見出し画像

XR Kaigi 2025にイベント出展して道外地方エンジニアの交流の場(と地方イベントの種)をデザインした話

この記事は、『地方でXR系(VR/AR・MR/裸眼立体視など)勉強会 (#地方XR活動) Advent Calendar 2025』の12月11日の記事です。言い出しっぺなので自分で書いています。

こんにちは、じゅんです。
Hokkaido MotionControl Network (#DoMCN)というHoloLens・VR技術好きの技術者コミュニティの勉強会を運営していて、開発者の知見の交流を促進しています。また、元・物性研究者として、研究機関に所属する若手研究者でxRに興味を持つ人を見つけてはHoloLensを被せに行き、開発者コミュニティへの橋渡しを行う事を続けています。これらを適切に表現する職名が無いので、勝手にScientist/Developer Relations と名乗っていました。2024年はCommunity Relationsと言いながら活動し、今年2月くらいにInterCommunity Communications for Tech/Science (#InCommComm)という職名を思いつきました。コミュニティ間越境を伴う交流を最大化するための活動をしています。

 12月1日から3日までの3日間、東京ポートシティ竹芝にてXR Kaigi 2025が行われました。運営・参加者の皆さまお疲れさまでした。
 今回、DoMCNは夏のXR Kaigi Hub in Sapporoの運営お手伝いのご縁からXR Kaigi 公式オフィシャルパートナー(公式HPの下の方に一覧)に選んで頂きまして、DoMCN結成7年目にして初のブース出展の機会を得ました。そこでDoMCNでしか現状できない事を考えて、参加者交流型のブースを作ってみることにしました。今回はその体験設計の備忘録です。来年度以降に出展を検討される他のコミュニティ運営者の参考になる事を期待しています。

XR Kaigiの展示ブースそれぞれの報告はこの記事では一切扱いませんので、公式の(#XRKaigi2025)ハッシュタグツイートまとめを待つか、我々で勝手にまとめたブース来訪者・関係者の発信まとめをチェックしていただくのが良いでしょう。

公式HPより2025オフィシャルパートナー欄。
この並びになることは今後二度とないと思うので記念スクショをしよう!

出展経緯とコンセプトが決まるまで

 今年の3月にMoguraさんのXRKaigi企画担当さんからXRKaigi Hub in Sapporoの開催のための相談を頂き、8月にSCARTSスタジオで開催が実現しました。最初期に頂いた企画原案書にオフィシャルパートナーという記載があったもののどんないい事があるのかもあまり把握せず、その後特に何もなく秋になりました。

 10月16日くらいにXR Kaigi企画担当さんから東京会場での小ブースとロゴ・リンク掲載のお話を頂きました。まずDoMCN札幌組で遠征予定者を訊いてみたところ私以外に居らず、いったん判断保留にしました。その後DoMCN東京組の1人のみやもりさんと20日にお話をして、「もし自分が今地方エンジニアだったらXR Kaigiで何があったら嬉しいか?」のお題で議論しているうちに、「地方のエンジニアがコンテンツ紹介を練習する場所」という方向性が固まりました。この会話の段階で以下の基本方針が出来ていました。

①2時間の出展時間を希望者に共有する
②XR Kaigi 会期の前に出展者は確定する
③同じ地方同士の人の出会いの場として設計する
④出展者はできるだけ既存コミュニティの枠外から選出する
⑤私自身が会場を回る時間も確保する

 実はこの中で⑤が自分の中で大事だったりしました。XR Kaigiは全国から新しいコンテンツが集まる貴重な機会で、その中には地方に居て永遠にさわれないものもたくさん含まれています。ですので、自分がXR Kaigiに参加する時はとにかく一期一会のコンテンツを試すようにと考えています(毎回失敗しますが)。

