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「左翼」のしぶとさ、「中立」のずるさ

「左翼」のしぶとさ


マスコミは、自分たちの役割をよく「権力の監視」というけど、怪しいですよね。

その「権力」とは何か。権力とは誰か。それは、彼らが勝手に定義する。

彼らの姿勢は、公正じゃないんです。


それがよくわかるのは、自民党(の保守派)と連立を組んだ途端、日本維新の会が攻撃されていることです。

アークタイムズが、取材名目で住居侵入した、と維新の藤田代表が怒ってる動画がXでバスってたけど。


メディアは、同じことを、自民党と長年連立を組んでいた公明党にやりましたか、ってことです。

池田大作が生きてるか死んでるか、病院に侵入して確かめようとしたマスコミがいましたか、と。

30年近く政権与党だった公明党は、権力そのものでしょう。でも、公明党・創価学会への批判は、事実上タブーでした。

維新は監視すべき権力だけど、公明党はそうではなかった、とすれば、その基準は何だ、ということになる。


それはともかく、さっそく始まった赤旗の維新攻撃。

藤田共同代表の公設秘書の会社に、税金が還流していた疑惑です。


維新の藤田代表の赤旗への反論は、歯切れがよく痛快でしたね。

でも、あれ?と思うところもあった。

たとえばーー


日本維新の会・藤田文武共同代表「しんぶん赤旗は公平性を重視する報道機関ではない、共産党のプロパガンダ誌。


ーーという認識はいちおう正しいけれど、じゃあ、政党機関紙でない新聞が「公平性を重視している」かと言えば、また別問題じゃないですか。

アベガーで、「桜を見る会」問題の時なんか、一般紙が一斉に赤旗を後追いしてたわけだし。


赤旗は、「押し売り」でも問題になっています。


東京都新宿区の管理職に対し、共産党区議による政党機関紙の「押し売り」が横行していることが、区のハラスメントに関する職員アンケートなどで明らかになった。勧誘を受けた管理職のうち60%以上が心理的圧力を感じており、他会派からは共産の組織的なパワハラを指摘する声が上がっている。


でも、こういうことも、一般紙がしていないかといえば、していました。少なくとも私が現役の頃は。

部数が減って困っている新聞社は、「社員拡張」みたいなことをやっていて、役所の秘書課長に何部かお願いする、みたいなことやってました。


新聞の押し売りだけでなく、新聞記者は、役所に接待の強要なんかもしてました。少なくとも昭和の時代は。人々の税金で飲み食いして平気でした。

それについては、以前書いたことがあります。


このあいだの川崎市長選でも、宮部龍彦候補が、川崎市庁舎が記者クラブに無料提供されていることを、問題視していました。


川崎市はあの立派な川崎市庁舎の2階の一室を無料で記者クラブに提供しています。その根拠となる法令や取り決め文書も存在しません。市民の常識からすれば、ありえないことではないですか?


宮部氏は、こういうことを言うから、マスコミから嫌われて当然でした。

マスコミとしては、触れてほしくない部分です。


この記者クラブの問題も、私の現役時代からある問題です。

押し売りや接待、記者クラブ問題は、以前にくらべたら、かなり改善されていると思います。ほうぼうで問題になりましたからね。

でも、問題にしなくなると、またやり始める。


記者には、何か「フリーライダー」意識があるんですよ。

まともな商売をしているわけでないから、どっから自分の給料がでているか、わからなくなる。

会社からも、「経営のことを気にせず、社会正義を追求せよ」みたいな教育を受ける。

そうすると、市民の税金だろうが、会社のカネだろうが、区別がつかなくなるんですね。


話を、維新の藤田氏の「政治とカネ」問題に戻せばーー。

このスキャンダルは、今のところ、あまり広がらず、攻撃側は赤旗とかアークタイムズとかに限られている感があります。

それ以外の主流マスコミは、高市政権の高支持率にビビっているのかもしれない。それはそれで、情けない。

悔しいから、トランプの支持率が落ちてる! みたいなニュースばかり流している。


そのアークタイムズにいた望月イソ子さんのパーティーに集まった面々のことも、SNSで話題になっていました。


望月衣塑子さん新著出版会の出席者がすごい

・鳩山由紀夫
・福島みずほ
・鈴木エイト
・田原総一郎
・浜田敬子
・前川喜平
・佐高信
・青木理

オールスター


かなり囲い込まれた感じのメンツですが、それでも、今もテレビに出ている有力者、主流マスコミ人たちです。

そして、やっぱり佐高信がいるのが気になる。

この爺さん、元気だな、と。


いま、左翼は追い込まれているように見える。

だけど、それは30余年前、冷戦が終わった時もそうでした。


左翼の雄だった朝日新聞も、一時は観念して、新左翼の機関誌みたいだった(日教組の先生とかがよく読んでいた)「朝日ジャーナル」を廃刊しました。1992年のこと。

あの時も、左翼はもう終わりかと思ったものです。


でも、「朝日ジャーナル」廃刊に抗議するように朝日をやめた本多勝一と、「シン朝日ジャーナル」として「週刊金曜日」を立ち上げたのが、佐高信でした。椎名誠とか、落合恵子などと共に。


