突然モンゴル人姉妹との相乗り旅が始まった|パワースポット サインシャンドのムーム岩(おっぱい岩)に込められた女性の祈り【GWモンゴル10日間一人旅】
サインシャンド観光で有名なスポットの一つが、ムーム岩(おっぱい岩)。
女性の祈りの場として知られるこの場所を、モンゴル人姉妹と相乗りしながら巡ることになった。モンゴル人姉妹と引き合わせてくれたのは寝台列車で乗り合わせた陽気なモンゴル人のおじさん。旅はつくづく不思議なものだ。
一人旅のつもりで来たサインシャンドで、日本語を話すモンゴル人姉妹のパワースポットを巡る巡礼の旅にお邪魔した。とても特別な経験になったし、たくさんのことを教えてもらったのでまとめていく。
ちなみにサインシャンドからザミンウード(中国国境の町)までは200kmと少し。中国に近いところに位置しているんだね。つくづくモンゴルは広い。

サインシャンドへはウランバートルから鉄道で到着。この寝台列車で、キーマンとなる陽気なおじさんと出会う。
ウランバートルを大体21:00に出発して、がたんごとんと石炭で線路を進み、サインシャンドに着くのは7:30。電車を降りるとシンプルな駅舎とほんとうにほんとうにきれいな青い空。改札がないので、みんな車体から降りると思い思いに進んでいく。

サインシャンド駅についてから、ツアーを始めるまで
サインシャンド駅に着いたら、駅の駐車場にたくさんタクシーが待機している。そのあたりでタクシー運転手さんをつかまえて、めぐってもらいたい場所を伝えればタクシーで連れて行ってもらえると聞いていた。それが基本的なサインシャンド観光の方法で、モンゴル人もそうするのだと聞いていた。
さあタクシー運転手さんをつかまえますかと駅舎を離れ歩き出した時、寝台列車で乗り合わせた声の大きい陽気なおじさんがどこからかやってきて、またまた大きい声で何か話しかけてくる。
もちろんモンゴル語は分からないので、Google翻訳で会話。おじさんが言うにはガイドはいるのか?とのこと。今からタクシー運転手さんを探すというと、ついて来いというジェスチャーをしてずんずん進んでいく大声のおじさん。ついていくとそこにはオーバーサイズのTシャツを着たものすごくかわいいおじさん(おじいちゃん)がいて、にこにこと大声のおじさんと話をしている。
思いがけない相乗り旅の始まり
話はすぐに終わり、かわいいおじさんもといかわいいおじいちゃんが傍らの車の後部座席ドアを開けてにこにこ手招きをする。何だか分からず大声のおじさんを見るとにこにこしながら乗れよ!というジェスチャー。
日本語が話せるモンゴル人姉妹との出会い
すると後部座席から女性が頭を出し、乗ってくださいと日本語で言ったのだった。一緒に行きましょう。私たちも観光するんですと続けた。
ついにモンゴル語が分かるようになったような不思議な感覚だったが、もちろんそんなわけはなく、その女性が日本語を話せる人だったのだ。

突然始まった相乗りツアー
タクシーの中にはタクシー運転手さん(かわいいおじいちゃん)とウランバートル在住のモンゴル人姉妹と、そのお姉さんの配偶者さんが乗っていて、そこに私が同乗する格好になった。
その姉妹はどらちも学生時代日本に留学していたらしく、川崎は最高だと当時の思い出を話してくれた。2人の日本語はところどころ不自然でとてもキュートだった。一番好きだったのは「私がお姉さん。こちらお妹さん」
モンゴル人姉妹の年に一度の巡礼
聞けば姉妹は年一回サインシャンドに来てパワースポットと寺院と仏塔を巡って、いいパワーをもらいつつお参りして祈りを捧げているらしい。もう10年は来てるねと言っていた。
牛乳とお米とお水
車が走り出して数分すると、牛乳とお米とお水持ってる?とお姉さん。牛乳と米?と聞くと、持ってないんだね!大丈夫私たちも飲み物買いに行くところですよと言っていて、よくわからないまま私もにこにことうなずいた。聞けばお供えの品として使うらしい。
そして数分車が走り、たどり着いたのはスーパー。ドライバーに頼んでいる様子はなかったので、私が車に乗り込む前からスーパーに寄ってくれとお願いしていたのかな。
スーパーでお供えの品を調達
ちなみにモンゴル語で水はүс。牛乳はсүс。米はбудаа。サインシャンドのスーパーなら、水と牛乳とお米がセットで売られているので分かりやすい。ちなみに姉妹はコカコーラのペットボトルをたくさん買っていて、モンゴルってやっぱりコーラ好きな人多いよねと思った。

タクシーの運転手さんも分かっているので、駅でタクシーに乗り込む時にまずスーパーに行きたいと言えばすぐわかってくれるはず。無事にお水と牛乳、お米を買って姉妹と車に戻り、いざいざサインシャンドツアーへ。50分ほど車が進み続け、最初の目的地に着いた。
巡ったスポット一覧
ムーム岩(Мөөмтэй овоо)おっぱい岩
エネルギーセンター(シャンバラ・ランド)
ハマリン・ヒード
108の瞑想の岩窟
黒い山

サインシャンドが位置するのはゴビ砂漠東部。この上の写真の奥は砂漠だったり、乾燥した土と太陽が支配するエリア。ここに住んでいる動物たちは本当に強い。
大地のパワーを受け取る人たち

日本でも香炉で線香の煙をあびる文化があるけれど、あんな感じで大地からのエネルギーを受け取ろうと(しているんだと思う)みんな煙を手繰り寄せるような動きをしている。

ラジオ体操の大きく深呼吸の動きのように、手を大きく使ってゆっくり呼吸をする人たちが多い。
ムーム岩(Мөөмтэй овоо)おっぱい岩

通称おっぱい岩(Google Mapにそう書いてあるんだもん)
おっぱい岩と呼ばれる聖地
造形が物語る通り、女性のための祈りの場所。女人禁制だった黒い山にて祈りを捧げられない女性のためにつくられたらしい。

2つの岩に牛乳を捧げる人々
ここでさっき買った牛乳の出番。この牛乳をこの2つの岩にかける。2つの岩の周りを3回歩きながら牛乳をかけて、願い事をしたり感謝を捧げたりする。この「ミルク(牛に限らないかもしれないのでミルクと記載)を大地に捧げる」というのは映画「ラクダの涙」でも観られた。
この場所では前後から牛乳が飛んでくるので要注意。柄杓ですくって丁寧にかけるとかではなく、牛乳パックからじゃーっとかけるので、コントロールしづらくみんないろんな人にかけてしまうのだ。そしてこの2つの岩をぐるぐると回りながらかけるので、より難易度が上がる。歩きながら、しかも円を描きながらって難しいよね。人って基本的に同時に2つのことはできないんだなあ。

モンゴルの信仰に触れる、パワースポット巡り
日差しは強い、でも風も強くて結構肌寒い、そんなサインシャンドツアーの続きは次のnoteで。続いて登場するのはエネルギーセンター、シャンバラランド。ブッダアイと見つめ合いました。
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