→「地方のエンジニアがコンテンツ紹介を練習する事を軸にした出会いの場にする」


仲間探しをしなければいけないので調査

 さて、大まかには方向性が定まったものの、現時点で1人運営になる事は変わらずです。アウェーの地で企画を実現するために、まずは調査を始めました。どこかの既存企画にお手伝いとして入って動く事で企画のエッセンスをサブ的に入れ込む事を当初考えていました。

i) XR Kaigi公式
XR Kaigi にはかつてXRエンジニアが個人でコンテンツを置くことができる「クリエイターズスクエア」というエリアがありました。この方式のエリアが今年もあるとすれば、前項②、③は果たせそうなのでDoMCNの独自企画は不要になります。Moguraさんに直接質問してみたところ、今年不開催との事でした。

ii) #大阪駆動開発
10月のXRミーティングの時に、大阪もオフィシャルパートナーとしてXR Kaigiに参加すると聞いていました。一緒に企画をやることに関しては一番手慣れているので、最悪のケースで何もできなさそう、となったときにお願いする候補としていました。

iii) #XR開発者集会  
22日の段階で、出展・セッション登壇を一緒にやるメンバーを募集する事を知りました。27日のXR開発者集会ミーティングにも出席して、企画概要などを確認しました。

iv) #福岡XR部
22日くらいにDiscordで動きが本格的に始まり、出展者・運営者の募集が行われていました。24日にDoMCNがお手伝いできる余地がありそうか質問を書き込んでみて様子を見ていました。出展希望者が自分たちより多そうな雰囲気を感じていましたが、その後ブース要員の不足により出展自体が取りやめになってしまいました。

声掛けと連携先の判断理由

 パッと調査した感じで開発者コミュニティの文脈でブース出展していて、なおかつオープンな運用をしている所がこれだけでしたので、25日にXR開発者集会のごんびぃーくんさんに連絡をしてみて、連携してみないですか?と相談してみたところ快諾頂けたので、以降は合同運営の形をゆるく作る事になりました。
 エンジニアカフェとDiscordを拠点とする福岡に対して、VRChatとDiscordを拠点としているXR開発者集会の方が今回の自分たちの企画とのシナジーが大きいと判断しました。地方からの参加者がほとんどであることが予想されますので、XRKaigiが終わった後もコミュニティのイベント会場に行けて交流を継続できる可能性が高いのはXR開発者集会だと考えています。

合同運営によってできるようになった工夫など(すごい大事)

後々効いた合同運営上の工夫を書いておきます。

・壁の除去
 XR開発者集会のブースはMoguraさんの当初計画で隣同士と情報を企画側から得ていましたので、2x2 m の面積のブース2スパンを繋いで4x2 mの空間にすることを三者で合意を取り付けてありました。これをすることにより、空間を大きく使う出展者の時間などのときのスペース調整ができるようになったり、ブース間でお話したり協力したりがやりやすくなりました。使用電力の状況も時間ごとに変わるので、コンセントを融通し合ったりにも使えました。

とってもらった。3スパンぶち抜きは強度の問題があるかもとか。

・打合せ用Discordサーバの統一化
 XR開発者集会はXRKaigiの打ち合わせをコミュニティのDiscordサーバの専用チャンネルで行っていました。DoMCNの全体打合せが必要になる時期に合わせて、XR開発者集会側のDiscordサーバの打ち合わせチャンネルをもう一つ生やしてもらい、そこで連絡などをやりとりするようにしました。XRKaigiに提出する資料の作成の段取りなどお互いに学ぶ部分が多く、お互いいいとこ取りしながら準備を進めました。出展者同士の自己紹介の場を事前に作るという意味でも必要でした。とりまとめ人、出展参加者双方にメリットがありますので、これはやったほうが良いです。

