【老後生活】食費を1日2000円に増額! すげえリッチに
定年以来3年以上、わたしは一ヶ月の食費30000円(1日1000円)で暮らしてきた。
1000円以内で3食外食できるか、という実験なんかもやっていた。
昨年10月、物価高騰に耐えかねて、月36000円(1日1200円)に増額した。
そして、この7月1日から、食費月60000円(1日2000円)に増額することを、わたしの脳内閣議で決定した。
べつに収入が増えたわけではない。
年金は増えない。
物価高に追いつけず、むしろ実質目減りしている。
それでも支出の大幅増額を決定したのは、基本的には、もうすぐ死ぬからである。
死んだとき、カネが残っていると無念である。きれいに使い切りたい。
だから、わずかな貯金だが、それを少しずつ、使い切る方向に舵を切りたい。
その第一歩である。
べつに、今現在、余命宣告とかされてるわけではない。
まあまあ健康で、大きな問題はない。
しかし、そろそろ余命宣告とかされてもおかしくない歳だ。
使い切るには、余命宣告されてからでは遅い気がする。
このように、老後資金を自分で少しずつ「昇給」させていくことは、老後の計画として、最初から決めていた。
貧しくなっていく老後は寂しいが、「リッチ」になっていく老後は張りがある。
定年後、食費を1000円に落とした時は、みじめだった。
現役時代、わたしは食費を1日5000円くらい使っていた。
外食ざんまいで、夜には(高級店はムリだが)居酒屋で一杯やる余裕があった。
そんな生活が、いきなり不可能になる。
生活水準を落とすのは、つらくて苦しい。誰もが恐れることだろう。
わたしも、最初はつらかった。
だけど、それで3年以上暮らしてきたことが、老後のいしずえになったと思う。
食費1000円では外食できないので、自炊を覚えた。
買い物もうまくなった。
1000円あれば、十分にいい食事がつくれるし、最近ではカネが余るようにすらなった。
要するに、この程度の貧乏には、適応できるようになった。
いつでも、そのくらいの生活水準まで落とせる、という自信にもなった。
節約生活が身についていたので、きのう買い物に行って実感したが、1日2000円の食費は、使い切れない感じである。
2000円分の食材があれば、たぶん5000円分の外食同様の食事がつくれるだろう。
でも、とりあえず、そのぐらい増額しないと、「リッチ感」が味わえない。
節約も、習慣化しすぎると、いわゆる「貧困妄想」に取り憑かれて、実態以上に自分の生活をみじめに考え始め、人生に悲観してしまう。
老後「昇給」計画は、老後に幸福感を持続するための策でもある。
最終的には、今の日本、破産してもなんとかなる。生活保護もあるし。
ただ、きのうちょっと思ったのは、老後の幸福感を持続、上昇させるためには、食費よりも、「交通費」予算を上げた方がいいかもしれない、ということだ。
以前にも書いたが、移動のコストの高さが、意外に老人の行動意欲を失わせる。
うんと年をとれば、「老人パス」のようなものがもらえるかもしれないが、その頃にはヨボヨボで移動どころでなくなっている(?)。
1日1000円(月30000円)、交通費が使えるようになれば、行動範囲が非常に広がるだろう。
食えるのも今のうちなら、旅をするのも今のうちだ。食費と共に、そちらにも焦点を合わせるべきかもしれない。
と、まだ試行錯誤中だが、とりあえず今月は、これまでできなかった外食なぞをして、しばしリッチ感を味わいたい。
<参考>
