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育成論26 ~幹と枝葉~

こんにちは!シュウです!

今日は、指導する際に気を付けて欲しい幹と枝葉の考え方をお伝えします!

是非ご覧ください!


テーマ 幹(スキル)と枝葉(戦術)

指導者の中には、木で言うと幹(スキル)の部分の指導を得意とする指導者もいれば、枝葉(戦術)となる部分の指導を得意とする指導者もいます。

SNS上ではこの両者が乱立しており、時に対立を生むこともあります。


この問題についてですが、私は

どちらが大事かと言われたら間違いなく幹であるが、枝葉となる部分を無視するのはもったいない

と考えています。

ようするに、

どちらも大事であり、尊重し合う関係性

であるということです。

私のこれまでの記事では割と枝葉の記事が多いかと思うのですが、それは読み応えのある記事は枝葉にあたる部分が多いためそう感じるだけです。

枝葉の重要性は認識しつつも、幹の大事さを見失っては全くないです。

練習構築(タクティクス)では常に幹となる練習をベースとしてメニューを組んでいます。

私の記事にも度々登場する野球指導の師匠は、この幹と枝葉のバランスが驚異的でした。

サード私学レベルの学校でありながら、毎年のように本格派投手と技巧派投手を同時に育て、打者も長打が魅力の打者から繋ぎの打者まで選手それぞれの個性に合わせて育成していました。

こうした幹の部分の指導に加え、私の記事でもご紹介している三盗や重盗、中継プレーなど多くの戦略的要素をチームに仕込み、

選手の能力も向上して自ら勝ちにいけるチーム(幹)を作りながら、負けにくいチーム戦略(枝葉)も構築することが出来る稀代の名指導者でした。


何故それでもチームは思ったほど勝てていないのかというと、それはその方が監督ではないからです。(涙)

この人との出会いを経て、私は

指導者ってめちゃくちゃ大事だし、何よりも監督が一番大事

だということを皮肉にも痛感してしまいました。


私の指導もその人の影響を多分に受けていますが、そのチームから私が離れて6~7年経つ中で、他校での様々な経験を通して新たな発想や野球観も芽生えてきました。

その方に一番感謝しているのは具体的な作戦の遂行方法ではなく(それももちろんある)

その作戦を思いつくにあたる論理的な野球の見方ですね。


野球の見方が根本にあれば、自分の力でも新たに多くのアイデアが生まれるし、そのアイデアが有効かそうでないかを頭の中で整理することが出来ます。

指導者に必要なロジカルシンキングを学べたのが私にとっては大きな財産になりました。

それではここから本題に入ります。



①幹(スキル)

野球選手の幹となる部分は以下の要素です。

1.打力(ミート力・長打力)
2.走力(基礎走塁)
3.守備力(捕球力・送球力)
4.投手力(球速・制球・変化球)


これが戦術要素を排除したシンプルに必要な能力です。

というか、これらの能力は戦術を考えるにあたって前提にある能力です。

攻撃戦術は基本的に塁に出た後が前提となることが多く、守備戦術においても基礎的な守備力はまずベースにあるのでないがしろにしてはいけません。


上記に挙げた幹になる部分の能力の向上に必要になるのが以下の項目です。

1.フィジカル(身体操作性・柔軟性・ウエイト・筋出力・瞬発 など)
2.野手…オープンスキル
3.投手…クローズドスキル


これらの幹となる部分に多くの時間を割ける練習メニューを組みましょう。

指導者によっては、枝葉となるメニューばかりに時間を取られ、肝心なスキルアップに取り組む時間がなくなることがあります。

スキルあっての戦術である

ということを忘れないようにしましょう。


②枝葉(戦術)

一方で、負けにくいチームを作るためには戦術要素も外せません。
甲子園常連校である大阪桐蔭、仙台育英、山梨学院、健大高崎、横浜などの超名門校は幹だけでなく、この枝葉の要素においても非常に優れています。

枝葉となる戦術を一部ご紹介します。

1.三盗
2.重盗
3.スクイズ
4.牽制
5.特殊走塁
6.対応バッティング


これらの作戦は接戦を勝ちきるための枝葉となる戦術です。

幹が太くなければ接戦に持ち込めませんが、

幹を強くして接戦にすればそこからは枝葉の数と質で勝負は決まります。


リーグ戦で勝つ統計学的戦略であれば幹の太さだけで突破できますが、トーナメントで勝ち続けるためには枝葉は必須です。

枝葉はあくまで付属品でありチームビルディングの主役ではありませんが、蔑ろにしないようにしましょう。


③幹と枝葉のバランス

この二つは、7(幹)-3(枝葉)の割合を取るべきだと私は考えています。

これは試合での意識もそうですが、何よりも大事なのは練習に使う時間の割合ですね。

休日の5時間練習であれば3時間半のスキルトレーニングと1時間半の戦術性トレーニングでいいだろうし、平日の2時間半程度の練習であれば2時間のスキルトレーニングと30分の戦術性トレーニングで良いでしょう。

枝葉のトレーニング(主に特殊走塁)ばかりに時間を取られるのはやめた方がいいです。

試合に勝つために最も必要な要素は幹の能力です。


周りに野球通だと思われたいがための小手先だけの戦術に囚われることなく、試合に勝つための最適な手段を見失わないようにしましょう。


今日は以上になります!

私は、幹を太くして能動的に勝ちに行けるチームを作りながら、枝葉の数で相手に合わせて出す品を変える柔軟性を持ち、高校野球の最適解と呼べるチームを作り上げたいと思っています。

スキルトレーニングについては特にまだまだ分からないことだらけです!(枝葉の部分も同じですが)

色々と教えてください!

今日ご覧いただきありがとうございました!

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