・合同といいながら名称などは統一せず独立2ブース
 当初は連携先の名称を背負って間借りのイメージでしたが、XR Kaigi運営側の対応がここだけ混乱するのを減らす目的で名称もバラバラ、とりまとめ人も2人体制に残しました。後述の参加者アプローチ施策について、やりたい放題やってきましたが、名称が統一されていた場合はうまく行かなかったように思います。不具合への対応など結構大変でしたが、コンセプトを持っている場合は独立で管理する方がコミュニケーションのストレスが減ります。「隣同士お互いやりたいようにやりつつ、困る場面で臨機応変に協力」という関係性でゆるふわな合同運営を目指しました(実際結構うまく行った)。

 かくして、10/27のXR開発者の定例集会@VRChatにて、DoMCNの出展がアナウンスされました(ごんびぃーくんのスライドで)。

出展の情報提出のスケジュールがきついスタート

 出展を確定させたチームにはXR Kaigi事務局から色々な案内が送られてきます。今年の大会スポンサー企業にだいぶ前に送られていた主催側のスケジュール(当初)と、ブースがXR Kaigiに提出しなければならない各種情報の種類と締め切りが書いてあります。自分たちは10月26日に出展を決めて企画担当者に伝えたのちに27日に事務局から案内が来ましたので、すでに各種提出締め切りを過ぎた状態からのスタートでした。今回の出展は正規のスポンサーと別枠で後から決まったものですので、オフィシャルパートナーブースの対応は本来の時間軸とはもともと異なるようです。

当初予定のスケジュール(関係ないところは網かけました)
提出物・検討項目のリスト。


オフィシャルパートナーロゴ画像の提出締め切りが10/28 15:00, 
公式サイト掲載用ブース情報(ロゴ画像、出展者説明、展示の画像など)の提出締め切りが10/31 15:00まででした。ロゴ画像は29日に提出、ブース情報を11/3(月)に提出しました(本当にスミマセン)。

connpassイベント情報(後述)を公開してから、少しずつ素材を作ってとりあえずのブース紹介ページを作りました。これは大会開催1週間前くらいからほぼ毎日アップデートをかけて日々の差分を追記していきました。

ブース出展自体をイベント内イベントに変える実験

地方XRエンジニアの成果物を見せあう会 in XRKaigi 2025 with DoMCN

 冒頭の方針の③:同じ地方同士の人の出会いの場として設計する を実行するために、今回もプロセスマーケティング的にやるぞ!と仕込みを始めました。タイムリーな発信を絶やさず続けてXRKaigi参加予定者の認知を得る必要があります。公式ページのブース紹介の更新だけだと誰にも届かない可能性があり、工夫が必要でした。
 そこで、あんまり他所ではやらなさそう(やれない)な装置として今回イベントページを独自に作りました。
 イベントページが出展者の情報とブースのコンセプトの詳細説明とタイムテーブルの機能を果たし、展示の紹介も随時増やしていけるという方式は夏のポジティブースの時の手口を流用しました。

 出展者が決まり情報が増えていくたびに更新情報をconnpassページと公式ページの両方に載せていく事で、自分たちでコントロールできる情報公開と、オフィシャルに残る情報の両方を充実させていく形に持っていけました。

 以後、とにかく走りながら企画を成立させるための仕掛けをしていく事になります。DoMCNのコミュニティロゴだと今回の企画内容がさっぱり分からないので、日本地図を使ったものを新たに作りました。

「○○地方から参加するかも」枠の導入で同郷マッチングの可能性を上げたい試み

 今回新たに、connpassページの参加者欄をひたすら区分けする実験を取り入れてみました。そのシンプルな例が地方ごとの訪問宣言枠です。出展者の出身地情報は出展者欄に明記することは決めていましたが、イベント公開当時、出展者も参加者も誰一人決まっていない状況でした。なので、運営が取りうる2通りの声掛けパターンを考慮して、この枠を作りました。

①出展者が決まって、同郷参加者がいない状態
→その地方のXRエンジニアの知人や企業にお知らせしてブース訪問をお誘いする
②出展者がおらず、○○地方の訪問予定者が居る状態
→その近隣地方のXRエンジニアの知人や企業にお知らせしてブース出展をお誘いしてみる

