2026/02/09 失敗は失敗じゃなかった 〜しっとり甘い肯定の一日〜
2026/02/09
昨日の雪はすっかりと溶けて跡形もなくなった。
日陰に残った小さな塊だけが、昨日の雪の存在を知らせている。
窓の外はよく晴れている。
空気は冷たいけれど、首をすくめるほどではない。
今日は土曜日の授業参観の振り替えで、長女はお休み。それに合わせて取っておいた休暇が、こんなにもありがたく感じられるとは思わなかった。
子どもたちを連れての慣れない雪道、バスや電車移動、手に汗握る発表会。
積み重ねた時間が輝いた良い一日だった。でも、体は正直で、疲労が残っているのがよくわかる。
ゆっくりとした休日
7時、子どもたちが起きてくる。
夫は先に出勤していった。
朝食を済ませ、家事を片付ける。
洗濯機を回して干し、畳む。
掃除、洗い物、郵便局への書類提出。
当たり前のことなんだけど、貯めると量が増えて大変だなと思いながら、淡々と進める。
お昼は長女のリクエストでマック。
午後は次女とチョコチップクッキー作り。
今度、遊ぶ予定の友達に配る分と、夫用とじぃじたち用。合計24枚焼くことにした。
オーブンから出したクッキーを見て、私は「あら、失敗しちゃったな〜」と思った。思っていたより大きく膨らんで、くっついてしまっている。
でも、次女は違った。
「おぉ!大きくなった。
うん、美味しそう!絶対喜ぶじゃん」
嬉しそうな顔で、そう言った。
その一言で、視界がふっと変わった。
そうだ、美味しくできていれば、それでいいのだ。
評価は、案外近くにあった
夕飯は焼き鮭、きんぴら、胡麻和え、味噌炒め、すまし汁の和定食。食後、夫もクッキーを味見した。
「お!美味しい。パパはこれくらいしっとりほろほろのクッキー好きだなぁ」
その言葉に、次女は満足気に頷いていた。
形が少し違っても、気持ちはちゃんと伝わる。
私が「失敗」と思ったものが、次女には「成功」だった。夫には「好み」だった。
誰かにとっては「ちょうどいい」になる。
ちゃんと丸く並ばないと気が済まない私。
「大きいほうが嬉しい」と笑う次女。
私の完璧主義な視点がゆらっと変わる瞬間だった。
抱えすぎないこと
疲れも、家事も、気持ちも。
溜め込む前に、少しずつ手放す。
休むことも、大切な準備なのだと思う。
今日はそれができた日だった。
そして、クッキー作りのように完璧じゃなくても、気持ちは届く。失敗だと思ったものが、誰かには成功かもしれない。
あなたは、疲れを認めて休めていますか?
完璧じゃないことを、失敗だと思い込んでいませんか?
失敗だと思っているものも、誰かにとってはちょうどいいのかもしれない。
そんなことを、甘い香りの残るキッチンで考えていた。
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