えるようにしたい。
本人は会社を前に進めようとしているだけです。
それなのに、古くから働く社員や幹部から反発を受けることがあります。
しかし、それは決して珍しいことではありません。
むしろ、会社を変えようとする人ほど、最初は嫌われることがあります。
なぜなら、多くの社員は変化そのものに反対しているわけではないからです。
本当に怖いのは、自分の居場所やこれまで積み上げてきたものが失われることです。
ある会社では、新しい会議の進め方を提案した後継者に対して、ベテラン社員がこう言いました。
「俺たちが長年やってきたことを否定するのか。」
後継者は「そんなつもりはありません」と答えました。
実際、その言葉に嘘はありません。
改善したかったのは仕事の進め方であって、人を否定したかったわけではないのです。
しかし、受け取る側には違って伝わります。
長年の仕事のやり方は、その人にとって経験であり、誇りでもあります。
だから仕組みを変えることが、自分自身を否定されたように感じてしまうのです。
私は支援の現場で、「正しいことを言う」よりも、「なぜ変えるのかを伝える」ことのほうが重要だと感じています。
変える目的が共有されれば、人は納得できなくても理解はできます。
理解が生まれれば、少しずつ協力者も増えていきます。
反対があること自体は、必ずしも悪いことではありません。
会社に変化が起き始めた証拠でもあります。
もちろん、反対する人を無理に説得する必要はありません。
それよりも、小さな成功を積み重ねることです。
一つ成果が出れば、「あのやり方も悪くないかもしれない」と空気は変わります。
会社は、一度の大改革では変わりません。
小さな改善を積み重ね、その成果を共有し、少しずつ仲間を増やしていくことで変わっていきます。
後継者に必要なのは、全員から好かれることではありません。
会社をより良くするという目的を見失わず、一歩ずつ進み続けることです。
変革を進める人が、最初に反発を受けるのは珍しいことではありません。
その反発を恐れて立ち止まるか、それとも対話を重ねながら前に進むか。
その積み重ねが、やがて「自分の経営」をつくっていくのだと、私は思います。
最後に
もし今、
・自分の経営に切り替えたい
・会社を変えたいが整理できない
・幹部が動かない理由が分からない
・会議が機能しない
・新規事業が進まない
・何から手を付けるべきか迷っている
そんな状態であれば、
問題は能力ではなく、
意思決定の前提が整理されていないだけかもしれません。
私は現在、
事業承継後の後継者
第二創業フェーズの経営者
新規事業責任者を中心に、
「感情・過去・利害が混ざった状態」を整理し、
自分で決められる状態
をつくる伴走支援を行っています。
初回相談では、
正解を提示するのではなく、
・本当に扱うべき課題は何か
・何を守り、何を変えるべきか
・粗利・キャッシュ・投資余力から見た判断軸は何か
・次に取るべき現実的な一手は何か
を一緒に整理していきます。
「まだ相談するほどではない」
という段階でも構いません。
むしろ、
違和感が言葉になっていない段階だからこそ、
整理する価値があります。
※事例は一部加工しています。実在の企業・人物とは関係ありません。
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「会社は回っている。でも、自分の経営になっている実感がない。」
そんな違和感を、一緒に構造から整理します。
特に、
「承継後3年前後で、自分の経営へ切り替えたい」
と感じている経営者からのご相談が増えています。
👉 お問い合わせはこちら
https://jissenstrategy.com/contact
✉ info@jissenstrategy.com
熊谷 篤
実戦経営アドバイザー/中小企業診断士
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