 目的はあくまでマッチングなので、マッチングの可能性の枝を運営側で切っておくことが大事かなと思って入れてみました。全国の勉強会に参加している自分的には②の方が簡単でした。
 「枠に登録した人は本当に来てもいいし、来なくてもいい」というゆるい運用なので、自然に来たくなるような情報を運営側が用意するようにしていました。タイムテーブルがあるので、狙ってくることも避ける事もできます(「私の事が嫌いなので行かない」もまあある話だと思いますので、機会損失をさけるために私の不在もわかります)。

#地方XR活動 アドベントカレンダーの早期公開

『地方でXR系(VR/AR・MR/裸眼立体視など)勉強会 (#地方XR活動) Advent Calendar 2025』 を今年も設置して、11/1に公開しました。これは、投稿者は誰でもOKで、地方のコミュニティイベントを紹介できるように去年から作ってみているものです。11月から設置してある事によって、XR Kaigi本番までに投稿予約してくれた人の話題を予想できたり、本番で出会った時にその話題から始められたり、本番後にイベントがもし生えた時の報告先としてつかえたりという効果を期待しています。

ここまでの準備をもって、出展者募集のためのイベントページ(効力1か月)、コンテンツ表示のための公式HP(効力3日)、効果測定のためのアドベントカレンダーという3つの装置を揃えました。

出展者集め・アナウンス拡散を兼ねたイベント参加・支援

 札幌のエンジニアの大部分の今も変わらぬ特性として、「知ってる人のイベントなら行くかもしれないけど知らない人のイベントに絶対行かない」みたいなものがあります。これを常に想定して、自分自身がイベント前に知られに行く事を続けています。

11/14,15 Unreal Fest Tokyo 2025(の地方サテライト)

 ゲーム開発者業界ではよく知られているUnreal Engineのカンファレンスイベントが11/14,15に開催されました。今回、地方サテライト会場設置の呼びかけが急遽出されて、DoMCNはサクッと乗っかりパブリックビューイング会場の設置・運営に走りました。XR Kaigiの準備と並行して準備を進める過程で、札幌の #XR研究部会 おのでらさんと初めてイベント運営を共同で行い、これによって自分たちの雑な運営スタイルを知ってもらうとともに、多少の信頼をして頂けるようになったようでした。
 連絡がしやすくなったことにより、今回の出展者(12/3)のべじまいとさんを #XR研究部会 のほうから紹介してもらえたり、展示のサポーターとしておのでらさんご自身にお任せできたりに繋がりました。
 振り返ってみるとこのUEイベントが無ければ札幌コミュの連携には至っていなかっただろうという事で重要イベントでした(この準備のことも別途noteに書かねばですね)。

11/22,23 #XRmAichi & #名城3DScan

 夏のXR Kaigi Hub in Nagoyaで開催がアナウンスされた秋の名古屋イベント2連発です。3Dデータ取得・活用をテーマにしたこれらの会ではとても多くの参加者があり、私も #XRmAichi のハッシュタグで情報を追いかけたほか、現地参加者のツイートにいろいろ反応してみたりしてひっそり参加しました。
 我々の企画情報をたくさん宣伝していた時期でもあり、中部方面からの来るかも枠としてこちらの参加者の方が乗っかってきてくれました。大変ありがたいノリの良さでした。

11/19 #XRMTG

#大阪駆動開発 の3拠点を中心に、#福岡XR部、#XR信州、#DoMCN との六拠点連携開催の月1ミーティングです。夏の時と同様に、ライトニングトーク枠を頂いてUnrealFestの話とブース出展のお話をしました。この時点でブース出展予定者が2名決まっていましたので、そのコンテンツの紹介も織り込みました。
 企画について、SNS上ではほとんどの情報を小出しに扱っていたのですが、ここでいったんひとまとめにしてトークで説明する事で、自分自身でも頭の整理などに役立ったかなと思っています。