まあ、すぐ潰れるだろう、と思っていましたが。

でも、この「週刊金曜日」は、朝日・毎日あたりでも「さすがに左翼すぎるだろ」と出世できなかった記者の、事実上の「天下り」先になり、今も存続します。


左翼ってのは、基本、逆境の中に生きる生き物ですから。

しぶとく、強い。その生命力は、ある意味、尊敬に値する。佐高信は、その象徴みたいな人ですね。(尊敬はしていませんが)

田原総一朗もそう。なかなか死なない。もちろん、いつまでもお元気でいてほしいものです。


そして、浜田敬子とか、望月イソ子とか、鈴木エイトとか、何となく後継者ができている。主流マスコミの中に。

だから、まだ当分は、左翼は生き残るだろうと見られます。


「中立」のずるさ


左翼は、社会の中に、いていいです。

社会の中で役に立つこともあるし、立派な人もいると思う。

私が問題にしているのは、主流マスコミで「左翼言論利権」みたいなのを引き継いで、いつまでもメディアを偏向させることです。


そういう観点から、私が気になるのは、こういういかにも左翼の人ではなく、広い意味で「文化人」みたいな顔で出てくる、寺島実郎とか椎名誠みたいな人です。

たとえば、こんなイベントがあります。


「人生100年時代」を考えるトークイベント 
『変わりゆく時代の中で~ 未来への道標』 
11/10(月)~11/12(水) 東京・広尾で開催

寺島実郎氏 (多摩大学 学長)
弘兼憲史氏 (漫画家)
隈研吾氏 (建築家)
古市憲寿氏 (社会学者)
齋藤孝氏 (教育学者)
俵万智氏 (歌人)
大石静氏 (脚本家)
中園ミホ氏 (脚本家)
椎名誠氏 (作家)
中尾ミエ氏 (歌手)
栗原はるみ氏 (料理家)
残間里江子 (プロデューサー)


皆さん、立派な方々ばかりで、左翼ばかりというわけではないですが、何となく「左」味がする。

というか、左翼臭を巧妙に排して、でも左っぽい、というか。

企画が残間里江子氏ということで、納得できるところがあります。

残間さんも、まだ生きてたのか、と。しぶとい。

75歳。今年から後期高齢者で、団塊世代の最若手です。

全体として、団塊サヨクの価値観が濃厚なんですね。


別にこのイベントはいい。いい企画だと思います。

でも、たとえば、俵万智が、新聞社の「第三者委員会」みたいなのに、「中立」の顔して入ることは、ありうるわけじゃないですか。

教科書に出ている有名な人だし、ということで。

でも、本当に「中立」か、と疑う資料にはなる。


前に話題にしたように、新聞社はどこでも、紙面を検証する「第三者委員会」みたいなのを設けてるんだけど、これが噴飯物なんですね。


そういう「第三者委員会」に入ってくるのは、「中立」なフリして、実は左と付き合いがあり、既成マスコミの偏向を、根本的には批判しない人たちばかりですから。

吉永みち子みたいな人が典型だけど。

そういう「中立」なフリの人が、いちばん得をしている。いろんな政府や民間の委員になって、小遣い稼ぎができる。


本当は、メディアを左傾化させているのは、左翼というより、左翼を保護して「中立」のフリをしている連中です。

神奈川新聞の石橋記者だって、本人は川崎総局編集委員とか、吹けば飛ぶような肩書きしかない。彼の存在を許している、神奈川新聞の社長や編集局長が悪人なわけです。

左翼本人たちは、たいがい、出世は諦めて、それなりに潔い生き方をしている、とも言えます。


誰が「中立」のフリして左翼の味方なのか、というのは、メディアの中にいて、左翼を観察していればわかります。誰と付き合ってるかとか、見ていれば。

もう、公安のスパイみたいですよね。私は、左翼にいじめられてばかりだったから、公安の「レポ」みたいな目で連中を見てましたから。左翼臭への嗅覚が研ぎ澄まされています。


たとえば、学者は中立かといえば、ほとんど左翼だし。

働いている人は、特に思想がなくても、人間関係の中で、どちらかの陣営に組み込まれていくものだしね。

マスコミや、人文系のアカデミズムみたいに、左翼が強いところで仕事をもらっていれば、どうしても左翼に都合のいいことばかり言うようになります。


「第三者委員会」みたいなものを作るなら、旗幟を鮮明にしている左派と右派、それぞれ半分ずつ入れる、というほうがいいと思う。

中立でいられるのは、私みたいに、仕事してない無名人だけですから。信じなさい。



<参考>


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