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⑭母親の認知症(アクティブな母のプライド)

▶︎最初から読む:姫路への道のり-①母親の認知症
▶︎前回のお話:
⑬母親の認知症(進行する症状)

私が家を出てから、デイサービスの利用を勧められて、母はそこへ通うことになった。しかし、母はそれを頑なに嫌がるようになっていた。

それには、母なりの理由があった。
母は以前、特別養護老人ホームやデイサービスでボランティアをしていた経験があった。かつて「お世話をする側」にいたというプライドが、自分がお世話される立場になることを拒んだようだ。

年齢的なこともあった。
当時、母はまだ70歳程だったが、そこのデイサービスを利用している人たちの多くは80代だった。母には「自分よりずっと高齢の人が行く場所」と映り、「私がいくようなところではない」と、認められなかった。

母は健康に気を使っていて、とても元気だった。
毎日のウォーキングを欠かさず、友人たちとヨガやグラウンド・ゴルフ、カラオケ教室に通うなど、とにかく多趣味でアクティブ。家では畑仕事もこなしていた。


母は友人も多く、ボランティアにも参加して、運動もする。賑やかなことが好きで、家では畑もやる。

けれど、そんな集まりの場でも、母は癇癪を起こすことが増えたようだ。

こんな人でも、認知症になるんだな…


▶︎次回のお話はこちら
⑮ 母親の認知症(姉妹の仲が拗れた原因の一端)

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