11/24 #XR開発者集会 @VRChat …は今回お流れ

 毎月最終週の月曜日に行われている(たしか)集会のテーマがXR Kaigiの予習でしたので、準備の順調さによってはもうひと告知くらいうてるかな…と密かに思っていました。物事そんなにうまくいくこともなく、11月開催は中止で、次回12月になりました。きっと新規さんも居る事でしょう。


 「イベントの9割9分は準備」と私は思っていますが、準備期間でどれだけのエンジニアと有効な接点を持つかが当日のコミュニケーション創出に直結するので、わりかし頑張りました。

べじまいとさんのデモ出展用の機材を現地調達するチャレンジに成功

 11月8日に #XR研究部会 おのでらさんからメッセージが入り、教え子の学生さんの出展希望があると教えてもらいました。アカウントを見た時は初見でしたが、7月のVketReal in Sapporoでネイルチップと裸眼立体視空間再現ディスプレイで展示してた方と判りました。これは実物のネイルとVR用アバターのネイルを一緒にすることで本人のテンションが上がるという内容なので、本質的な要素としてデジタル側の存在感が求められ、立体映像の提示が必要になります。VketRealの時はSONY ELF-SR1を使用されていました。

 これはぜひ東京でも同じ機材で展示してほしいと考え、調達の方法を検討しました。
 ①ELF-SR2開発コミュニティ(@AkemoriAkaneさん)に頼る
 ②ELF-SRシリーズを所有している在京個人クリエイターさんに頼る
 ③ソニーさんに直接借りる 
今回は一番難しそうな③でいってみることにしました。残り準備期間が3週間で時間が足りないので普段は企業さん相手にこの手の交渉は絶対しませんが、9月の #道総研XR のXYN紹介回のお手伝いをしていた関係で中の人との連絡パスと信頼関係作りがほぼ済んでおり、ダメと判るまでの時間もそれほど要しない状況だったことから、ダメ元チャレンジという事で選びました。

 11/8の段階ですぐに、HoloLensコミュニティ時代からお世話になっていた上田さんに事情説明と依頼をメッセージし、11/17に確保OKの連絡を頂き、受け取り・返却の段取りを詰めていきました。タイムテーブルなどの準備状況を共有し、どこまで公開資料に載せて大丈夫か確認をすすめ、最終的にはタイムテーブル・公式ブース紹介それぞれに協力社名が書けるようになりましたので、随時更新して今の形になっています。
 大会初日の1日にホテルに直接運び込んでいただき、3日に組み立てとセットアップを開場中の会場で行い、3日午後からデモ展示をしてもらうというぶっつけ本番運用になりました。

 おそらくコミュニティ経由でもお借りする方法は作れたと思っているのですが、「コミュニティ活動の展示にベンダー企業側も賛同して協力してくれる」構図を作れるのが私の標ぼうするInterCommunity Communications職の強みでもあるところですので、ここがうまく行ったのは一つの自身にもつながりました。

新潟コミュニティの発掘

 11月9日から突然新潟コミュニティが生まれそうな動きが始まりました。去年自分が新潟出張ついでにXRミーティング新潟会場を設置した時には未発見だった流れでしたので、もしかしたら今回の機会を活用してくれるかもと思い13日にお声がけしました。@fubuki35 さんのえだまめ早食い選手権VRのコンテンツはXRミーティングで紹介頂いていたのと、ご本人が展示の場所を求めているとも当時おっしゃっていたので、決まるのは一瞬でした。

 新潟のXR企業さん・学校さん、北陸方面のエンジニアなどに告知を送ったりしたほか、fubukiさん本人も展示説明用のポスターを急遽作ってくれたりして、非常に熱心な感じで取り組みが進みました。出展決定から本番までの間に、にいがたデジコングランプリ2025の優秀賞も受賞されたようで、タイミング的にも最高のタイミングだったようです。

