【151】 ホワイトカモフラージュ
(*写真はウサギ目ウサギ科ノウサギ属カンジキウサギ)
英名は Snowshoe(樏) hare 、北米に生息。
ここでは生物の「白色化」について説明しよう。
1、白化症(Albino)
2、白変種(Leucism)
3、白換毛(White Camouflage)
1と2は遺伝子異常である。1はメラニン色素が生成できない個体であるが、2は「皮膚と羽毛」のみ白変した個体で、その他の部位には影響はない。日本で誰もが知る白変種は、「【070】 あいあいあい 僕はウーパールーパー」。
3は、保護色(Protective coloring)の一部で、天敵から身を守るため、雪景色と同化するよう羽毛の色を変える現象だ。季節性換毛とも呼ばれる。
なおイヌやネコ、家畜には、いろいろな毛色が誕生するが、これらは人工的な交配を重ねた結果、多様な遺伝子が発現するためだ。そもそもペットも家畜も遺伝子異常なのである。だから野生動物に比べて短命なのだ。イヌはわずか15年しか生きない。小型犬は自然分娩もできない。生まれながらにして欠陥生物なのである。
私は動物愛護者なのでペットを飼わない。愛護の対象は野生動物なので。
さて、ノウサギとアナウサギは別の生き物であることは、「【144】 碧いうさぎ ずっと待ってる」で、ニホンノウサギには次の4タイプがいることは、「【148】 八十神とオキノウサギ」で述べた。
1、東北野兎
2、佐渡野兎
3、九州野兎
4、隠岐野兎
1と2は白換毛で、冬になると雪に紛れるために毛が白く生え変わる。生存本能であり遺伝子異常ではない。
では、日本人が持つウサギのイメージ=赤目の白毛。これはどこから出てきたのだろうか?
