象と猿とうさぎと鳥の寓話|東ゴビ砂漠の白い仏塔で出会った調和と尊重の教え|モンゴル人姉妹と相乗りパワースポット巡り サインシャンド寝台列車旅④【2026年GWモンゴル10日間一人旅】
象の上に猿がいる。
その上にうさぎがいて、さらにその上には鳥が乗っている。
東ゴビ砂漠の仏塔で見つけたこの示唆的な彫刻には、仏教的で多面的な教えが込められていた。
108の瞑想岩窟に続いて向かったのはパゴダ、つまり仏塔。名前はӨвгөн суварга、カタカナにするならオフゴンスヴァルガ。
仏塔というだけでなく、内部が美しく美術館のような雰囲気。
ハマリン・ヒード寺院から歩いて5分もかからない位置にあり、仏塔の中に入ってお参りする。
暑い暑い東ゴビ砂漠のサインシャンドでは、室内でゆっくり瞑想したりお祈りしたりできる場所は貴重だろう。室内なので紫外線からダメージを受けず、絵画や彫刻、マニ車がその形のまま保存されやすいのも安心。
ソヨンボがそびえる白い仏塔

この仏塔のてっぺんにそびえるのはソヨンボと呼ばれるマーク。モンゴルを象徴するシンボルであり、月や太陽などを模している。主権や繫栄、自由などを表すもので、モンゴルのあちこちで見ることができる。モンゴル国旗の左側にも配置されている。
今どきのスマホでピンボケなんて中々ないのにこの仕上がり。姉妹を待たせてはいけないと逸る気持ちがピンボケを生む。写真は技術と落ち着き。どっちもない!精進します。
姉妹との出会いと相乗り旅の始まり

仏塔内部は外から見た通り円形になっていて、壁全体にぐるりと金属の彫刻が施され、仏教の教えが説かれている。

マニ車を回しながら、時計回りにお参り
その壁に沿ってマニ車が配置されているので、マニ車を回しながら時計回りに進めば、お参りができる。




中央の円柱にも装飾が

この美しい立ち姿。軽やかさやたおやかさや聡明さが硬い硬い金属の彫刻を通して伝わってくる。すばらしい。
象とさるとウサギと鳥の寓話

このモチーフはモンゴルやチベットに伝わる昔話であり、仏教的な教えを反映したお話なのだとか。姉妹が教えてくれた。この4匹(頭と羽)がそれぞれ自分より大きなどうぶつの背に乗って木の下から木の実に手を(嘴を)伸ばしている姿は、様々な教訓を与えてくれる。
体の大きさや動きの特性に貴賤はない。みんな違ってみんないい
→象は大きく圧倒的なパワーを持つ。鳥は小さいけど早く移動できる。何より空を飛べる。ウサギは飛ぶように走れて、さるは木を登れる。それぞれの特徴はそれぞれにすばらしい。お互いを尊重して調和を重んじようみんなで協力すれば遠くの目標も達成できる
→象は大きいけど高い木の実には届かない。鳥は届くけれども安定しない。みんなで協力すれば難しいことも可能になる自分より小さいものにやさしくしよう・譲ろう。
大きいからと言って偉いわけじゃない(≒実るほど頭を垂れる稲穂かな)
労働や働きが上流であろうと下流であろうとみんな偉い




時計回りに一周してお参りをした後は、建物を出てハマリン・ヒードへ。

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