裸眼立体視デバイスを愛する会

 今年の展示に関して最初に相談した @Dmiyamo3 には何か展示を置いてもらう予定がありました。しかし、今回のブースコンセプトが地方エンジニアの出会いの場なので、現在東京在住の @Dmiyamo3 をタイムテーブルに最初に書く事は自己矛盾が起きると思ったので、最後の最後に追加させてもらいました。彼は #XR開発者集会 からも出展できる属性を持っているので、ごんびぃーくんさん側からDoMCNブースに出向という形も一応考えましたが、テクニカルすぎるのでやめました。
 (すごい細かい事ですし判断が正しいか今もよく分かりませんが、) @Dmiyamo3 だけは地名も紐づけていません。DoMCNも付けてなかったりします。地名の代わりに、関心対象のカテゴリを新しく作って、裸眼立体視好きとして集まってもらう事を思いつきました。
 ベンダー側の人にちょっぴりちょっかいをかけたりして、気づいてくれーと思ってましたが今回は残念ながらやり方が下手すぎたようです。要改善。

タイムテーブル用ポスター

夏に引き続き、タイムテーブル画像を作り、ブース掲示もできる形に仕立てました。

各出展者から、以下の情報を出してもらい、出展説明に配置しました。
①コンテンツのタイトル
②デモを写した静止画像
③デモの動画を撮ってつぶやいている過去ツイート
④活動ハッシュタグ
これらの情報に、ツイッターアイコンとアカウント、地方を付け加えて1セットとし、ブースロゴ、ハッシュタグつぶやきショートカットQRコードなど置いて仕上げました。
これはエンジニア向けの内容というか、何時に来れば○○が体験できる、を伝える事を重視したデザインにしています。

公式ページのブース紹介の更新

 今回は事前に企画担当さんより得られていた情報で、公式ページ内の情報を出展者側で随時編集ができるという事でした。画像が3枚載せられるので、出展登録時に提出した企画概要の絵に加えて、タイムテーブルの図、5階フロア内のブース位置の図を新たに追加しました。
 実はブースロゴも最初のものから少し変えてあります。出展者しか気づかない部分ではありますが、出展者の地域のピンの色が明るくなっています。


ようやく本番

準備だけの1日目

 1日目はトークセッションのみの日でしたので、会場で普通にツイート実況で状況を共有し続けました。そういえばキーノートに最初から会場に居たの初めてかもしれません。去年はこれをやってたら名古屋のじんどうさんが話しかけに来てくれてお知り合いになれたので、今年もそんな事が起きるかな~と思っていましたが特にそんなことも無く、昼に展示フロアの準備に行きました。
 いわまさんやA-kunら道民勢の皆さんとお話をしながら自ブースの最低限の準備をして(ほたてスープの素配っただけ)、アワードで #XRm鹿児島 の受賞を見届けて宿に帰りました。
 ネットワークパーティはいつも不参加ですが、準備作業に追われて出しそびれになっていたお知らせメールを出す方が大事なので宿でもずっと作業していました。

真面目に運営する2日目

 ブース初日の展示サポーターは私でしたので、設営が終わった直後の様子、デモの体験動画、見るべきポイントなどをまとめて発信していました。
集客が大丈夫そうなのを確認してフロア内をフラフラ回っていました。時々様子を見に戻って来ては、地方エンジニアの方に発見されて名刺交換からの初めまして(リアルでは)の儀式と世間話などをして過ごしていました。いろいろな地方の背景が聴けて良かったです。
 2日目午後にいわまさんによる建築業向け3Dスキャン技術活用紹介セッションがあったので応援に向かい、残りは再びブースを見守っていました。


