広告経済の次 #14: ささやかな抵抗
これまで見てきたように、
広告経済の弊害は、放置しておくには余りにも重大すぎます。
でも、プラットフォーマー
(Google, Amazon, Facebook (meta), Microsoft, Apple, Netflix, …)
は、一人で闘いを挑むにはあまりにも巨大すぎます。
私たちは、社会運動を興したり、行政を巻き込んだり、
そういう闘い方を学んでいかなければならないでしょう。
また、若い世代や子供に対して、
社会の在り方は自分たち自身でデザインしなければならない、
という意識を持たせることも大事だと思います。
それはそれとして、
今、一個人として、
何かできることはないでしょうか?
些末なことですが、
今日は、書籍のリンクについて考えてみました。
例えばこの note で書籍を紹介するとき、
リンクはどうするべきでしょうか?
私は長年 Amazon のヘビーユーザなので、
考えもせずに Amazon の URL を使ってきました。
でも、それでは Amazon の独占に
加担することになってしまいます。
別に Amazon が「あくどい」と主張したいわけではありません。
「書籍」という人類にとって大事な要素の
評価や販売が一社に集中するのは、
社会全体にとって良くない、
ということを気にしています。
Amazon の競争相手を、
個人的に応援するまでは
しなくとも、
せめて、Amazon と競うチャンスを残しておきたい。
では、
URL を貼らない、
という選択肢はどうでしょうか?
そうすると、もしその書籍に興味を持った人は、
タイトルで検索することになります。
検索エンジンの Google のビジネスに加担することになる。
誰が、いつ、何をきっかけに、この本に興味を持ったか、
という彼らにとっての貴重な「原材料」の
入手に加担することになるわけです。
気にしすぎかもしれません。
でも、私がある本を良いと思ったこと、
それをこの note で発信すること、
そして、それを読んだ方が、その本に興味を持つこと。
この流れの中で、Google や広告主は一切関係ありません。
私や note の読者や書籍の著者・出版社に対して、
何の価値も提供していない。
価値を提供していない者に、
金を儲けさせるのは、社会が歪みます。
というわけで、
特定のプラットフォーマーに利することのない形で、
書籍を紹介する方法を考えたいのです。
そこで チャッピー (ChatGPT) に聞いてみます。
(ChatGPT もプラットフォーマーじゃないの?
と言われれば、その通りですが・・・ そこは目をつぶって・・・)
私: 「
note の記事などで書籍を紹介したいとき、
amazon の url が一番便利だが、
amazon 一強の世界に加担するようで、
気持ち悪い。
どうしたらいい?
」
チャッピー: 「
以下の選択肢があります。すべて一長一短ですが、記事の趣旨・文脈に応じて使い分けるのが現実的です。
1. 出版社や著者の公式ページを優先する
✅ メリット:一次情報。Amazonに依存しない。
❌ デメリット:複数の出版社にまたがるとURLがバラバラ。UXは不統一。
2. 書籍横断の中立的なリンク集サービスを使う
✅ メリット:プラットフォームに依存しない/図書館や書店にもリンク可能。
❌ デメリット:ややマイナーで一般読者が馴染みにくい。購買には直結しにくい。
3. リンク作成ツールを使って中立的に誘導する
✅ メリット:複数選択肢を明示できる
❌ デメリット:リンクが煩雑になる
4. Amazonリンクは使うが、批判的文脈で位置づける
✅ メリット:矛盾を自覚的に処理。読者の多様な選択を促せる。
❌ デメリット:やや説明が長くなる
」
私: 「
2の中立的なサイトにしよう。
特徴と、ビジネスモデルなどを整理してくれる?
」
チャッピー: 「
以下に、Amazonへの依存を避けたい場合の中立的な書籍情報サイトを4つ選び、それぞれの特徴とビジネスモデル(判明している範囲)を簡潔に整理します。
1. Books.or.jp(日本書籍出版協会)
特徴:
日本出版インフラの中核的データベース(書協が運営)
国内で発行された書籍のほとんどを網羅(ISBNが基本)
書誌情報、表紙画像、ISBN、出版社、価格などを提供
書店在庫リンク(e-hon・honto など)に遷移可能
ビジネスモデル:
書協加盟社の出版データベース運営(広告なし・非営利)
書店サイト連携による送客があるが、直接の商業目的ではない
備考:
安定性・公共性が高い
読者向けというより書店・流通関係者向けに近いUI
2. 読書メーター(運営:トリスタ)
特徴:
書籍に対する感想・レビューのSNS的プラットフォーム
会員登録により「読みたい」「読んだ」などの管理ができる
各書籍ページにはAmazon・楽天などへの購入リンクあり
UI/UXが読者向けで親しみやすい
ビジネスモデル:
書籍購入リンク経由のアフィリエイト
広告表示(主にGoogle系)
備考:
Amazon依存を完全に回避したい場合はやや注意
読者コミュニティへの参加がしやすい
3. カーリル(運営:株式会社カーリル)
特徴:
全国の公共図書館の蔵書検索・貸出状況が一括検索できる
書籍ページには「この本がある図書館」「貸出状況」が表示される
ISBNベースで安定的に情報取得できる
書店購入リンクも併記(楽天、紀伊國屋など)
ビジネスモデル:
自治体との提携/業務委託
API提供やライブラリ連携によるB2B収益
書店リンクからの少額アフィリエイト収益もあり
備考:
図書館推しの記事や公共性の高い文脈と親和性が高い
UIはシンプルでわかりやすい
4. OpenBD(運営:出版デジタル機構 / JPO 関連)
特徴:
ISBNを指定すると書誌情報・表紙画像をAPIで無料取得できる
商用利用含めて自由に使える(MITライセンス)
一般読者向けではなく、開発者やサービス提供者向け
ビジネスモデル:
公的資金 + 書協などの拠出による非営利運営
サードパーティによる利活用を促す基盤(B2B的)
備考:
ブログやnoteに自作の中立的書籍リンクページを作りたい場合に最適
UIはなくAPIベース。コードが書ける人向け。
」
私: 「
wikipedia はどう?
」
チャッピー: 「
有効な選択肢です。以下に、Wikipedia の利点・注意点・位置づけを整理します。
■ Wikipedia の特徴(書籍紹介における)
✅ 利点:
中立性:営利企業の影響を受けにくい
簡潔な概要:内容・著者・背景を要約した情報を即時に得られる
信頼の担保:注釈・出典がある記事では学術的な価値もある
多言語展開:日本語版と英語版などを並記すれば国際性にも対応
❌ 注意点:
ない本も多い:マイナーな書籍は掲載されていない(特に日本語)
記事の質にバラつき:出典不足や中立性に問題があるページも存在
購入先への導線がない:書店・図書館などへのリンクは基本的に存在しない
」
結論:
Books.or.jp(日本書籍出版協会)
とりあえず、これを使ってみたいと思います。
理由:
毎回、出版社を調べるのは、
私にとっても労が大きすぎますし、
読者の利便性も損なう気がしました。
Wikipedia は販売サイトへのリンクがないので、
読者は結局、検索することになってしまうという点で、
今回の問題を解決しないように思いました。
私にとって手間がかからず、
かつ、
読者にとっても利便性も大きく損なわれない範囲で、
もっともニュートラルと思われるもの
という観点で、
Books.or.jp が一番だと思いました。
もし、よりよい方法をご存じでしたら、
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