バトンパスな3日目

 3日目の展示サポーターはおのでらさん(@rinagoosedrum)にお任せしていたので、べじまいとさんとの合流と、ブース風景の撮影などもやってもらいました。
 私はタイムテーブルポスターをA4に印刷したものを作り、出会った知り合いや訪問ブースなどで裸眼立体視コンテンツが出るたびに5階のブースの紹介も行っていました。
 展示も無事終われましたので、予定通り早仕舞いして、お借りした機材を返却しました。初日に機材を届けてくれた上田さんもELF-SR1での展示の様子を見る事が出来たので、ブース展示開始時間が少し遅れたのは結果オーライとなりました。

 会が終了後、大井町の宿に向かって、#TryAR よしながさんのARアプリのテストをお手伝いして、その後はツイートまとめの作成を行いました。

終了直後にposfie(旧togetter)を公開して共有

 ブースを回って体験したコンテンツを一通り報告したあと、サクッと一連の関連ツイートを集めてその日のうちに公開しました(←寝なければその日のまま派)。機材協力いただいたソニーさんにも速攻報告を出しました。

 20日の出展公募締切後にお声がけするもちょっと間に合わなかったりした #XRShiga , #xrshimane なども勝手に取り込ませて頂きましたが次回に似たようなチャンスが発生した時にもこんな段取りだったなと思い出してもらえればいいなと思っています。

タイムテーブル最終版を作成して公開

 XR Kaigi 本編の展示で撮影した各出展者の画像・映像ツイートを元のタイムテーブルのものに差し替えて整理しなおし、2025年の #地方XR活動 ブースの最終成果物として公開しました。
 私が居る時に来場者から聴きとれたもの中心ではありますが、ブース来訪者の居住地分布も作れましたので新たに図に導入しました。日本全国いろいろな所からお越し頂けていました。このチラシはA4印刷して持ち歩いて、コワーキングなどでオーナーさんなどに見せるといいことが起きる紙ですので、関係者のみなさんはぜひ活用して頂けるといいと思います。

XR Kaigiはきっかけにすぎず、ネクストアクションが大事

 今夏に休眠ぎみだった #XRShiga は今回の一連の騒ぎに影響されてかLT会が再始動しました。12/13に行われます。オンラインでも参加可能な形式なので、話したいネタのある方は参加してみましょう(私も参加登録済み)。

同じ日に #福岡XR部 の忘年会ミートアップもエンジニアカフェ&オンラインのハイブリッド形式で開催されます。近隣の方はXRデバイスの体験もできると思うので週末覗きに行くのもいいと思います。


 毎月第三水曜日開催のXRミーティングも来週開催されます。大阪は現地会場があり、他はオンライン(zoom&Youtube併用)となりますが、発表のハードルの低い会として続いていますので、ネタのお披露目にはとても良い会です。また、現在大阪・関東・神戸・福岡・信州・札幌で運営していますが、運営拠点として新しい拠点を作りたい場合にもサポートできますので、運営者の練習にもいかがでしょうか。
 今月は #XRm鹿児島、#XR新潟 のお話も聴けると思います。


事後のアウトプットがどれだけ見つかるかが来年の楽しさの予測材料

 しつこく登場するアドベントカレンダーですが、12月のカレンダーは記事アウトプットの流れが速くなる中で知見をストック情報化する装置です。Xのアルゴリズムもいろいろいじられて行って、もはや関心の外側の情報を平時のタイムラインから得ることが難しくなっていますので、こういう特集号みたいなものに載せておくことの意味はきっとあとからできてきます(たぶん…)。
 意味があると思っているので私は25日以降もちまちまと埋めていく活動を予定しています。なんと札幌には年末に煩悩の数だけみんなで記事を書く謎イベントがありますので、こちらにも貢献しつつ各地の草の根活動を探してみる予定です。

やってみた成果

 当初の目標であった、地方エンジニアの出会いの場の雰囲気は割と実現できてたような気がします。大会前に #XRKaigi のハッシュタグで今年一番うるさくつぶやいている人をやったおかげで、5階に地方ブースがある事を事前に認知して訪れてくれるお客さんが多かったように思います。わっふるさんが新潟出身ということで地方の出身者同士がおしゃべりする機会も目撃できました。#XR新潟 の発足もうまく行けばいいなと願っております。

 一方で、同じ地域からの出張者をここでマッチングさせる事は札幌以外はできてないので、地方参戦組にダイレクトに告知を届ける仕組みがもうちょっとあるとよかったかなと思っています。

 私としては、これを発火剤のようにして地方のXR勉強会イベントが一つでも生えれば最終ゴール自体はクリアなので、実は大会開催前の滋賀の件で達成済みでした。

 一人ではまず実行しきれなかった企画だと思うのですが、助けてくれる人がタイムリーに次々現れた事が非常にラッキーでした。XR開発者集会ブースと協力できたのが非常に効いていて、私が不在になっている時に緊急の対応が必要になってたいくつかの場面でごんびぃーくんさんがケアしてくれていた事も後で知りました。

 DoMCNはこれが実はXR Kaigi本体への初出展となります。出展者じゃないと知る事のない準備のスケジュール感ややり取りの仕方などを学ぶことができ、またこの企画のノウハウも含めて公開できることが収穫だろうと思います。

課題は去年を上回る時間不足

 去年同様、ブースを回って体験する私の時間が大きく失われてしまい、去年おととしに出会った方々にあいさつする機会も大幅に減ってしまったのが立ち振る舞い上のミスだったと感じます。

 参加者側の知り合いが多すぎて、ちょっと歩くたびに世間話をする相手が見つかり、話しながら歩いていたら出発地点に戻ってきてしまう…を繰り返していました。トータル10ブース回れていませんでした。。出展者側の新たな知り合いが欲しいと思っているのですが。。

 という事でせっかくブースがたくさんあるのに自分自身はそれを十分生かせず、本来出来てた発見をだいぶ見落としてきただろうなという気持ちは残りました。

 現地でこうなるのが嫌だったので、ブース出展での困りごとを事前に潰すことに全力を注いできたはずなのですが、不慣れなものでケアが足りなかったです。

まとめ

2025年の最後を飾るXR Kaigi本編での活動をまとめました。
今年は6月の名古屋、8月の札幌、9月の大阪と回りました。
札幌開催を成功させるための視察の名古屋、越境と発信の重要さを伝えるための札幌、単に自分がブースを見て回るための大阪、とそれぞれテーマがありました。
今回の東京は、再現性のある地方間ネットワークの作り方の検証という感じになったように思います。楽しい実験ができました。ムチャクチャな動きに付き合ってくれた皆さま、運営のみなさまありがとうございました('ω')。

来年は就職活動を今以上にちゃんとやらないといけないので(本当に行き先が無い💦)、今年のような1年越しのプロジェクトはできないと考えています。願わくば誰かエコシステム活性化のおもしろ企画をやってほしいと思っていますので、何かネタを思いついて助言が必要であれば気軽に相談して頂きたいです。

ところでこんな感じで体験設計を毎回考えながら色々やっています。XRコンテンツの移動式体験会場もできますので、ソリューションの代理店営業的に活用してくれる企業さんいませんか(唐突な営業)。

以上です。

たぶん最初で最後なので持ってきました

(2025/12/9 初稿 12484字 2 days うえださんチェックOK
 2025/12/11 mogura担当者さんOK ごんびぃーくんOK
 2025/12/11 おまけ①追記 公開 13183字)


おまけ① AIに設計内容を分析してもらうのコーナー

AIに今回のイベント設計のエッセンスを分析させた結果のリンクを共有します。Manus1.5無料版(2025/12/11時点)に、本記事のURLを渡し、以下の順にタスクを指示してみました。

・この体験設計の中で、あえてしなかった事などを推定してリストし、その意図と妥当性について論じて下さい。

・この体験設計の中で、普通はやらないがあえてした事、目的達成のために発明した事をリストし、その意図と妥当性について論じて下さい。

おまけ② 旅の振り返り